※本編のネタバレにご注意ください。
※本記事はあくまで当編集部による推察に過ぎません。
iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』の1.5部「Fate/Grand Order Epic of Remnant」。最後となる章のタイトルが「亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム『異端なるセイレム』」に決定しました。公式サイトではあらすじも公開されましたが、果たしてどのようなストーリーになるのでしょうか?
インサイドでは前回の「英霊剣豪七番勝負」に続き、ストーリーやサーヴァントを推察してみました。情報は少ないのですが、ボリュームたっぷりです。皆さんも読みながら、ぜひ一緒に考えてみてください。
今回の「異端なるセイレム」は、公式サイトに「其は罪人なり 七つの縄の結び目なり 異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり」という言葉が書かれています。
そしてPVには「大いなる災厄」「西暦1692年」「七つの絞首刑」「逃れられぬ告発」「マサチューセッツ州セイレム」「魔女狩り」「魔女裁判」「迷信からの降臨」「最も異端なる魔女」の9つのワード。今までで一番少なく、半分以上最初がま行です。
改めておさらいすると、新宿は“悪属性”、アガルタは“女性”、下総国はセイバー、アーチャー、ランサーの“三騎士”の絆獲得量アップでした。今回は“魔女”というワードが多いので、キャスター?あるいは三騎士以外の四騎士かもしれません。
◆タイトルや言葉から推察
まずは最初から公開されていた「異端なるセイレム」という言葉から。
今回は具体的なワードが多いこともあり、ファンからは「セイラム魔女裁判」がモチーフなのではと言われています。これは悪魔に取りつかれた子どもを発端に、魔女だと糾弾された女性たちが次々に裁判にかけられたという、1692年に実際にあった出来事です。原因は集団ヒステリー等と言われていますが、二十人以上が処刑、獄死などで亡くなっています。
この「セイラム魔女裁判」がモチーフとして、PVのワードには「七つの絞首刑」があります。実際の数とは違うので、そこが特異点の原因に?7という数字は今までの章にも関わってきていますので、何かがありそうです。
そして「其は罪人なり 七つの縄の結び目なり 異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり」の言葉。物騒なワードが並んでいますが、語尾がコロ助だと思うと少し和らぎます。
七つの縄の結び目というのは、「七つの絞首刑」を指しているとして、気になるのは「贖罪を求むるは」ですね。
あと「最も異端なる魔女」というのも気になります。これだけ周りが異端だらけなら、「最も異端なる魔女」は超一般人な普通の女の子になるのでは……?今後の情報を待ちましょう。
◆公開されたあらすじから考えてみる
まず何の前触れもなく町一つを覆う何かが現れたと書かれています。「“暗闇”と呼ぶにふさわしい」ということは、ただの暗闇ではないのでしょう。タイトル画像を見るかぎりは霧が発生しているかのようにも見えますが、ただモノクロ加工しているだけかもしれません。とはいえ、実際の「セイレム魔女裁判」ではそのようなことは起きていないため、やはり“異端”なるセイレムになりそうです。剣豪に続きまた空が暗くなりますね……。
そして闇の中より放たれる特大の魔力というのが気になります。闇の中にいるものが魔力を持つものなのか、闇そのものが固有結界などの魔術なのか……。しかし、どことなく『Fate/stay night』のメディアの陣地作成を思い起こさせます。
個人的に最も気になるのは最後の「すべての元凶を排除した時、異端の血にて訪れる結末とは?」という言葉。今までの章で結末に言及があったものがないので、元凶の排除だけで終わらないストーリーなのでは?とハラハラしています。
さらに、公開情報の部分にも気になるワードが。まずは「暗い因習が根付いた町」、この因習とは一体何なのでしょう?因習ということなので、「魔女」や「迷信」といった言葉が関係してきそうです。そして探索が7日間ということも明かされています。7の数字は相変わらずですが、7日間でできたものといえば世界。まさか何者かが世界を作り替えたりしてしまうのでしょうか……?
次のページではあの女の子について推察!
