いまトピ編集部です。
さて、今週の漢字クイズです。この漢字、読めますか?
スポーツニュースなどでもよく耳にする単語ですよね。「選手の年俸、『○○億円』」など…
「年」は読めるけれどちょっと自信がないのが「俸」…ではないでしょうか。
「棒(ぼう)」という漢字と似ているけれど…よく見ると、左側が「にんべん」ですね。

「ねんぼう」と読んだ方、ごめんなさい。残念ながらその読み、間違いなんです。

では答えを見てみましょう。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
それでは正解です。

正解は、「ねんぽう」でした。
goo辞書によると、「年俸(ねんぽう)」の意味は
1年を単位として定めた俸給。また、1年分の俸給。年給。
とあります。

そして、「補説」として記載してあるこちらに注目。
「ねんぼう」とは読まない。
このように、明記してあるんです。
なお、「俸」という漢字を使った熟語は、「年俸」以外に、次のような例があります。
・俸給(ほうきゅう)
・俸禄(ほうろく)
・月俸(げっぽう)
・減俸(げんぽう)
・号俸(ごうほう)
・増俸(ぞうほう)
・本俸(ほんぽう)

「俸」という漢字に「ぼう」という読みはなく、音読みは「ほう」、前に来る漢字によっては「ぽう」となります。あまり日常の会話では聞かない言葉もありそうですが、使う機会があれば正しく読んでいきたいですね。
では続いて第2問。
こちらの漢字、何と読むか分かりますか?

「鸛」…?見覚えがあるような、ないような。

思わずこう読んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では正解を見てみましょう。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
それでは正解です。

正解は「こうのとり」でした。
goo辞書によると、「鸛(こうのとり)」の頁には
1 コウノトリ科の鳥。全長約1.1メートル。全身白色で、風切り羽とくちばしが黒い。松などの樹上に巣を作り、姿がタンチョウに似るため「松上の鶴」として誤って描かれた。東アジアに分布。日本では特別天然記念物に指定されたが絶滅した。中国から冬鳥としてまれに渡来。こうづる。
2 コウノトリ目コウノトリ科の鳥の総称。大形で、脚・くび・くちばしが長い。鳴く器官が退化し、くちばしでカタカタッと音を出す。
とあります。

こちらが鸛(こうのとり)。
なお、「つる」はこのように書きます。

そして、鶴(つる)の画像がこちら。

…漢字のみならず、外観も似ている…でしょうか?
鸛と鶴は、似ているようで実は全く別の生き物。鸛はコウノトリ目、鶴はツル目に分類され、コウノトリ目にはサギ科やトキ科が含まれるように、サギやトキの方が近いのだそう。

ところで、鸛(こうのとり)といえば、「赤ちゃんを運んでくる」と言われていますよね。これ、日本固有のものではなく、ヨーロッ パ発祥なんだとか。
さて、今回の難読漢字、いかがでしたか?意味、読み共に正しく覚えたいですね。

《関連コラム》
・「反故」これ読める?「はんこ」と読んで大恥かいた…【難読漢字クイズ】
・これ読める?「あり得る」を「ありえる」と読んだ人は…【難読漢字クイズ】
・これ読める?「白夜」を「びゃくや」と読んだ人は…【難読漢字クイズ】