本作は実にいろいろなことができるのが大きな特徴なのですが、それゆえに意外と知らないテクニックもたくさん存在するのです。今回はそんな知識を“勇者のためのライフハック”として、6項目に分類してお届けしようと思います。もしすべてを知っていたら、あなたはかなりすごい勇者でしょう。
◆冒険者の基本となる「火の扱い」
■火の起こし方
多くの勇者はご存知だとは思いますが、「薪の束」と「火打ち石」を地面に置き金属の武器で殴ると焚き火を作ることができます。火は暖を取れるうえに時間を潰すこともできるので便利です。
■火花さえあれば……
火打ち石がなくても、周囲に鉱石があれば薪の束に火をつけることができます。こちらも金属の武器で殴れば火花が発生、それが飛び移って炎になるわけです。もし火打ち石を持っていなかった時には鉱石を探すのもいいかもしれません。
■燃やして空の旅へ
草を燃やして延焼していくと、そのうち上昇気流が発生します。ここでパラセールを使えばそのまま空を飛ぶことも可能です。軽いものなら一緒に飛ばすことができるので、いろいろと利用できるかも。くれぐれも自分に火がつかないよう気をつけてください。
■お手軽に炎の矢
「木の矢」を撃つ前に焚き火などに近づけると、矢が燃えてそのまま撃つことができるようになります。状況は限られますが、安い矢で属性攻撃ができるので意外と便利です。
◆腹が減ってはゼルダは救えぬ!「料理」のコツ
■レシピは意外なところに
とある村の店には、レシピのヒントが掲載されたポスターが貼ってあります。ほかにもレシピが書かれた本が置かれていることもあるので、いろいろ探してみるといいかもしれません。
■リンゴはまとめて煮るだけでもうまい!
最初は「料理をするといってもどうすればいいかわからない…」という勇者もいるかもしれません。そんな勇者におすすめなのがリンゴを5個煮ただけの「煮込み果実」。回復量はそこまででもないですが、序盤なら十分ですし、何よりたくさん手に入るリンゴでお手軽に作れるのが便利です。
■熱するだけが料理じゃない
料理といえば熱するイメージですが、実はそれ以外の調理方法もあるのです。たとえば「アイスロッド」で獣を倒すと、なんと肉が凍ります。凍った肉は暑さに対する耐性がつくので意外と便利かも。味のほうは保証できませんが。
■ズボラ料理も料理のうち
焚き火や燃えている場所などに肉やリンゴを投げ入れても調理することができます。
◆戦いにも生活にも便利な「爆発物」
■ハイラルではダイナマイト漁も合法
序盤に手に入るうえ使い放題の「リモコンバクダン」はかなり便利です。敵に投げたり壊れかけた壁を破壊するのはもちろんですが、意外なことに水中でも爆発します。つまり、現代日本では禁止されているダイナマイト漁も可能。泳いで捕まえるより圧倒的に楽ですね。
■風に乗って想いを届ける
また、リモコンバクダンは風に乗っていくという特性も持っています。これをうまく使えば思わぬところにバクダンを置くこともできるでしょう。
■バクダンの空中投下
パラセール中、あるいはジャンプ中でもリモコンバクダンを使うことができます。空を飛びながらボコブリンの集落にバクダンを落として……、なんて奇襲も可能です。
■爆発物は取扱い注意
熱いところでバクダン矢を使うと暴発するように、燃えやすい場所での爆発物の取り扱いには注意が必要となります。
◆「バトル」を制するものがハイラルを制す
■スローモーションでゆっくり狙い撃ち
高いところから飛び降り、空中で弓を構えるとスローモーションになります。狙いをつけるのにたいへん便利ですが、がんばりゲージを消費するのでそこには注意しましょう。
■攻撃をうまく回避するとチャンスに
ZLボタンで相手を注視しつつ、ジャストなタイミングでジャンプ + Lスティックを入力し攻撃を避けると「回避ジャスト」が発生。スローモーションになり相手にラッシュを叩き込むことができます。
■防御から一転攻勢
盾を構え、相手の攻撃が来るちょうどのタイミングでAボタンを押すと「ガードジャスト」が発動。相手の攻撃を弾き返すことができます。
■お前の頭でサッカーしようぜ!