◆今までの3つを振り返って予想
まずサーヴァントについては、新宿が新規4騎、当時未実装が1騎、既存が5騎、既存だけど別クラスが1騎の計11騎。アガルタは新規4騎、既存3騎、既存だけど別クラスが3騎の計10騎。下総国は新規が5騎、既存が5騎、既存だけど別クラスが2騎、他が2騎の計14騎。もう新規サーヴァントが何体来ても怖くありません。
前回の推測記事でも書きましたが、既存サーヴァントの別クラスと『Fate/stay night』のサーヴァントの登場。これは3章全てに共通しています。おそらく今回もこの2つはクリアするのではと考えられますが、詳細は後程。
そしてこれも前回と同じくですが、“創作の物語”が核であるという点。「英霊剣豪七番勝負」も、モチーフとなった作品が分かるような物語でした。そして、今回の舞台であるセイレムは「クトゥルフ神話」に登場するアーカムのモデルとされている場所。ファンからもこの「クトゥルフ神話」が今回のストーリーに深く関わるのではないかと言われています。あと全く関係ないですが、マサチューセッツ州は非常に言い辛く、繰り返すと滑舌の練習になります。
◆あの女の子は一体誰?
「Epic of Remnant」のメインビジュアルやCMで描かれている少女、今の所明かされているサーヴァントは彼女だけです。頭には山高帽をかぶり、頭と首回りにはたくさんのリボン、そしてくまのぬいぐるみが二体。ワンピースの裾には蝶々を模したフリルがあります。全身のシルエットを見ると、足首が驚くほど細いですね。
一番候補として挙げられているのがアビゲイル・ウィリアムス、彼女は「セイラム魔女裁判」の発端となった人物でもあります。当時11歳の少女と言う事で、外見からも納得できますね。そして「Fate/Grand Order Material I」のキャスターのジル・ド・レェの因縁キャラクターとしても書かれていることから、可能性は高そうです。ここから推察すると、服が喪服っぽく、たくさんのリボンは「魔女裁判」の一連で亡くなった人々の数と同じなのでは?といったことが想像できます。リボンは蝶々にも見えるのですが、首回りにたくさんあることも意味深です。
あと気になるのはクマですが、少女らしく見せるためのアイテムでしょうか?舞台となるであろうアメリカには、確かに多く生息しています。あとこれは筆者の意見ですが、アビゲイルにはベティーという従姉妹がいます。ベティーは女性の愛称でもありますが、やたらクマのキャラクターと組み合わせられる名称なのです。以上です。
他の候補としては、今回のモチーフである魔女裁判の関係者があげられています。あとは「『FGO』今だから語れる「英霊剣豪七番勝負」、そして今後はどうなる?一切熱弁座談会」 でも語りましたが、「クトゥルフ神話」の生みの親であるH.P. ラヴクラフト。性別が変わる事が度々あるのはもちろん、まずこのサーヴァントが女の子なのかという疑問もあります。
次のページでは既出・新規サーヴァントを予想!
◆既出サーヴァントは誰が出る?
最初に、今までの3つの章でも登場した『Fate/stay night』のサーヴァントから予測したいと思います。まず現時点で出ていないのがクー・フーリン、メディア、呪腕のハサン、ギルガメッシュ、メドゥーサの5名。この中では「裏切りの魔女」と呼ばれていたメディアの可能性が一番高そうです。先程陣地作成について書きましたが、彼女は本来竜を召喚できるという金羊の皮を持っているので、災厄や降臨などのワードに関係なくはなさそう。あとリリィという別の側面がいることもポイントですね。
もう1人あげるならば、呪腕のハサン。ハサンの宝具「妄想心音」は、魔神シャイタンの右腕によるものなのですが、このシャイタンというのがイスラム教における悪魔の王になります。ゲームが好きな我々になじみのある名前で言うと、サタンですね。最近モーションが変わったばかりなのもあり、改めてお披露目の場になるかもしれません。
そして、既存サーヴァントで一番出そうと声があがっているのが、キャスターのジル・ド・レェ。バレンタインイベントの時に「セイレムの導きあれ」と言っているのと、マテリアルにてアビゲイルに対し「深淵の匂いが」と発言している記載があります。慕っていたジャンヌが魔女として火刑になったこともあり、“魔女”に因縁がある事からも可能性は高そうです。そうすると、ジャンヌも何かしらで出るかもしれません。
土地で言うとアメリカなので、そこに関連するサーヴァントも登場しそうです。複数いますが、まずはキャスターのジェロニモ。キャスターであることはもちろん、彼は宝具でコヨーテを召喚、さらに普段からガンダンサーという小型の精霊が一緒です。降臨?とまでは言えるか分かりませんが、シャーマンであることからも、何か呼び出せそうな気がしますね。
あとはトーマス・エジソン。今回の「七つの絞首刑」というワードから考えたのですが、エジソンは死刑制度反対派でした。しかし交流に対してネガティブなイメージを植え付けるために、交流で人を処刑することのできる電気椅子を発明しています。そんな矛盾した行動をする彼が、絞首刑を見て何を思うのか?もし登場したらそんなところも書かれそうです。そして夏に登場したばかりのポール・バニヤン。彼女はある意味「迷信からの降臨」に近い存在と言えそうです。
他では、「クトゥルフ神話」に「ニトクリスの鏡」が登場することからニトクリス。テケリ・リ!そして「絞首刑」というところから、死刑執行人のシャルル=アンリ・サンソンも。「悪魔」という言葉からは、メフィストフェレスもありえますね。そして「庭園」なら「Fate/Apocrypha」に登場するセラスミスも予想されますが、いったいどうなることやら……。
◆気になる新規サーヴァントは?
