インサイドでは、『星のカービィ』シリーズ29作品の中でどれが好き? という読者アンケートを実施していました。25年もの歴史を持つ『星のカービィ』シリーズからひとつの作品を選ぶというのはものすごく悩むであろうことですが、カービィ人気もあってか約5600票もの投票をしていただきました。今回の記事では、そのアンケート結果を発表します。とはいえすべてに触れるととても長くなってしまいますので、結果発表はベスト10形式で実施。あなたが投票したシリーズ作品は一体何位に入っているでしょうか……?◆10位:『星のカービィ3』ベスト10に滑り込んだのはスーパーファミコンで登場した『星のカービィ3』。前作に登場したリック、カイン、クーに加え、ナゴ、チュチュ、ピッチといった新たな仲間を加えての冒険が繰り広げられます。優しげなグラフィックも特徴ですが、難易度はけっこう歯ごたえがあるかもしれません。本作は228票(4.1%)を獲得。スーパーファミコン後期に登場したということもあって大人気というわけにはいかなかったようですが、それでもベスト10に入るくらいには人気のある作品です。◆9位:『星のカービィ 夢の泉デラックス』続いては、ゲームボーイアドバンスで登場した『星のカービィ 夢の泉デラックス』が250票(4.5%)を獲得し9位にランクイン。本作はファミリーコンピュータで発売された『星のカービィ 夢の泉の物語』をリメイクした作品で、4人で遊べるオマケなども追加されています。『星のカービィ』シリーズではじめてコピー能力が登場したのは『夢の泉の物語』です。そのリメイク作品ということで、やはり本作も比較的上位にランクインしました。若い人の中には「元は遊んだことがないけれども、これはプレイした」という人も多いのではないでしょうか。◆8位:『星のカービィ2』8位はゲームボーイで発売された『星のカービィ2』。262票(4.7%)を獲得しており、10~8位あたりはかなり僅差となっています。本作で初登場したリック、カイン、クーたちと一緒に冒険するとコピー能力が変化し、たとえ同じものでも使い勝手がまったくもって変わってきます。幼いころにゲームボーイを愛用していた人にとっては、おそらくいろいろな思い出があると思われる一作です。かくいう私も本作をさんざんやりこみ、スコアをカンストし1UPしまくる日々でした(本作ではスコアをカンストしたあと、スコアを獲得するたびになぜか1UPする仕様になっていました)。◆7位:『星のカービィ 夢の泉の物語』そしてコピー能力が始めて登場した『星のカービィ 夢の泉の物語』は311票(5.6%)を獲得して7位にランクイン。さすがにリメイク作品に負けるわけにはいかないのか、『星のカービィ 夢の泉デラックス』に対しては50票以上の差をつけています。『星のカービィ』シリーズといえばこの作品というイメージなので、事前に「もしかしたらこれが1位なのでは?」と予想していたものの、意外にもほどほどの順位で落ち着きました。この結果にはインサイドの読者層も関係しているかもしれません。◆6位:『星のカービィ Wii』321票(5.8%)を獲得した『星のカービィ Wii』は6位にランクイン。本作が出るまで据置機向けの『星のカービィ』シリーズはなかなか登場しておらず、かなり待ちわびたファンも多かったのではないでしょうか。ついに登場した本作は本編の4人協力プレイにも対応しており、期待に応えるかのような出来栄えでした。『星のカービィ』シリーズは作品ごとにいろいろと特色が異なるのですが、ここ最近のシリーズらしさを確立させたのは本作と言えるでしょう。ディレクターである熊崎信也氏が実力を見せつけた一作です。◆5位:『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』そしてリメイク作品がもうひとつランクイン。5位は、ニンテンドーDS向けソフトとして発売された『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』で、325票(5.8%)となっています。本作はスーパーファミコンで人気を博した『星のカービィ スーパーデラックス』のリメイク版で、たくさんの要素が追加されまさにウルトラになりました。新モード「ヘルパーマスターへの道」はやりこみがいがありましたし、デデデ大王がカッコよくなる「大王の逆襲」もインパクトがありました。「真・格闘王への道」では、謎めいた敵キャラクター「ギャラクティックナイト」や「マルクソウル」が登場したりと、上位にランクインするのも納得の一作となっています。