大阪を拠点に日本酒の輸出を手がける小林順蔵商店が、世界のワイン市場に向けて新たなプロジェクトを始動した。「SAKE INITIE(サケイニシエ)」は、日本酒を知らない人に好きになるきっかけを届けるプロジェクトだ。

その第一弾「Neo Trad Rabbit(ネオ・トラッド・ラビット)」は、伝統の技を受け継ぎながらも、軽やかでフルーティな味わいを追求した一本。その魅力を紹介する。

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日本酒の“きっかけ”をつくるブランド「SAKE INITIE」

創業1890年の貿易商社・小林順蔵商店が立ち上げた「SAKE INITIE」は、名前に“古(いにしえ)”と“Initie=始まり”を掛け合わせた造語。欧州を中心に20カ国以上で日本酒を輸出してきた同社が、それらの国の人々の声をもとに構想した新ブランドだ。

スイスやイタリアなどで日本酒の認知度はまだ低く、「強い酒」「読めないラベル」「どれも似ている」という印象を持たれがちだった。さらに輸送コストで価格が数倍に跳ね上がり、手に取りづらい高級品として扱われていた。そんな「文化と言語の壁」を壊し、もっと自由に日本酒を楽しんでもらうために誕生したのが、このブランドである。

日本酒新時代のプロジェクト「SAKE INITIE」。第一弾の日本酒「Neo Trad Rabbit」が発売

「Neo Trad Rabbit」―伝統と革新をつなぐ一本

第一弾商品「Neo Trad Rabbit」は、初心者でも一口で“美味しい”と感じる設計を目指してつくられた。アルコール度数は13度と低めで、ラ・フランスのようなフルーティな香りと、白い花を思わせるやわらかな甘みが特徴。すっきりとした酸味が全体を引き締め、軽やかな余韻を残す。

日本酒新時代のプロジェクト「SAKE INITIE」。第一弾の日本酒「Neo Trad Rabbit」が発売

従来の日本酒らしい要素を保ちつつ、味覚のバランスやボトルデザインはワインの感性に寄り添う。ラベルには特定名称酒の分類を記さず、視覚的にも“わかりやすく、手に取りたくなる”デザインに仕上げた。伝統を革新の形で再構築した“Neo Trad”という名の通り、文化の境界を越える新しい日本酒の姿を体現している。

“ワインの次に来る酒”としての可能性

「Neo Trad Rabbit」は、文化の垣根を超えて出会う新しい酒だ。

冷やしたワイングラスで楽しめば、果実味と米の旨味が調和し、まるで白ワインのような透明感を感じられる。

日本酒新時代のプロジェクト「SAKE INITIE」。第一弾の日本酒「Neo Trad Rabbit」が発売

小林順蔵商店は、このプロジェクトを応援購入サービス「Makuake」で始動し、国内外から支援を募っている。今後はシリーズ展開を予定しており、“飲めば好きになる”をテーマに、世界中のテーブルに新しい日本酒文化を届けていく。今後生まれてくる、新たな一本が楽しみだ。

SAKE INITIE Neo Trad Rabbit
容量:720ml
アルコール度数:13度
特設サイト:https://j-kobayashi.com/sake-initie
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/sake-initie/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000116173.html

(Fumiya Maki)

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