「スタルボコブリン」は攻撃すると頭だけになり、そのまま放っておくとまた胴体とくっついて復活してしまいます。しかしこの頭、実は持つことが可能。投げるボタンを押せばそのまま蹴り飛ばして遊ぶこともできますし、なんなら他の敵にその頭をぶつけて攻撃してしまうこともできます。
■最強の武器「コッコ」
歴戦の勇者からは恐れられる「コッコ」という生物。この生物は敵とみなした存在を容赦なく攻撃してくる特性を持っていますが、それはリンクのみならず敵も同じこと。
■コッコさん、タマゴをください
コッコを殴ると「トリのタマゴ」というアイテムを落とすことがあります。さまざまな料理につかえて便利なのでたくさん欲しいところなのですが……。くれぐれもコッコの機嫌を損ねないように気をつけてください。
■草むらでうごめく怪しい男
本作では正面から戦うだけでなく、後ろからこっそり近づいて不意打ちすることもできます。そんな時に便利なのが草むら。草むらでは身を隠しやすいので、ステルスプレイが捗ります。
■あのビームはさぞ痛かろう
「ガーディアン」は強烈なビームを撃ってくるため、生半可な装備では一撃で倒されてしまいます。うっかりやられてしまった勇者も多いであろう恐ろしい攻撃なわけですが、実はあれ、ガードジャストで跳ね返すことができるのです。その威力はとても素晴らしく、壊れかけのガーディアンなら一撃です。ただし、失敗するとリスクは大きいのでくれぐれも気をつけてください。
◆移動手段でもあり相棒でもあり武器にもなる「馬」
■馬の見た目もオシャレに
高原の馬屋など一部の馬宿には、馬の見た目や装備を変えてくれる人物がいます。
■馬にまかせて景色を楽しむ
慣れた馬は道を自動で走ってくれます。のんびり周囲を見回すもよし、弓矢を撃って周りにちょっかいを出すもよし、快適な旅を楽しむことができます。
■交通事故には要注意
走っている馬を獣や鳥などに当てると轢き殺すことができます。道中に食料を確保したい場合はたいへんに便利です。くれぐれも獲物を狙って崖などから落ちないように気をつけましょう。
■手っ取り早く仲良くなりたいなら餌付け
犬や馬には餌をあげられます。犬は肉が好物で、馬はニンジン系統が好きなようです。あまりなついていない馬もニンジンをあげればあっさりデレてくれます。
◆役に立ったり立たなかったりな「日常生活」編
■ハイラルでは1秒=1分
ハイラルの世界では、現実世界の1秒が1分にあたります。つまり、現実で1分待つとハイラルでは1時間経過しているのです。
■宝箱にはマグネキャッチ
時折、水中に宝箱が落ちていることがあります。いったいどうやって取ったものかと悩みますが、実はあれはマグネキャッチで引き寄せることができるのです。マグネキャッチは思いのほかいろいろなものを引き寄せられるので、気になったら試してみるといいでしょう。
■図鑑に自分も載せよう
ウツシエで武器や植物などを撮影すると図鑑に登録することができますが、対象が写っていればなんでもいいので自撮りでも問題ありません。これを利用すれば図鑑がリンクだらけになります。あるいは好きなキャラクターと一緒に撮影してもいいかもしれません。
■お店に入ったらまずは写真撮影?
図鑑に登録する対象は、別にお店に並んでいる商品でも問題ありません。売り物を撮れば植物を探す必要もないですし、泳いでいる魚を追いかける必要もなく便利です。ただ、なんとなく罪悪感が湧くような……。
■リンクはサーフィンも得意
盾を持っていれば、斜面を滑り降りる「盾サーフィン」ができます。やり方は、盾を構えながらジャンプしてAボタンを押すだけ。高い山に登ったらこれで楽しく帰れます。
■勇者だって痛いものは痛い
宝箱を横から開ける際、リンクは足で蹴る動作を行います。下半身の装備を外している時にこのように開けると、思いのほか宝箱が硬いのか、リンクも痛そうな様子を見せてくれます。
■情けは人の為ならず
時にはモンスターが旅人を襲っている場面に遭遇することもあります。旅は道連れ世は情け、せっかくなのでそんな人を見かけたら助けてあげましょう。お礼をもらえることがあります。
■稼ぎたいなら貴金属
サファイアやオパールなどの金属は店で高く売れます。今作では草刈りでお金を稼ぐことはできないので、こちらのほうが確実で儲けも大きいです。また、作った料理も効果が高ければ割と高く売れるので次いでおすすめです。
■それでもやっぱり草刈りが好き
草を刈ってもルピーやハートが出てくることはないですが、虫や食材が飛び出してくることはあります。これらは料理や薬の素材となるので、時には草むらで暴れることも悪くないかもしれません。
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さて、今回の記事でお届けするライフハックは以上となります。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は本当に作り込まれており紹介しきれていない要素はまだたくさんあるので、これら知識を活用して自分だけの冒険、戦い方を見つけていってください。それでは私も、一足先へハイラルに帰らせていただきます。
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