イタリアの家具ブランド「Maxalto(マクサルト)」が創立50周年を迎えた。
これを記念して10月31日(金)~11月24日(月・祝)、オランダ人アーティストとのコラボにより生まれた世界限定50台のソファとテーブルを東京・南青山で展示販売する。
50年の美学とアートが紡ぐ逸品
「Maxalto」というブランド名は、ベネチア地方の言葉で「最も高貴な」「至高の」を意味する“massa alto”に由来する。同ブランドでは1975年の創設以来、伝統的な職人技と革新的な工業技術を融合させ、ネオモダン・クラシックという独自の美学を確立してきた。
今回創立50周年を記念して製作されたのは、ソファ「Lilum 50」とテーブル「Pathos 50」。いずれも世界限定50台のリミテッドエディションだ。
特筆すべきは、オランダ人アーティストのパトリック・ヴァン・リムスダイク氏が参加している点だろう。ユトレヒト生まれで現在はマヨルカ島パルマに暮らす彼は、荒々しさの中に洗練を宿すカリグラフィースタイルで知られている。
「芸術においても人生においても、対比の中にも調和の中にも均衡は見いだせるのです」とリムスダイク氏は語る。
同氏は、原初的な筆致のシンプルさと日本の書道を想起させる洗練されたフォルムを対比させることで、独自の調和を生み出す。この対照的な要素の絶妙なバランスこそが、「Maxalto」を半世紀にわたりコンテンポラリークラシックのトップブランドへと押し上げてきた本質でもある。
彫刻として捉えたソファ。ブロンズと無垢材が紡ぐテーブル
「Lilum 50」では、上質なリネンに特殊な再現技術を用いてリムスダイク氏のアートワークを転写した張地を採用。
丸みを帯びた有機的なフォルムは、人が座ったり横たわったりすることで初めて命を吹き込まれる。
「家具に絵を描くのはこれが初めてで、私はLilumソファをひとつの彫刻として扱うことにしました」と同氏は言う。
荒々しくも優雅な筆致は、Lilumの洗練されたフォルムとコントラストを見せながら、同時に無駄のないミニマルな構成を生み出している。その仕上がりは、言語やスタイルの見事な融合という「Maxalto」の真髄の新たな体現だ。
一方の「Pathos 50」は、2011年にアントニオ・チッテリオ氏がデザインした名作テーブルの特別限定版。レーザーカットによるブロンズの構造体と、無垢のイタリアンウォルナット天板の組み合わせが際立っている。
「ブロンズとイタリア産の無垢ウォールナットが、Pathosにまったく新しいアイデンティティを与えてくれました。これらの素材の持つ力強さは、この作品の本来の機能さえも、もはや忘れさせてしまうほどです」とチッテリオ氏はコメントしている。
家具を所有するのではなく、芸術作品をコレクションする。「Lilum 50」と「Pathos 50」は、そんな新しい価値観を提示する50周年記念モデルといえるだろう。
Maxalto 50周年記念展示
開催期間:10月31日(金)~11月24日(祝・月)11:00~18:00
会場:Maxalto Tokyo
所在地:東京都港区南青山6-2-3 B1F
定休日:水曜
Maxalto Tokyo公式ページ:https://bebitalia.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000016901.html
(木下沙織)
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