皆様あけましておめでとうございます。お正月休みは、腰を据えてゲームをプレイする方も多いのではないのでしょうか。
七つくれ?二つで充分でしょう。いや七つだ、三と四で七つだ
◆『The Elder Scrolls V: Skyrim』
開発元:Bethesda Game Studios 開発年:2011年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360/PlayStation 4/Xbox One
「あなたは、今まで出会った中で最高に勇敢な人間よ。でなきゃ、最高の馬鹿だわ」
世界を破滅させるドラゴン「アルドゥイン」とのまるで勝ち目のない戦い、死地に赴く際の主人公に対し、スカイリムの街ホワイトランの首長の側近が投げかけてくれる台詞です。TESシリーズの中でもここまで直截な褒め言葉、洋画的台詞は珍しく強く印象に残ると共に、最終決戦へ向けてプレイヤーの気持ちを高ぶらせてくれる、洒落た名台詞と言えます。自分は伝説のドラゴンボーンなのだという強い自負を芽生えさせることに成功している台詞とも言えるでしょう。
◆『Max Payne 3』
開発元:Rockstar Games 開発年:2012年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「今なら分かる 俺は酔った状態でなく シラフで死のうと決めたんだと 少なくとも俺を撃ったヤツが分かるように」
劇中、様々な陰謀に巻き込まれ悲惨な目に遭う主人公「マックス」ですが、彼が意を決して自分の人生を取り戻そうと決起する場面で発する台詞です。タフかつハード、時にシニカルな台詞回しが特徴の彼ですが、どん底から這い上がるその決意には胸を打たれる上にプレイヤーも奮い立ちます。また、本作は最高峰のTPSといえるほど完成度の高い三人称シューターでもあります。
◆『Crysis』
開発元:Crytek 開発年:2007年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「俺は海兵隊だぞ!海を歩けと言われればやってみせるまでさ」
とにかく洋画的な台詞が目立つ本作ですが、ゲーム終盤「ストリックランド」というアメリカ海兵隊少佐がエイリアンとの撤退戦で主人公達を逃がし、あなたはどうするのかと問われた際に放つ、男気溢れる名台詞です。本作には洋画的ではないものの「熱源が欲しいな」「何がどうなってんです?俺たち死にまくってるじゃないすか」などなどその他にも名台詞が満載です。なお2017年で初代『Crysis』発売からちょうど十周年となります。
次のページ:最凶の悪役にハードボイルド、ベストセラー作家に近未来SF作品より
◆『Far Cry 3』
開発元:Ubisoft Montreal 開発年:2012年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「“異常”の定義を知ってるか?異常は何度も何度も繰り返すこと 変化を信じてな それが異常だ」
パッケージなどでも前面に採用され主人公「ジェイソン」よりもキャラクターが立っている、本作最大の悪役にしてソシオパス「バース」の名台詞です。この台詞は「そう教えられたとき からかわれていると思い そいつを」と続くのですが本作の本質的なテーマを示す台詞にあたるので印象深いです。また、異常の定義という元ネタはアインシュタインなど複数の偉人から発せられています。
◆『シルバー事件』
開発元:グラスホッパー・マニファクチュア 開発年:1999年 機種:PlayStation/PC
「弾よけた 縫い目が見えたわ」
17年の時を経てPC版HDリマスターの発売を果たしHDリマスターPlayStation 4版の発売も控えている本作より冒頭、メインキャラクターの「クサビテツゴロウ」が不審人物に発砲され、無線で本部に知らせる際に発する台詞です。本作はテキストに独自色が強く見られ、脳にこびりつくようなワードが頻発するハードボイルドアドベンチャー作品ですので、そのセンスにぴたりと感性が合えばやみつきになり、大ファンになること請け合いの作品です。その他「五万貸してくれ」などの台詞はファンの間では有名です。
◆『ALAN WAKE』