◆4位:『カービィのエアライド』未だに復活して欲しいという声が多い『カービィのエアライド』は585票(10.5%)で4位となりました。本作はカービィなのにレースゲームというシリーズ全体からすると珍しい作品なのですが、それでもカービィの産みの親である桜井政博氏が手掛けたということで、内容はお墨付きと言えるでしょう。なんでも噂では、Nintendo Switchにゲームキューブのバーチャルコンソールが登場するとかしないとか……。もしバーチャルコンソールが登場するのならば、ぜひ本作も出てほしいですね。◆3位:『星のカービィ64』ここからはいよいよベスト3です。3位を獲得したのはニンテンドウ64で登場した『星のカービィ64』。得票数は615票(11%)でした。はじめてカービィが3Dになったり、コピー能力をかけ合わせて新たな能力を生み出す「ミックス能力」などが大きな魅力となっています。『星のカービィ64』は、『星のカービィ2』『星のカービィ3』に続く、下村真一氏によるディレクションタイトルの総決算とも言える作品です。トラウマを植え付けかねないエンディング、歯ごたえのある謎解きなど、らしさがたっぷりと詰まった内容となっており、納得の3位と言えるでしょう。◆2位:『星のカービィ 鏡の大迷宮』そして2位はなんと、620票(11.1%)で『星のカービィ 鏡の大迷宮』でした! 本作はゲームボーイアドバンスで発売されたタイトルで、4人(4匹?)に別れてしまったカービィたちが鏡の世界を大冒険します。時には携帯電話で仲間を呼び出して協力するなんてことも。本作は「洞窟大作戦」をベースにより探索要素を進化させたかのようなタイトルであり、シリーズ全体を通して見るとなかなか挑戦的なタイトルと言えます。個人的には2位になるのは驚きですが、協力プレイで楽しんだ人が多いのかもしれません。◆1位:『星のカービィ スーパーデラックス』もはや1位は言うまでもないでしょう。そう、スーパーファミコンの『星のカービィ スーパーデラックス』が810票(14.5%)を獲得し堂々の1位です。桜井政博氏がディレクションを担当した本作はもはや伝説的な一作であり、その後のカービィのすべてを決めたと言ってもいいかもしれません。オムニバス形式でありながらどれもやりごたえがあり、ヘルパー要素によって2人協力プレイも楽しめ、定番となったモード「格闘王への道」も産み出しました。セーブデータが消えても喜んで再プレイできるというほど面白く、スーパーファミコン世代にとっては絶対に忘れることができない一作ではないでしょうか。◆それ意外のタイトルのランキングについてさて、皆さんが好きなタイトルは何位に入っていたでしょうか? DLタイトルや外伝的なタイトルはあまり票を集めなかったようですが、それでも違った趣で楽しいのでぜひとも触ってみてください。11位以下のタイトルについては以下のようになっています。●11位以下のタイトル・11位:『星のカービィ ロボボプラネット』174票(3.1%)・12位:『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』173票(3.1%)・13位:『カービィボウル』125票(2.2%)・14位:『コロコロカービィ』107票(1.9%)・15位:『星のカービィ』98票(1.8%)・15位:『星のカービィ トリプルデラックス』98票(1.8%)・16位:『カービィのブロックボール』95票(1.7%)・17位:『カービィのピンボール』82票(1.5%)・18位:『タッチ!カービィ』79票(1.4%)・19位:『毛糸のカービィ』60票(1.1%)・20位:『カービィのきらきらきっず』35票(0.6%)・21位:『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』27票(0.5%)・22位:『カービィのすいこみ大作戦』18票(0.3%)・23位:『あつめて!カービィ』17票(0.3%)・24位:『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』16票(0.3%)・25位:『タッチ!カービィ スーパーレインボー』13票(0.2%)・26位:『デデデ大王のデデデでデンZ』12票(0.2%)・27位:『カービィファイターズZ』11票(0.2%)・28位:『みんなで!カービィハンターズZ』8票(0.1%)