石川県加賀市でめぐる、文化と芸術の秋。北大路魯山人による陶芸や古九谷の名品に出会う旅
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芸術と歴史が息づくまち、石川県加賀市では、2つの特別展が同時期に開催されている。

北大路魯山人と須田菁華の交流をたどる特別展「百十年前の邂逅 魯山人と菁華」は、11月25日（火）まで魯山人の寓居跡「いろは草庵」で開催中。

もうひとつは、12月14日（日）まで開催中の「古九谷の至宝─石川県立美術館のコレクションから─」だ。

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掲載元：加賀温泉郷公式サイト

北大路魯山人の陶芸の原点にふれる特別展

魯山人が陶芸に目覚める契機となった、初代須田菁華との出会いから110年。山代温泉にある「魯山人寓居跡 いろは草庵」では、ふたりの芸術的交流をひもとく特別展「百十年前の邂逅 魯山人と菁華」を開催中だ。

山代温泉で出会った魯山人と名工・菁華

書家・篆刻家として山代温泉を訪れた魯山人は、大正4年に名工・菁華と出会い、初めての作陶で才能を見出される。

菁華から受けた惜しみない指導は、魯山人の芸術観の礎となり、両者の関係は師弟を超えて“師友”の絆へと深まり、晩年までその影響は続いたという。

同展では、二人を結んだ作品や資料を通して創造の原点を紹介する。

そして、会場となる「いろは草庵」は、魯山人が滞在していた寓居を当時のままの状態で公開している。

石川県加賀市でめぐる、文化と芸術の秋。北大路魯山人による陶芸や古九谷の名品に出会う旅

古九谷の名品が揃う、九谷焼の源流をたどる特別展

加賀市内にある「石川県九谷焼美術館」では、特別展「古九谷の至宝─石川県立美術館のコレクションから─」を開催している。

日本最大級を誇る同館の古九谷コレクションから、石川県指定文化財7件、うち1件は「重要美術品」に指定されている名品を含め、厳選して展示している。

17世紀、大聖寺藩のもとで誕生した古九谷の独創的な意匠と鮮やかな彩色。その美と技の粋を、前期・後期で展示替えを行いながら紹介する。

伝統の色絵磁器の魅力にふれることができる、貴重な機会だ。

石川県加賀市でめぐる、文化と芸術の秋。北大路魯山人による陶芸や古九谷の名品に出会う旅

この秋は、加賀の文化に触れる旅へ出かけてみては。

百十年前の邂逅 魯山人と菁華
開催期間：～11月25日（火） ※祝日以外の水曜休館
会場：魯山人寓居跡いろは草庵
所在地：石川県加賀市山代温泉18の5番地
時間：9:00～17:00（最終入館16:30）
入場料：560円
公式サイト：https://iroha.kagashi-ss.com/

古九谷の至宝─石川県立美術館のコレクションから─
開催期間：前期 ～11月9日（日）/ 後期 11月11日（火）～12月14日（日）※祝日を除く月曜休館
会場：石川県九谷焼美術館 企画展示室
所在地：石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
時間：9:00～17:00（最終入館16:30）
入場料：560円
公式サイト：https://www.city.kaga.ishikawa.jp/kutani-mus/index.html

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000076294.html

（田原昌）

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