まずはセイレム魔女裁判の関係者が予想されます。しかし今までのことを考えると、題材に深く関わるサーヴァントは出ても1~2体ぐらいかなと思われますので、やはりアビゲイルの可能性が一番高そうです。
次にあげたいのはH.P.ラヴクラフトなのですが、先ほど記載したので割愛。それに関連して、フランソワ・プレラーティをあげたいと思います。プレラーティは『Fate/strange Fake』に登場するサーヴァントですが、ジル・ド・レェの親友でもあります。彼がジルに送った「螺湮城教本」が「クトゥルフ神話」における「ルルイエ異本」なので、今回のストーリーにクトゥルフが関わって来るなら、ありえそうです。
続いてグリゴリー・ラスプーチン。年代、国共にあまり関係ない人物なのですが、一部のファンから「もしかして出るのでは?」と言われています。というのも、アビゲイルと同様こちらも「Fate/Grand Order Material III」で因縁キャラとして書かれていることが理由。天の衣の因縁キャラなのですが、あまりにも辛辣な言葉が書かれているので、言峰綺礼の疑似サーヴァントではないかと言われています。しかし、今回の「セイラム魔女裁判」は牧師が深く関わりますが、言峰は神父。でもあえてその立場にスッと居座ってそうな気もします。剣豪での千子村正の例もあるので、可能性が全くないとは言えなそうです。
あと、ファンの間でまことしやかに囁かれているバビロンの大淫婦についても少し解説。今回あらすじに「人理焼却を目論む魔神の影を彷彿させる」と書かれているので、魔神柱ではなくビーストの可能性もあります。そして幾度となくビースト化するのでは?と言われてきたのがネロ・クラウディウスで、その候補がバビロンの大淫婦です。聖書や黙示録に登場する大淫婦バビロンが元ですが、その存在は要約すると、女性のカタチを成した災害のようなもの。まさにビーストっぽいですね。このバビロンはローマの皇帝が暗喩されたものという説があり、それがネロやカリギュラと言われています。
『Fate/EXTRA』のネロ・ガウェイン戦で「口を慎め、バビロンの大妖婦!」とガウェインが発言したのが最初だったと記憶していますが、その後『FGO』ではネロに関する幕間やプロフィールなどで度々それらしいことが書かれています。1.5部でビーストを出すのか?という疑問もありますが、殺生院キアラの例もあるので、こちらもゼロとは言い切れません。
たくさん書き連ねてきましたが、いかがでしたでしょうか?想像以上に早く新章がプレイできることになりましたが、個人的には新規サーヴァントの女の子が次のクリスマスイベントに参加してくれるんじゃないかと楽しみにしています。そして11月28日には「Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.8 異端なるセイレム 配信直前SP」が配信されますので、きっと新情報も盛りだくさんのはず。楽しみに待ちましょう!
