クラウド技術を活用し、様々な対応デバイスでPlayStation 3(以下、PS3)のソフトを楽しめるストリーミングサービスPlayStation Now(以下、PS Now)は、180を超えるタイトルをクラウドサーバー上で気軽に楽しむことができるユニークなサービスです。

現在、複数の対応デバイスで楽しめる「PS Now」ですが、今年の2月16日に一部デバイスへのサービス終了を発表。
「PlayStation Vita」「PlayStation Vita TV」「ソニー製 液晶テレビ ブラビア」「ソニー製 ブルーレイディスクプレーヤー」に向けたサービスは、2017年5月15日または8月15日に終了を迎えることが明らかになりました。

選択肢が減ってしまうのは残念ですが、「PS Now」のサービス展開は更なる方向性を提案し、新たな対応デバイスとして、「Windows PC」が追加に。本日3月21日より、いよいよPCでPS3ソフトを遊べるようになりました。

PCへの対応をきっかけに、PS3ソフトに初めて触れるという方もいることでしょう。また、プレイする機会のなかったタイトルをPCで遊んでみるというのも一興です。そんな方々に向け、「PS Now for PC」で楽しめるゲームタイトルを一部ご紹介します。よければ参考にどうぞ。なお、一部タイトルはPS4版などもリリースされているので、その点にはご注意ください。

◆「PS Now for PC」を遊ぶためには
■PC版「PS Now」に必要なもの
・推奨スペックのPC
・DUALSHOCK4 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル or DS4 USB ワイヤレスアダプター接続)、もしくはDUALSHOCK3 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル接続)
・5Mbps以上のインターネット接続
・PlayStation Networkアカウント
・「PS Now」有料サービスへの加入、または7日間無料体験への加入
・「PlayStation Now for PC アプリ」のインストール

■PC 推奨スペック
・Windows 7 SP1、8.1、または10
・300MB以上の空き容量
・2GB以上のRAM
・プロセッサー:3.5GHz Intel Core i3または3.8GHz Amd A10以上
・サウンドカード、USBポート

◆3月21日より配信されるタイトル
「PS Now for PC」のスタートと同日となる3月21日より、新たな配信タイトルが追加されます。この13タイトルが加わることで、配信数は200タイトルを突破。遊ぶタイトルの選択肢が更に増え、サービス内容がより充実したものに。こちらでは、新たに追加されたタイトル名をご紹介します。


■マジカルビート
■魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS
■マリシアス
■PixelJunk Eden
■PixelJunk サイドスクローラー
■PixelJunk シューター
■PixelJunk シューター2
■PixelJunk モンスターズ
■PixelJunk レーサーズ 2nd Lap
■Orc Attack
■Tiny Troopers Joint Ops
■Unmechanical: Extended
■マシナリウム

◆多彩なシリーズ作品をご紹介
「PS Now」の定額制サービスならば、対象タイトルを期間内に何本遊んでも追加料金は一切かかりません。その特徴を活かして、シリーズものを一気に遊んでみるというのはいかがでしょうか。こちらでは、まとめて楽しめるシリーズ作品をいくつかご紹介します。

<Font Size="4">【『アトリエ』シリーズ】</Font>

■新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~
■トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~
■メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~

■アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~
■エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~ PlayStation 3 the Best
■シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~ PlayStation 3 the Best

初代PS時代より始まった、錬金術をテーマとしたRPGシリーズ。その歩みの長さに相応しいタイトル数を重ねており、それだけにどこから始めればいいか悩む方も多いのでは。近作「不思議」シリーズのひとつ前に当たる「黄昏の世界」シリーズ三部作、またはさらに前の「アーランド」シリーズから始めて見るのはいかがでしょうか。シリーズごとにキャラクターデザインも異なるので、絵柄が気に入った方をプレイしてみるのも一興です。

<Font Size="4">【『アンチャーテッド』シリーズ】</Font>

■アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝
■アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団
■アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-

トレジャーハンター「ネイサン・ドレイク」が繰り広げる、数々の冒険をアクションアドベンチャーとして描いたシリーズ。足がすくむような秘境をリアルに描く描写力や、スケールの大きな仕掛けに挑む謎解き、また敵対勢力との激しい銃撃戦など、アクション映画をそのままアクションゲームにしたような興奮と手応えを満喫できます。