開発元:Remedy Entertainment 開発年:2010年 機種:Xbox 360/PC
「ホラー小説の登場人物は「なぜ」と問い続けるがその答えはない あってはならない 謎は謎のままでこそ人々の心に残り続ける」
「俺はアランウェイク 作家だ」と続いて締められる本作の台詞ですが、スティーヴン・キングの言葉を借りれば、という前もっての引用からこの台詞は始まります。考察の余地を残す物語を含んだ、本作の精神的支柱を表した名言だと言えるでしょう。その他、本作からはファンにとっては「カール スタッキーです どうぞよろしく ご予約は前金でぇ明朗会計!」などといったホラーシーンでの、ともすれば少し笑ってしまいそうになる狂気の台詞も名言として数えられます。作品自体もメタ的認知領域に踏み込んだサスペンスとして高い評価を得ています。
◆『Deus Ex: Human Revolution』
開発元:Eidos Montreal 開発年:2011年 機種:PlayStation 3/Xbox 360/PC
「我々は寒かったから火をおこした 弱かったから道具を発明した 障害にぶつかるたびに創造性とアイデアで乗り越えてきた そのサイクルは変わらない…だが結末はいつも良いものだろうか?それは我々の接し方次第なのだろう」
人類の身体拡張技術に関する興味深い金言です。技術はどんどん進歩、発展していきます。
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
いかがでしたでしょうか?名言とはその言葉を発するまでの文脈あってこそ輝くものが多く、台詞単体で、ゲームプレイを伴わなければ何気ない言葉になりかねません。そこで今回のピックアップは、ともすれば平坦に見えた台詞もあるかも知れませんがいずれも文脈上では珠玉の台詞です。もし引っかかった台詞があればその作品を是非プレイしてみて下さい。それでは読者の皆様、今年も良きゲームライフお過ごしください!
そんな中、今回はハードボイルド作品多めで世界観を堪能できる名台詞や、洒落た台詞をもつ7作品の7台詞をピックアップして皆様にご紹介致します。
七つくれ?二つで充分でしょう。いや七つだ、三と四で七つだ
◆『The Elder Scrolls V: Skyrim』
開発元:Bethesda Game Studios 開発年:2011年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360/PlayStation 4/Xbox One
「あなたは、今まで出会った中で最高に勇敢な人間よ。でなきゃ、最高の馬鹿だわ」
世界を破滅させるドラゴン「アルドゥイン」とのまるで勝ち目のない戦い、死地に赴く際の主人公に対し、スカイリムの街ホワイトランの首長の側近が投げかけてくれる台詞です。TESシリーズの中でもここまで直截な褒め言葉、洋画的台詞は珍しく強く印象に残ると共に、最終決戦へ向けてプレイヤーの気持ちを高ぶらせてくれる、洒落た名台詞と言えます。自分は伝説のドラゴンボーンなのだという強い自負を芽生えさせることに成功している台詞とも言えるでしょう。
◆『Max Payne 3』
開発元:Rockstar Games 開発年:2012年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「今なら分かる 俺は酔った状態でなく シラフで死のうと決めたんだと 少なくとも俺を撃ったヤツが分かるように」
劇中、様々な陰謀に巻き込まれ悲惨な目に遭う主人公「マックス」ですが、彼が意を決して自分の人生を取り戻そうと決起する場面で発する台詞です。タフかつハード、時にシニカルな台詞回しが特徴の彼ですが、どん底から這い上がるその決意には胸を打たれる上にプレイヤーも奮い立ちます。また、本作は最高峰のTPSといえるほど完成度の高い三人称シューターでもあります。
◆『Crysis』
開発元:Crytek 開発年:2007年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「俺は海兵隊だぞ!海を歩けと言われればやってみせるまでさ」