[過去の1.5部のまとめ]
『悪性隔絶魔境 新宿』
ワード:「墜ちる星」「月下の慟哭」「幻影魔人同盟」「幻霊」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「裏切り者(ダブル・クロス)」「人形の女帝」「犯罪紳士」「変化自在の無頼漢」「魔弾」
【新規サーヴァント】
・新宿のアーチャー
・新宿のアサシン
・新宿のアヴェンジャー
・エミヤ[オルタ]
【未実装サーヴァント】
・ファントム(バーサーカー)
【現在実装済みサーヴァント】
・ジャンヌ・ダルク[オルタ]
・アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
・シェイクスピア
・アンデルセン
・シャーロック・ホームズ
・巌窟王
『伝承地底世界 アガルタ』
ワード:「黄金の密林」「女戦士たちの雄叫び」「空想からの征服」「幻想都市」「煌々たる城塞」「地下大空洞」「暴虐と狂乱の英雄」「無空の天」「桃の芳香」「歪みなき願いの歪み」
【新規サーヴァント】
・不夜城のキャスター
・不夜城のアサシン
・エルドラドのバーサーカー
・レジスタンスのライダー
【未実装サーヴァント】
・ダユー(フランシス・ドレイク[オルタ]?)
・メガロス(ヘラクレス)
・フェルグス・マック・ロイ([リリィ]?)
【実装済みサーヴァント】
・アストルフォ
・デオン
・エレナ・ブラヴァツキー
『屍山血河舞台 下総国』
ワード:「一切鏖殺」「インフェルノ」「美しき獣は嗤う」「埋め込まれた宿業」「英霊剣豪七騎」「エンピレオ」「狂瀾怒濤」「剣禅一如」「五芒星」「天眼の剣士」「プルガトリオ」「夢想からの復讐」「無と、無限」
【新規サーヴァント】
・宝蔵院胤舜
・アサシン・パライソ
・アーチャー・インフェルノ
・柳生但馬守宗矩
・加藤段蔵
【未実装サーヴァント】
・佐々木小次郎(セイバー)
・清姫(色違い?)
・キャスター・リンボ
・千子村正
・酒呑童子(バーサーカー)
・源頼光(ライダー)
・天草四郎(アヴェンジャー)
【実装済みサーヴァント】
・宮本武蔵
・風魔小太郎
・玉藻の前
※本記事はあくまで当編集部による推察に過ぎません。
『Fate/Grand Order』の正式な情報についてはこちらの公式サイトをご覧ください。
iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』の1.5部「Fate/Grand Order Epic of Remnant」。最後となる章のタイトルが「亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム『異端なるセイレム』」に決定しました。公式サイトではあらすじも公開されましたが、果たしてどのようなストーリーになるのでしょうか?
インサイドでは前回の「英霊剣豪七番勝負」に続き、ストーリーやサーヴァントを推察してみました。情報は少ないのですが、ボリュームたっぷりです。皆さんも読みながら、ぜひ一緒に考えてみてください。
今回の「異端なるセイレム」は、公式サイトに「其は罪人なり 七つの縄の結び目なり 異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり」という言葉が書かれています。
そしてPVには「大いなる災厄」「西暦1692年」「七つの絞首刑」「逃れられぬ告発」「マサチューセッツ州セイレム」「魔女狩り」「魔女裁判」「迷信からの降臨」「最も異端なる魔女」の9つのワード。今までで一番少なく、半分以上最初がま行です。
改めておさらいすると、新宿は“悪属性”、アガルタは“女性”、下総国はセイバー、アーチャー、ランサーの“三騎士”の絆獲得量アップでした。今回は“魔女”というワードが多いので、キャスター?あるいは三騎士以外の四騎士かもしれません。
◆タイトルや言葉から推察
まずは最初から公開されていた「異端なるセイレム」という言葉から。
セイレムというのは、PVのワードでも登場する「マサチューセッツ州セイレム」のようです。これは実際にあったアメリカのセイラムがモチーフと思われます。そしてタイトルの「禁忌降臨庭園」というワード。禁忌が降臨する庭園なんてもうヤバさしか感じられませんね。いあいあ!
