ニチレイフーズが発表したクラフトビール「#2101 Men ~Make Noodles Delicious Again!~」は、生産過程で発生する「規格外麺」を副原料に使用したアップサイクル商品である。
同ビールは山形県天童市のクラフトビール醸造所「Brewlab.108」との共同開発によって誕生し、地域資源を活かした新しい循環型の取り組みが成果として現れた。
食品ロスに新たな価値を与える発想
生産ラインでどうしても発生してしまう、製品にならない「規格外麺」。これまでニチレイフーズでは飼料化や肥料化によるリサイクルをおこなってきたが、今回の取り組みでは、その素材に“おいしさ”という新たな価値を与えた。使用されるのは、山形工場で生産された麺の一部。加えて、山形県産大豆のみそ(山二醤油醸造)を副原料とすることで、味わいに奥行きをもたせた。
同ビールは、山形・天童市に拠点を置くクラフトビール醸造所「Brewlab.108(ブリューラボ・トウハチ)」との共同開発により誕生。山形の地場資源を最大限に活かしながら、廃棄物削減と地域活性化を両立する形を目指したプロジェクトだ。

山形の風土を生かしたクラフトビール
今回登場した「#2101 Men ~Make Noodles Delicious Again!~」は、ヴァイツェンスタイルのクラフトビールで、軽やかな口当たりとほのかに感じられるみその風味が特徴。素材由来の香ばしさとまろやかさが調和した、ユニークな味わいに仕上がった。
製造を手がけた「Brewlab.108」は、山形県産の果物や特産品を使い、地域の魅力を再発見するようなビールづくりをおこなう醸造所。今回のコラボレーションでも、地元食材を通じた新しい価値創出を目指している。同ビールの販売は、「Brewlab.108」のオンラインショップにて、10月19日(日)より開始。また、プロサッカーチーム「モンテディオ山形」のSDGsパートナーとして、イベントブース「SDGsコーナー」でも提供される予定となっている。

ニチレイフーズが取り組むアップサイクルプロジェクトは、単なる環境配慮にとどまらず、地域との共創による新たな循環モデルとして注目を集める。
#2101 Men ~Make Noodles Delicious Again!~
発売日:10月19日(日)
スタイル:ヴァイツェン
内容量:330ml
原材料:麦芽(外国製造)、ホップ、中華麺(山形県製造)、味噌(山形県製造)
アルコール度数:4%
保存方法:10℃以下で冷蔵保存
公式オンラインショップ:https://brewlab108.com/pages/product
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000079554.html
(kyoko.)