猛暑が過ぎ去り、少しずつ秋の気配を感じる今日この頃。休日はどこに出かけようか、まだ迷っている人もいるのではないだろうか。

そんな人にぜひおすすめしたいのが、代官山 蔦屋書店で開催される「横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会」だ。音楽史に燦然と輝くジャケットアートの数々が、空間を彩る。レコードをインテリアとして飾ることで、自宅にいながらにして、まるで海外のリゾートホテルのような、洗練された空間を演出できるだろう。

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音楽とアートの融合が生み出す、横尾忠則の世界観

横尾忠則といえば、日本のポップアートを代表する巨匠として知られている。1960年代から現在に至るまで、グラフィックデザイン、写真、コラージュ、絵画など、様々な表現方法を駆使し、時代を象徴する作品を数多く生み出してきた。本展では、そんな横尾忠則が手掛けたレコード・CDジャケット作品に焦点を当てる。

とくに注目したいのは、サンタナが1973年に初来日した際のライブを収録したアルバム『ロータスの伝説』のジャケットだ。22面体で構成されたその斬新なデザインは、音楽とアートの融合という視点において、日本の音楽史に大きな足跡を残したと言えるだろう。

その他にも、一柳慧『オペラ横尾忠則を歌う』や、村岡実『緋牡丹博徒 ~尺八による日本侠客伝~』など、横尾忠則の幅広い表現世界を堪能できる作品が多数展示される。

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時代を映す鏡としてのジャケットアート

横尾忠則のジャケットアートは、時代の熱気や精神性を帯びた“表現”そのものだ。1960年代のポップ・サイケデリックなグラフィック作品、1970年代の精神的・象徴的なコラージュ作品、1980年代以降の絵画的表現……。その変遷を辿ることで、時代とともに変化する美意識や社会の空気感を体感できるだろう。

レコードジャケットは、量産されたアートでありながら、その時代を色濃く反映するメディアとしての側面も持っている。

お気に入りの一枚を自宅に飾れば、そこはたちまちにして、時代を超えた創造性とインスピレーションが刺激される空間へと変わるだろう。

今回の展示販売会では、100点を超える作品が販売される。夏の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュするため、休日は代官山 蔦屋書店で、音楽とアートの融合が生み出す極上の世界を堪能してみてはいかがだろうか。

横尾忠則のレコードジャケットの世界 ― アートピースとして出会う展示販売会
会期:9月15日(月・祝)~9月30日(火)
時間:11:00~22:00
会場:代官山 蔦屋書店(2号館2階 Anjin)
所在地:東京都渋谷区猿楽町17-5
入場:無料

Face Records 公式サイト:https://ftfinc.co.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000054349.html

(akihiro takeji)

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