とにかく洋画的な台詞が目立つ本作ですが、ゲーム終盤「ストリックランド」というアメリカ海兵隊少佐がエイリアンとの撤退戦で主人公達を逃がし、あなたはどうするのかと問われた際に放つ、男気溢れる名台詞です。本作には洋画的ではないものの「熱源が欲しいな」「何がどうなってんです?俺たち死にまくってるじゃないすか」などなどその他にも名台詞が満載です。なお2017年で初代『Crysis』発売からちょうど十周年となります。
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◆『Far Cry 3』
開発元:Ubisoft Montreal 開発年:2012年 機種:PC/PlayStation 3/Xbox 360
「“異常”の定義を知ってるか?異常は何度も何度も繰り返すこと 変化を信じてな それが異常だ」
パッケージなどでも前面に採用され主人公「ジェイソン」よりもキャラクターが立っている、本作最大の悪役にしてソシオパス「バース」の名台詞です。この台詞は「そう教えられたとき からかわれていると思い そいつを」と続くのですが本作の本質的なテーマを示す台詞にあたるので印象深いです。また、異常の定義という元ネタはアインシュタインなど複数の偉人から発せられています。
◆『シルバー事件』
開発元:グラスホッパー・マニファクチュア 開発年:1999年 機種:PlayStation/PC
「弾よけた 縫い目が見えたわ」
17年の時を経てPC版HDリマスターの発売を果たしHDリマスターPlayStation 4版の発売も控えている本作より冒頭、メインキャラクターの「クサビテツゴロウ」が不審人物に発砲され、無線で本部に知らせる際に発する台詞です。本作はテキストに独自色が強く見られ、脳にこびりつくようなワードが頻発するハードボイルドアドベンチャー作品ですので、そのセンスにぴたりと感性が合えばやみつきになり、大ファンになること請け合いの作品です。その他「五万貸してくれ」などの台詞はファンの間では有名です。
◆『ALAN WAKE』
開発元:Remedy Entertainment 開発年:2010年 機種:Xbox 360/PC
「ホラー小説の登場人物は「なぜ」と問い続けるがその答えはない あってはならない 謎は謎のままでこそ人々の心に残り続ける」
「俺はアランウェイク 作家だ」と続いて締められる本作の台詞ですが、スティーヴン・キングの言葉を借りれば、という前もっての引用からこの台詞は始まります。考察の余地を残す物語を含んだ、本作の精神的支柱を表した名言だと言えるでしょう。その他、本作からはファンにとっては「カール スタッキーです どうぞよろしく ご予約は前金でぇ明朗会計!」などといったホラーシーンでの、ともすれば少し笑ってしまいそうになる狂気の台詞も名言として数えられます。作品自体もメタ的認知領域に踏み込んだサスペンスとして高い評価を得ています。
◆『Deus Ex: Human Revolution』
開発元:Eidos Montreal 開発年:2011年 機種:PlayStation 3/Xbox 360/PC
「我々は寒かったから火をおこした 弱かったから道具を発明した 障害にぶつかるたびに創造性とアイデアで乗り越えてきた そのサイクルは変わらない…だが結末はいつも良いものだろうか?それは我々の接し方次第なのだろう」
人類の身体拡張技術に関する興味深い金言です。技術はどんどん進歩、発展していきます。
その流れは誰にも止めることが出来ません。本作の世界ではオーグメンテーションという身体拡張技術が萌芽し、まさに潮流が起こる寸前の近未来をバックグラウンドにしたストーリーテリングが行われます。そういった物語、或いは技術というものの取り扱いに対する本質を示す言葉と言えるでしょう。
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いかがでしたでしょうか?名言とはその言葉を発するまでの文脈あってこそ輝くものが多く、台詞単体で、ゲームプレイを伴わなければ何気ない言葉になりかねません。そこで今回のピックアップは、ともすれば平坦に見えた台詞もあるかも知れませんがいずれも文脈上では珠玉の台詞です。もし引っかかった台詞があればその作品を是非プレイしてみて下さい。それでは読者の皆様、今年も良きゲームライフお過ごしください!
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