本シリーズは、最新作にしてネイトの結末を描く『海賊王と最後の秘宝』がPS4でリリースされていますが、そこに至るまでの物語を「PS Now」でプレイ可能。この三作を楽しんだ後は、PS4『海賊王と最後の秘宝』や、スピンオフ作品であるPS Vita『地図なき冒険の始まり』などのプレイも視野に入れてみては。

<Font Size="4">【『英雄伝説』シリーズ】</Font>

■英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION
■英雄伝説 空の軌跡SC:改 HD EDITION
■英雄伝説 空の軌跡 the 3rd:改 HD EDITION

■英雄伝説 閃の軌跡 PlayStationR3 the Best
■英雄伝説 閃の軌跡II

『英雄伝説』シリーズは多岐に渡っていますが、近年では『空の軌跡』と『閃の軌跡』が展開。
『空の軌跡』はPC版から始まり、PSPを経てPS3に登場。いずれもRPG好きから高い評価を集めました。PS3版は大画面で楽しめるのも、嬉しいポイントです。『閃の軌跡』シリーズは、家庭用ゲーム機専用タイトルとしてPS3/PS Vitaに登場。最新作となるPS4ソフト『閃の軌跡III』が2017年秋に発売されるので、今のうちに「PS Now」で予習を済ませておくのもお勧めです。

<Font Size="4">【『ソニック』シリーズ】</Font>

■ソニックアドベンチャー
■ソニックアドベンチャー2
■ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードI
■ソニック・ザ・ヘッジホッグ4 エピソードII
■ソニック ジェネレーションズ 白の時空
■ソニック ワールドアドベンチャー
■Sonic the Fighters

音速でステージを駆け抜ける爽快アクション『ソニック』シリーズ。他に類を見ない高速アクションは本シリーズの特徴ともなっており、コースクリアと結びついた時の手応えは満点。高速移動の心地よさを味わったことがない方は、「PS Now」を始めた暁には一度ご体験ください。また、シリーズ作の中では一風変わった3D対戦型格闘ゲーム『Sonic the Fighters』もサービスに含まれているのも見逃せない点です。

<Font Size="4">【『バイオハザード』シリーズ】</Font>

■biohazard 4
■バイオハザード5 オルタナティブ エディション
■バイオハザード6
■バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ
■BIOHAZARD CODE Veronica完全版
■バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション PlayStation 3 the Best
■バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ
■バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ

こちらも初代PSで幕開けされた、名作サバイバルホラーシリーズ。「PS Now」では、『4』から『6』までのナンバリング作のみならず、シリーズの物語を更に広げる『CODE Veronica』なども展開されており、8タイトルをプレイ可能。『バイオハザード』の世界をガンシューティングで表現した『クロニクルズ』シリーズでは、やり込みによって強化していく要素も楽しめます。


<Font Size="4">【『ディスガイア』シリーズ】</Font>

■魔界戦記ディスガイア3
■魔界戦記ディスガイア4 フーカ&デスコ編はじめました。
■ディスガイア D2

やり込み系シミュレーションRPGの代表的な存在と言える『ディスガイア』シリーズからは3作がラインナップに。文字通り桁外れなダメージを叩き出すことも可能で、育成のやり甲斐は果てがないほど。まずは「PS Now」で気軽に遊んでみて、自分と相性がよかったらパッケージ版などの購入を視野に入れてみるのもアリでしょう。

<Font Size="4">【『WHITE ALBUM』シリーズ】</Font>

■WHITE ALBUM 綴られる冬の想い出
■WHITE ALBUM2 幸せの向こう側

アクション系やRPG系のシリーズが多かったので、最後にADVシリーズとして『WHITE ALBUM』シリーズを紹介させていただきます。いずれも衝撃的な展開が話題となり、当時高い関心を集めました。詳しく書くとネタバレになってしまうので、気になった方はまず直接触れてみることをお勧めします。定額制ならばお試しがしやすい「PS Now」の利点を存分に味わいましょう。

◆名作&ユニークなタイトルも多数! 見逃せない作品をピックアップ
■ICO

■ワンダと巨像

昨年末に『人喰いの大鷲トリコ』を手がけた上田文人氏の足跡を、「PS Now」で辿ってみてはいかがでしょうか。『ICO』『ワンダと巨像』ともにPS2でデビューを果たしましたが、後にHDリマスター化を果たしたPS3版が登場。オリジナル版のみプレイしたという方も、「PS Now」でHD版を改めて遊んでみては。

