岐阜県山県市の臨済宗妙心寺派・東光寺で、「禅とアート2025」が開催される。500年以上の歴史を持つ禅寺を舞台に、現代アートと月見茶会が融合し、参加者は本堂や茶室で抹茶と和菓子を楽しみながら、尺八や琴の演奏も鑑賞できる。

寺院で楽しむ日本らしいアート体験へ出かけてみてはいかがだろうか。詳しく紹介しよう。

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東光寺で楽しむ現代アートと月見茶会

岐阜県山県市の東光寺で開催される「禅とアート2025」は、現代アートと伝統文化を融合させた貴重なイベントだ。山県市の地域事業者や市民のPRサポートを兼ねて企画され、歴史ある禅寺を舞台に誰もがアートと文化を身近に体験できる空間を提供する。

イベント期間は、本堂や茶室での抹茶体験に加え、アート作品の展示や演奏会も楽しめるため、参加者は日常を忘れ、心落ち着くひとときを味わうことができる。

岐阜・東光寺|寺院と現代アートがコラボした月見茶会「禅とアート2025」10月開催

本堂プランと茶室プランで異なる体験

「禅とアート2025」では、参加者の好みに応じて本堂プランと茶室プランの2種類が用意されている。本堂プランでは、随時提供される抹茶と和菓子を比較的気軽に楽しめるため、初めて茶の湯に触れる人でも安心して参加可能だ。一方、茶室プランは、明治時代に建立された松尾流の茶室でアート作品を間近に鑑賞しながら本格的な抹茶体験ができ、完全予約制でゆったりとした時間が流れる空間を提供する。

岐阜・東光寺|寺院と現代アートがコラボした月見茶会「禅とアート2025」10月開催

また、オープニングでは本堂にて「月光菩薩の法要」が行われ、10月4日(土)には尺八の演奏、5日(日)には琴の演奏が実施される。さらに、山県市産の食材を使用した出店メニューも楽しめるなど、参加者は視覚・聴覚・味覚すべてで文化体験を満喫できる。こうして、イベントは参加者に多彩な体験を提供し、日常を離れた非日常の空間を演出する。

岐阜・東光寺|寺院と現代アートがコラボした月見茶会「禅とアート2025」10月開催

参加アーティストと文化体験の魅力

本イベントには、宮城県出身で土を通じて時間を表現する作品を制作するタカハシアオイ氏や、陶芸を中心に風景や素材の振る舞いを作品に反映するナカツユウヤ氏が参加。加えて、京都を拠点に活動する「futo」による手打ち蕎麦や「みのり菓子」の季節感あふれる和菓子も提供される。これにより、アートと食文化を通じて、五感すべてで楽しめる空間が実現する。

500年以上の歴史を誇る東光寺で開催されるイベントは、訪れる人々に一期一会の体験を提供する。伝統文化や地域の魅力をじっくりと楽しめるだろう。

禅とアート2025
会場:東光寺
所在地:岐阜県山県市小倉618-41
開催日時:10月4日(土)~10月5日(日)
入場時間:17:00~21:00
内容:アート展示、抹茶体験(松花堂 ※岐阜市の和菓子付)、演奏
料金:本堂プラン/2,000円 ※事前予約:1,800円、茶室プラン/2,500円 ※完全予約制
東光寺 公式サイトhttps://toukouji-gifu.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002067.000031071.html

(Fumiya Maki)

※写真はすべて過去の様子
ⒸGUPPY・作品©︎TATEHANA NORITAKA

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