1969年に放送が開始され56年がたった現在も続く国民的アニメ「サザエさん」。原作は朝日新聞などで連載された同名マンガですが、戦後間もない1946年から1974年までに掲載されたものであり、現在の感覚からするとアウトなのではという表現も結構見られるようです。こんなポストが注目されていました。


X(旧ツイッター)ユーザーの「まらぐま (@katagi_hisotan)」さんが

「嘘つくのやめてもらっていいですか?
サザエさん夫婦の実家暮らしは、マスオが借家の塀をノコギリで切って木材泥棒してるのを大家にバレてトラブルになり、そこにサザエさんが参戦して大家をフルボッコにする暴力事件を起こしたから
父親である波平が謝罪して退去、夫婦とも実家に連れ戻し今に至る」

というコメントを投稿し、記事作成時で8万を超える「いいね」を獲得していました。

事の発端は衆議院議員でXユーザーでもある鎌田さゆり(@sayu4018)さんが主人公のサザエと夫のマスオが、サザエの父である波平らと同居することになったのは経済的な事情だったとポストしたことにあったようでした。

しかし実際にはサザエらが住んでいた借家の家主との間にトラブルがあり退去したエピソードが原作でもアニメでも描かれており(アニメでは一部内容が変更)、鎌田さゆりさんのポスト内容は正しくないとまらぐま (@katagi_hisotan)さんが反論したという流れとなっていました。


ともあれ、実際の流れの方が昨今のアニメ版で見るような穏やかな日常シーンとはほど遠い「ヤバすぎる」エピソードだっただけに、多くの人が驚きのコメントを付ける結果となっていました。


この投稿を見たXユーザーからは、こんな声があがっていました。


・嘘の話の方が穏当で、本当の話の方が物騒

・そんな激ヤバエピソードがあるのですね

・原作のままのアニメサザエさん世代と、マイルドになったアニメサザエさんしか知らない世代の溝かな…

・原作は必ずしもほのぼのじゃないからな

・サザエさん、原作だと過激なんよね

・知らなかったw
そういうエピソードまったくしらんかったからためになりました

・内容がやべえwwww

・物騒すぎるwww

・傷害罪で逮捕されてもおかしくない案件

・素のままでバイオレンスサザエさんやないけ。
マスオも相当悪いなこれ(´- `*)

・知ってて改めて聞いてもとんでもねぇ夫婦だよフグタ家…今でこそマスオさん優男みたいになってるけどwww

・マスオさんってそんなとんでもない事する人なの?驚いた

・ワロタ。あんな虫も殺せないような顔をして

・え、、、ほのぼのアニメとして見てたので知りたくなかったです
マスオさん、あんなに人畜無害な良い人そうなのに

・連載が終戦直後の混乱期だからあながち間違ってない
生きるだけでも必死な時代だったからな

・借家の雨戸や戸板を燃料用に破壊したなんて話は昭和の頃の『民法基本判例集』に何件か判例として掲載されてましたから、あの時代には必ずしも珍しくはない事案だったんでしょうね


ということで、サザエさんはともかくアニメでは優しい夫で父親で義理の兄として描かれているマスオさんの黒い一面を知ったことでショックを受けている人も少なくないようでした。読まれたことのない方は一度原作を読んでみるとアニメとは一味違ったサザエさんが味わえますよ。

(いまトピ編集部:クロスブ)
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