大野城心のふるさと館は10月21日(火)~12月14日(日)の期間、令和7年度秋季特別展「神技の複製アート展―さわれる名画―」を開催する。大塚国際美術館で有名な「さわれる名画」は陶板で製作した、まさに手に触れることによって楽しめる絵画である。
手で触れられる陶板製の名画たち
徳島県鳴門市の大塚国際美術館は、西洋の名画を陶板で原寸大に再現した複製品の展示で知られる。同展は、特別史跡水城跡をはじめ貴重な文化財が多くある大野城市で、陶板製の名画に直接触れて楽しむことにより、芸術や文化財に親しみ、文化財保護の重要性を提供することを目的としている。
展示会は以下の3章構成となる。
第1章 陶板名画の世界へようこそ陶板名画の世界へようこそ
教科書などに掲載されていた絵画、TVCMや広告などでみた絵など、どこかで見覚えのある作品を集めた展示内容。
なかでも見どころは、今回の特別展に合わせて制作した、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」。普段は一堂に会することのない世界中の名画との出会いを楽しみたい。
第2章 浮世絵の影響を受けた作品たち
19世紀の半ばにパリ万博で日本の美術、工芸品が展示されたことによって、ヨーロッパでは「ジャポニスム」と呼ばれる日本文化が大流行。世界中のアーティストたちが日本の美術に魅了された。

彼らが描いた作品と、モネやゴッホも影響を受けた浮世絵を並べて紹介する。
第3章 文化財の複製―さわって楽しむ文化財
陶器の特徴を活かした高精度な複写を制作する「セラミックアーカイブ」は、貴重な文化財の情報を記録し、リアルなものとしての記憶へつなげる。
陶板製の名画に触れることによって、往時の人々の営みを想像したい。
トークショーやワークショップも開催
会期中にはトークショー「文化財の複製技術」や、ワークショップ「模写してみよう」も開催される。

陶板製の名画に触れ、文化財保護について学べるて展示だ。この機会に足を運んでみては。
令和7年度秋季特別展「神技の複製アート展―さわれる名画―」
会場:大野城心のふるさと館3階企画展示室・2階特設会場
所在地:福岡県大野城市曙町3丁目8-3
開場時間:9時~17時 ※入場は16時30分まで
入場料:800円
休館日:月曜日 ※月曜日が祝日、振替休日の場合、翌平日
大野城心のふるさと館 公式サイト:https://www.onojo-occm.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000170060.html
(Uchiyama Shintaro)