■電脳戦機バーチャロン
「バーチャロイド」と呼ばれるロボットを駆使して戦う対戦アクション『電脳戦機バーチャロン』。
名作として知られているだけでなく、「とある魔術の禁書目録」とコラボレーションで生まれたPS4/PS Vitaソフト『とある魔術の電脳戦機』も発表されるなど、今も新たな展開が続いています。その原点を、「PS Now」で味わってみてください。

ちなみにセガゲームス系列では、『ジェットセットラジオ』『爆烈軍団レネゲード』『コミックスゾーン』『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3』および『4』など、個性的なタイトルも数多く名を連ねているので、「PS Now」を楽しむ方はこれらも併せてどうぞ。

■TRINITY Zill O’ll Zero

大きく変化するマルチシナリオなどが刺激的な『ジルオール』シリーズに名を連ねながらも、本作はアクションRPGとして登場。『無双』シリーズを手がけるブランド「オメガフォース」が開発に当たっており、爽快感溢れるアクション性が盛り込まれています。『ジルオール』が好きだった方は、新たな切り口と魅力が盛り込まれた本作にも触れてみては。

■The Last Guy

ゾンビが蔓延する世界を舞台に、生存者を助けるべくプレイヤーが活躍する『The Last Guy』。救い出した生存者は、エスケープゾーンに入るまで、プレイヤーの後を付いてきますが、その人数が増えるほど列が伸び、制御が難しくなります。この「行列」を如何にやりくりするか、非常にユニークなアクション性が光る一作です。

■風ノ旅ビト

美しいグラフィックと言えば、写実的でリアルな画面作りを想像しがちですが、卓越したセンスと技術力に支えられ、幻想的な風景が生み出される作品も多数あります。そんな作品のひとつとして、『風ノ旅ビト』も欠かせない存在です。ストーリーなどを直接的には多く語らないものの、作り込まれたその世界からは雄弁な物語性が感じられ、想像力を心地よく刺激する要素に満ちています。
忘れられないプレイ体験を覚えた方も多く、ゲーム好きなら一度触れてみても損のない一作です。

■AFRIKA

本作はタイトルからも分かる通り、アフリカの大地を舞台としています。舞台背景や数多くの動物たちを3Dグラフィックで表現しており、PS3が持つ描写能力を一躍知らしめた黎明期の立役者とも言えるでしょう。アフリカの大自然を感じつつ、そこに生きる動物たちに迫る。そんなひとときをゲームという形で味わわせてくれる『AFRIKA』が、PCでも遊べるようになるとは、感慨深いばかりです。

■HEAVY RAIN -心の軋むとき-

「愛は、どこまで貫けるのか 人は、どこまで許されるのか──」といったキャッチコピーが鮮烈な本作は、人間が持つ本能や本質へと迫り、感情を大きく揺さぶるサイコ・サスペンスを表現。奇妙な殺人鬼が行う事件に関わる4人の主人公達を通して、衝撃的な物語が展開していくので、暴力的な作品が苦手な方にはお勧めしませんが、相性が合う人にとっては忘れられない一作となることでしょう。

■End of Eternity SEGA THE BEST

トライエースが開発したRPGで、滅亡の危機に瀕している未来世界が物語の舞台となります。その世界観も特徴的ですが、最も目を引くのは、三位一体で繰り広げる戦闘システム。通常のRPGよりもやや複雑なシステムとなっていますが、そのゲーム性を理解した後は、唯一無二の手応えと爽快感を満喫できます。ひと味違うRPGを楽しみたい方は、本作をお見逃しなく。

■Demon’s Souls
『キングスフィールド』の流れを汲み、手に汗握る緊張感と作り込まれた世界観を構築した『Demon’s Souls』。
完成度のみならず難易度も高く、プレイヤーの多くは数え切れないほど倒れ、しかし「今度こそ」と意欲に火を点けるゲームバランスも高く評価された3DアクションRPGです。『DARK SOULS』シリーズ好きならば、間違いなくこちらも楽しめることでしょう。

■魔女と百騎兵

日本一ソフトウェアによるアクションRPG『魔女と百騎兵』。その独特な世界観は、フィールドやキャラクター性にも色濃く反映されており、力強い軸を中心としたまとまりを感じさせます。また、先の展開が読めないストーリー展開はプレイヤーの興味に強く訴えかけ、物語が進むに従い、「百騎兵」を使役する魔女「メタリカ」への印象も変化するほど。ぜひとも、全てのエンディングへと辿り着いて欲しい一作です。

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