星のカービィ』ではカービィをはじめメタナイトやデデデ大王、そしてマホロアなどいろいろなキャラクターが登場します。もちろんカービィたちのほうが目立ってはいるのですが、忘れてはならないのがカービィの世界を彩るザコキャラクターたち。
彼ら(?)もまたカービィの仲間たちと言えるでしょう。

今回の特集記事では、『星のカービィ』シリーズに登場した印象的なザコキャラクターをご紹介します。思い返してみれば、あのザコもこのザコもカービィの冒険を盛り上げてくれる存在なのです。

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◆ザコといえばコイツ!「ワドルディ」
『ドラクエ』といえば「スライム」、『スーパーマリオ』といえば「クリボー」というように、『星のカービィ』といえばやはり「ワドルディ」でしょう。だいたい一番最初に出会う敵であり、シンプルな動きからゲームの基本を教えてくれます。

ワドルディはただ横に移動するだけですが、みんなで大きなハリボテを動かす「パペットワドルディ」がいたり、ロープにぶらさがって襲い掛かってくる「ブラブラワドルディ」がいたりと、亜種が非常に多いのも特徴。ザコキャラの代名詞といえるほどの存在です。

◆決して吸い込んではいけない…「スカーフィ」
ザコキャラながら恐怖の象徴となっているのが「スカーフィ」です。普段はとても穏やかなスカーフィですが、うっかり吸い込んでしまったらあらたいへん。怒り狂って爆発するまでこちらを追い続けてきます。

なら吸い込まないで空気弾で倒してしまおうとなるも、それでも怒って爆発してしまうのがスカーフィ。実は彼(?)、「クラッシュ」のコピー能力持ちなのです(『星のカービィ スーパーデラックス』では「コピー」を使うことで能力を確認できます)。


◆落下注意!「ボンバー」
爆発するといえば「ボンバー」もその仲間のひとり。何やらミサイル弾のような怪しげな姿をしていることからわかるように、落下して地面に着弾すると大規模な爆発を起こします。もちろん、吸い込めばクラッシュの能力をコピーすることが可能です。

ゲームの敵キャラクターとしてその存在意義はとてもよくわかるのですが、“フラフラと歩いては落下して自爆するという生物”として考えると非常に不気味な存在です。はたして彼はなんのために生きているのか……。いや、爆発するためなのでしょうが。

◆プププランドをよく飛んでるヤツ「ブロントバート」
おそらく名前からすると鳥っぽい気もするのですが、羽根は虫に似ていますし、いや単純にそういう生命体なのかもしれません。よくわかりませんが、とりあえず飛んでいることは確かなのが「ブロントバート」です。ブロントバートもワドルディに並ぶほどよく登場するザコキャラです。

ふらふら飛んでいたり、こちらに突進してきたりと行動パターンはけっこう多彩。空を飛んでいる時にぶつかって穴に落ちてしまったりと、意外とあなどれません。

◆トゲが恐ろしすぎる「ゴルドー」
あなどれないといえば、その無敵さでカービィの行く手を阻む「ゴルドー」を忘れてはなりません。
見るからに危険なトゲだらけのボディは、ゲームを遊んでいない人に対しても危険であることを伝えてくれるでしょう。

またそのわかりやすい見た目からか、ボスキャラクターが攻撃手段のひとつとして使ってきたり、ミニゲームにひょっこりと顔を出したりしているところも特徴。『ゼルダの伝説 夢をみる島』にそっくりな敵キャラがいることもあり、意外と顔が広い人物なのかもしれません。

◆無敵の砲台「シャッツォ」
もうひとりの無敵ザコキャラである「シャッツォ」も強敵です。シャッツォはトゲこそ生えていませんが基本的に倒すことはできませんし、時にはものすごい勢いで砲弾を撃ちまくってきます。さすがにゴルドーと違ってその場から動かないものの、厄介であることは変わりません。

そのため多くのプレイヤーの印象に残っていると思いますが、固定砲台であることが弱点でもあります。時にシャッツォは破壊できるブロックの上にあらわれてしまうこともあり、足場を壊されて無残にも落下していくことがしばしば……。落ちたシャッツォのことを考えると、少しかわいそうだと思ってしまいます。

◆ぴょんぴょん跳ねるよ「バウンシー」
『星のカービィ』シリーズに登場するザコキャラの中には楽しげなヤツもいます。楽しそうなヤツ代表といえば、やはり「バウンシー」でしょう。ぴょんぴょん跳ねてこちらに飛んでくるだけで基本的に無害、だいたいコピー能力の試し打ちに利用されているイメージです。


ザコキャラとしてはふつうの存在ですが、気になるのはその見た目。よく見てみるとけっこうカービィに似ており、まるでカービィの上半分にリボンをつけたかのような姿なのです。もしかしてバウンシーも、メタナイトやカービィと関係がある存在なのかも……?

◆食べるとおいしい「アポロ」
星のカービィ3』に登場する「アポロ」もかわいいザコキャラのひとり。まるで明治のお菓子にそっくりな見た目をしているうえ、飲み込むとカービィの体力が少し回復するのですから、きっとおいしいのでしょう。甘くてチョコレートのような風味がするのかもしれません。

ちなみに青色のアポロも存在していますが、こちらはなんだかあまりおいしくなさそうな見た目です。本当においしくないのか、こちらは吸い込んでも体力が回復しません。

◆脱げるキノコ「キャピィ」
プププランドには不思議な敵キャラがたくさん登場しますが、その中でも特に奇妙なのが「キャピィ」です。見た目はキノコなのですが、吸い込むとその皮(あるいは帽子か服?)が脱げ、中身のハニワのような正体が明らかになります。

いったいどういう生き物なのか不思議になってきますが、ゲームをプレイしていると大して気にならないのがまた面白いところ。なんでも吸い込むカービィの胃袋や、スカーフィの恐ろしさにかき消されてしまうのでしょうか。

◆いったい何者……?「バタモン」
さらに、もっと不思議なザコキャラがいます。
それは『星のカービィ3』に登場する「バタモン」。名前からわかるようにカービィのそっくりさんらしき存在なのですが、どこか不気味な表情をしています。

そしてこのバタモン、だいたいいつも危険な状況に陥っています。狭い小部屋に閉じ込められていたり、岩に追いかけられていたりと、とにかくインパクト大のシチュエーションばかり。登場回数も非常に少ないザコキャラなのですが、見た目と状況も相まって一度見たら忘れられない存在になっています。
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