■新庄監督の就任時の発言には否定的だった落合氏
4年前に新庄剛志監督が就任し「今年は優勝しなくてもいいんだ」という趣旨の発言した際には、「指導者としてどうなんだ」と批判をした覚えがあるという落合氏。
ただ、振り返ってみれば監督からしてみたらとても優勝できる戦力ではなかったという素直な発言で、だから1年目から1軍でいろんな若手選手を使って、1軍でやっていくには何が必要なことを考えさせ、「三年計画」で一からチームを作っていこうという意味合いでの発言だったんだろうと現在では評価が変わっているそう。
■落合氏が思う「新しい野球」とは
突出した選手がいないから、相手ピッチャーに応じて今いる選手を適材適所打順を毎回組み直したりして上手に使っていったのが新庄流で、今年セ・リーグ優勝を果たした阪神が1番から5番まで打順を固定したような「昔のスタイルの野球」とは程遠い「新しい野球の始まり」なんだろうと感じたそうです。
■落合氏にはとてもできない采配「新庄監督は凄い」とベタ褒め
選手を入れ替わり立ち代わり使っていき、状態が悪い選手はファーム(2軍)に落とすなど事細かに選手を観察し1軍、2軍の入れ替わりを頻繁にしていく新庄監督のような采配が落合氏にはできるかと自問自答し「オレはとてもじゃないけどできない」「そこまでの発想がない」「(4年でここまでのチームに仕上げてきた)新庄監督は凄い」とベタ褒めしていました。
ちなみに落合信子夫人は新庄監督の大ファンだそうで、動画の最後の「おまけ」コーナーで熱い想いを語ってくれていました。
■来シーズンはもっと良くなる
「(新庄監督が継続すれば)来年はもっと良いチームになると思うよ」と、来年はより優勝に近づくのではと発言しています。10月5日には正式に来シーズンも契約更新で合意と発表されていますので、落合氏の言葉どおりにいけば来年こそリーグ優勝を手にすることができるかもしれません。
その前にまずは10月11日から始まるクライマックスシリーズ(CS)に注目です。
(いまトピ編集部:クロスブ)
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