アウトドアブランドのマムートが、英国人デザイナーのナイジェル・ケーボン氏と初めてのコラボコレクションを発表した。
1969年に日本の登山隊が挑んだアイガー北壁の直登ルート「ジャパン・ディレティシマ」から着想を得たコレクションで、10月16日(木)に発売される。
今井通子氏の挑戦にオマージュを捧げて
今回のコレクションは、1969年に当時27歳でアイガー北壁直登に挑んだ日本人女性登山家・今井通子氏の功績にインスパイアされている。6人の日本隊に唯一参加した女性として、医師として隊を支えながらも、難関ルートの開拓に携わった。
「このコレクションが私たちの登攀にインスパイアされたと聞き、大変嬉しく思います」と今井氏はコメント。「新素材を用いながら当時の雰囲気を保ったデザインを通じて、多くの方が自然と登山に関心を持つきっかけになれば」と語っている。
歴史を再構築した12型のコレクション
コレクションは全12型のユニセックススタイルで構成され、1969年の遠征衣料をベースにナイジェル・ケーボンが再解釈。
ベンタイルコットンやスコットランドウール、スイス軍毛布といった伝統素材に、パーテックス・クァンタム裏地やドライ・ダウンなどの現代技術を組み合わせ、クラシックな外観と高い機能性を両立させた。
コレクションの撮影は2025年4月にアイガー北壁で行われ、日本のマムート・アスリート青木達也と小林由佳、さらにナイジェル・ケーボンと今井通子氏も参加。世代を超えてアルピニズムへの情熱を共有する場となった。
象徴的なパーカを中心に展開
中でも象徴的なアイテムが「ディレティシマ インサレーション パーカー」。Ventile素材のシェルに850フィルパワーのグースダウンを組み合わせ、極寒の環境でも耐えうる保温力を実現した。
ほかにもアシンメトリー構造を採用したジャケットや、スコットランド製ウールを使ったセーターなど、登山の歴史に根差したデザインが揃う。
山岳の物語を自分のスタイルに
1969年の偉業にオマージュを捧げ、伝統素材と最新技術を融合した今回のコレクション。アルピニズムの精神を纏うウェアは、アウトドアだけでなく街でも存在感を放つ。
発売を迎えるこの秋、世代を超えて語り継がれる挑戦の物語を、自らのスタイルで体感してみてはいかがだろうか。
「マムート × ナイジェル・ケーボン」カプセルコレクション
発売日:10月16日(木)※先行受注会は10月9日(木)~15日(水)、ナイジェル・ケーボンフラッグシップストアにて開催
取扱店舗:ナイジェル・ケーボンストア、公式オンラインストア
価格帯:13,200円~297,000円
公式サイト:https://cabourn.jp/blogs/journal/mammut
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000025670.html
(山之内渉)
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