NPO法人地域おこしが、新潟県十日町市の池谷・入山集落で収穫した魚沼産コシヒカリ「山清水米」を原料にした日本酒とクラフトビールの“棚田オーナー制度”のオーナー募集を開始した。

入山集落の棚田は、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選出。

オーナーになると、任意で田植えや草刈り、稲刈りへの参加も可能だ。

週末の田舎暮らしやスローライフを体験したい人も注目を。

新潟「つなぐ棚田遺産」の田んぼで獲れた米が日本酒やビールに。...の画像はこちら >>

掲載元:NPO法人地域おこし公式サイト

“米”を武器に、池谷・入山集落の地域再生に挑む

NPO法人地域おこしは、2004年の中越地震を契機に池谷・入山集落の地域再生に着手。同法人の活動の甲斐もあり、かつて「限界集落」と呼ばれていた池谷集落にも若い移住者が増えてきている。

新潟「つなぐ棚田遺産」の田んぼで獲れた米が日本酒やビールに。NPO法人が棚田のオーナー募集を開始

入山集落といえば、前述の通り棚田で米作りを行っていることで有名だ。そこで同法人でも、棚田を守り未来へと繋いでいくため、魚沼産コシヒカリを「山清水米」と名づけて直販やふるさと納税を通し広めてきた。

新潟「つなぐ棚田遺産」の田んぼで獲れた米が日本酒やビールに。NPO法人が棚田のオーナー募集を開始

そして、2018年からは“米の棚田オーナー制度”を開始。今年は酒類へと間口を広げ、配当米だけでは届かなかった層とも新たな関係を結ぶ。*

地元米からできた日本酒やクラフトビールを手に入れよう

同法人が運営する棚田オーナー制度は、一枚の田んぼを各オーナーで共有する。田植えや草取り、草刈り、稲刈りといった作業については、地元農家の協力があるため参加自由となる。絶対参加というわけではないため、無理がない形で米作りに挑戦できるだろう。

米は収穫後、日本酒もしくはクラフトビールの醸造工程へ。醸造が終了した後は、購入コースに応じた分量の酒がオーナーのもとへと届く。

地元の農産物や特産品が同梱されるのも嬉しいポイントだ。

コースは、日本酒720ml×12本(66,000円)、日本酒720ml×5本(33,000円)、日本酒150ml×4本(11,000円)、クラフトビール330ml×24本(27,500円)、クラフトビール330ml×12本(16,500円)の5種類。日本酒コースのオーナー枠を申し込むと、酒蔵見学や酒造り体験も楽しめる。

新潟「つなぐ棚田遺産」の田んぼで獲れた米が日本酒やビールに。NPO法人が棚田のオーナー募集を開始

なお、クラフトビールの醸造は、十日町市松代地域で活動する妻有ビール社が担当。日本酒は、中魚沼郡津南町に本社を構える津南醸造が仕込む。いずれも新潟県の豊かな雪解け水を活用しており、酒造りの腕は確かだ。

新潟への週末旅行や、“自分の米からできた酒”に興味がある人は、NPO法人地域おこしの公式サイトをチェックしてみては。

公式サイト(棚田オーナー制度/コース一覧):https://iketani.org/products/list?category_id=17

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000167227.html

(IKKI)

*令和7年度米の配当米が届くオーナー制度は好評につき募集を終了
※価格は全て税込

編集部おすすめ