自宅の映像環境にこだわる人へ。「IFA2025」において、プロジェクターブランド「Valerion」が発表した新製品「VisionMaster Max」は、従来の常識を覆す黒の表現力と革新的なノイズ除去技術を搭載。
専用のDolby Atmos対応ワイヤレスサウンドシステムも加わり、自宅をまるで映画館のように変える最新のホームシネマ体験を実現する。
圧倒的な黒の深みと鮮明さを体感する
「VisionMaster Max」が注目を集める最大の理由は、従来のプロジェクターでは到達できなかった黒の表現力にある。独自のNoirScene Systemにより、光の制御を徹底し、暗部の階調を繊細に描き出す。ネイティブコントラストは5,000:1、さらにEBL(Enhanced Black Level)機能を有効化すれば50,000:1へと飛躍。映像の陰影が格段に豊かになり、映像に深みと立体感をもたらす。映画の名シーンで観客を息をのませるあの“闇の質感”を、自宅で味わえるのは大きな魅力だ。
さらに従来型DLPに付きものだったレインボーエフェクトを99.99%排除する独自技術も搭載。色のにじみや不自然なちらつきがほぼ完全に取り除かれ、長時間の視聴でも目の負担が少ない。明るさも3,500ルーメンへ強化され、日中でもクリアな映像を楽しめる仕様となっている。

掲載元:Valerion公式
空間に合わせた柔軟な設置と最新OS
本機のもうひとつの特徴は、交換式ガラスレンズによる柔軟な設置性だ。投写比は0.9~2.0:1に対応し、コンパクトなリビングから専用シアタールームまで幅広い空間にフィットする。特許取得のバヨネットマウントにより、主要ブランドのレンズとの互換性も確保されており、映像環境を本格的に追求するユーザーにとって心強い。

掲載元:Valerion公式
ネットワーク面でも進化が際立つ。ギガビット・イーサネットとWi-Fi 6Eを搭載し、4Kストリーミングやオンラインゲームも快適に楽しめる。
没入感を完成させるワイヤレスサウンド
映像の進化に合わせ、音響にもこだわり抜いたのが「Valerion」の姿勢だ。「IFA2025」では専用の「ThunderBeat 5.1.2 Wireless Surround Sound System」も同時に発表。Dolby Atmos対応で、完全ワイヤレスながら低遅延を実現し、天井方向の音まで再現する立体的な音響を可能にした。映像と音の融合によって、リビング全体がシネマ空間へと変貌する。

映画館さながらの体験を日常に取り入れる価値を考えれば、十分に検討に値するだろう。「Valerion」が提示した新しいホームシネマのスタイルは、映像と音の未来像を先取りする一台といえる。販売は10月を予定。続報をチェックしておきたい。
Valerion「VisionMaster Max」
公式サイト:https://www.valerion.com/global/visionMaster
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000168708.html
(Fumiya Maki)