日本酒の栓をスムーズに開栓。グッドデザイン賞を受賞した「Sake Bottle Opener」の工夫

中田英寿氏の「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」と、新潟県燕三条の「諏訪田製作所」が共同開発した日本酒専用オープナー「Sake Bottle Opener」が、その設計とデザインを評価され、「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。

さまざまな日本酒の栓を、これひとつでスムーズに開けることができる新しい道具だ。

日本酒の普及に思いを寄せた共同開発

「諏訪田製作所」は、金属加工技術の世界的な集積地である新潟県燕三条エリアにて、1926年に創業。

鍛冶屋として刃物の本質的な価値にこだわり、主力商品のつめ切りは、世界中のネイリストや医療関係者などのプロフェッショナルに愛用されている。

日本の文化や伝統産業の魅力を発信する

中田英寿氏が代表取締役を務める「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」は、日本の文化や伝統産業を未来へつなぐことを使命とし、地域の魅力を国内外に発信する活動をビジネスを通じて展開している。

全国の酒蔵をはじめとする伝統産業と連携し、職人や生産者が育む価値を多くの人々に届ける取り組みを行っている。

固い日本酒の栓を、驚くほどスムーズに開栓

多様化する日本酒の栓は、密閉性の高さから開栓に力を要し、特に女性や高齢者にとって扱いにくいという課題があった。アルミカバーの取り外しも煩雑で、日本酒を楽しむ体験の妨げとなっている。

こうした現状を解消し、誰もが自然な動作で美しく安全に開栓でき、今まで以上に日本酒を気軽に楽しむ際の新しい道具として「Sake Bottle Opener」は開発された。

日本酒という世界に誇る日本文化をより広く普及するための道具として、一般ユーザーのみならず、作り手である酒蔵や国内外の飲食店などから多くの評価を得ている。

汎用性とデザインが高く評価されたオープナー

この製品の特徴は、なんといっても多様な栓への対応力だ。厚さや形状の異なる打栓、アルミキャップ、王冠にも一本で対応できる汎用性が評価されている。

緩やかにカーブした本体形状により、手首を自然な角度で保ち、固い栓を誰でも安全に軽く開栓することができる。

また、職人の丁寧な磨きの技術によるステンレス素材本来の美しさが光る。

同賞の審査員からは、「さまざまな大きさの栓への対応や、キャップラベルを剥がすために薄く整えられた先端形状など、使い心地と美しさが過不足なく調和したデザインが成立している」と、コメントが寄せられている。

日本が誇る伝統的なものづくり技術を用いて誕生した「Sake Bottle Opener」が、日本酒と世界を結ぶ架け橋となりそうだ。

Sake Bottle Opener
サイズ：全長約137mm、重さ約54g
価格（税込）：9,900円 / 革ケース付き ＋3,300円 / 贈答用桐箱入り ＋2,200円
販売：SUWADA FACTORY SHOP、SUWADA OFFICIAL ONLINE SHOP
公式オンラインショップ：https://suwada-official-shop.com

PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000081155.html
PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000081155.html

（田原昌）