今回は具体的なワードが多いこともあり、ファンからは「セイラム魔女裁判」がモチーフなのではと言われています。これは悪魔に取りつかれた子どもを発端に、魔女だと糾弾された女性たちが次々に裁判にかけられたという、1692年に実際にあった出来事です。原因は集団ヒステリー等と言われていますが、二十人以上が処刑、獄死などで亡くなっています。
この「セイラム魔女裁判」がモチーフとして、PVのワードには「七つの絞首刑」があります。実際の数とは違うので、そこが特異点の原因に?7という数字は今までの章にも関わってきていますので、何かがありそうです。
そして「其は罪人なり 七つの縄の結び目なり 異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり」の言葉。物騒なワードが並んでいますが、語尾がコロ助だと思うと少し和らぎます。
七つの縄の結び目というのは、「七つの絞首刑」を指しているとして、気になるのは「贖罪を求むるは」ですね。
求めているのが誰なのかが、重要となりそうです。そして「悪魔の収穫」という言葉から、“悪魔”に関したサーヴァントか何かが登場しそうですね。
あと「最も異端なる魔女」というのも気になります。これだけ周りが異端だらけなら、「最も異端なる魔女」は超一般人な普通の女の子になるのでは……?今後の情報を待ちましょう。
◆公開されたあらすじから考えてみる
まず何の前触れもなく町一つを覆う何かが現れたと書かれています。「“暗闇”と呼ぶにふさわしい」ということは、ただの暗闇ではないのでしょう。タイトル画像を見るかぎりは霧が発生しているかのようにも見えますが、ただモノクロ加工しているだけかもしれません。とはいえ、実際の「セイレム魔女裁判」ではそのようなことは起きていないため、やはり“異端”なるセイレムになりそうです。剣豪に続きまた空が暗くなりますね……。
そして闇の中より放たれる特大の魔力というのが気になります。闇の中にいるものが魔力を持つものなのか、闇そのものが固有結界などの魔術なのか……。しかし、どことなく『Fate/stay night』のメディアの陣地作成を思い起こさせます。
莫大な魔力を集め何かを降臨させるということは、ありえそうですね。あと、「魔神の影を彷彿とさせる」という言葉は、逆に「魔神(柱)ではない」と言っているようにもとらえられます。
個人的に最も気になるのは最後の「すべての元凶を排除した時、異端の血にて訪れる結末とは?」という言葉。今までの章で結末に言及があったものがないので、元凶の排除だけで終わらないストーリーなのでは?とハラハラしています。
さらに、公開情報の部分にも気になるワードが。まずは「暗い因習が根付いた町」、この因習とは一体何なのでしょう?因習ということなので、「魔女」や「迷信」といった言葉が関係してきそうです。そして探索が7日間ということも明かされています。7の数字は相変わらずですが、7日間でできたものといえば世界。まさか何者かが世界を作り替えたりしてしまうのでしょうか……?
次のページではあの女の子について推察!
◆今までの3つを振り返って予想
まずサーヴァントについては、新宿が新規4騎、当時未実装が1騎、既存が5騎、既存だけど別クラスが1騎の計11騎。アガルタは新規4騎、既存3騎、既存だけど別クラスが3騎の計10騎。下総国は新規が5騎、既存が5騎、既存だけど別クラスが2騎、他が2騎の計14騎。もう新規サーヴァントが何体来ても怖くありません。
前回の推測記事でも書きましたが、既存サーヴァントの別クラスと『Fate/stay night』のサーヴァントの登場。これは3章全てに共通しています。おそらく今回もこの2つはクリアするのではと考えられますが、詳細は後程。
そしてこれも前回と同じくですが、“創作の物語”が核であるという点。「英霊剣豪七番勝負」も、モチーフとなった作品が分かるような物語でした。そして、今回の舞台であるセイレムは「クトゥルフ神話」に登場するアーカムのモデルとされている場所。ファンからもこの「クトゥルフ神話」が今回のストーリーに深く関わるのではないかと言われています。あと全く関係ないですが、マサチューセッツ州は非常に言い辛く、繰り返すと滑舌の練習になります。
◆あの女の子は一体誰?
「Epic of Remnant」のメインビジュアルやCMで描かれている少女、今の所明かされているサーヴァントは彼女だけです。頭には山高帽をかぶり、頭と首回りにはたくさんのリボン、そしてくまのぬいぐるみが二体。ワンピースの裾には蝶々を模したフリルがあります。全身のシルエットを見ると、足首が驚くほど細いですね。
一番候補として挙げられているのがアビゲイル・ウィリアムス、彼女は「セイラム魔女裁判」の発端となった人物でもあります。当時11歳の少女と言う事で、外見からも納得できますね。そして「Fate/Grand Order Material I」のキャスターのジル・ド・レェの因縁キャラクターとしても書かれていることから、可能性は高そうです。ここから推察すると、服が喪服っぽく、たくさんのリボンは「魔女裁判」の一連で亡くなった人々の数と同じなのでは?といったことが想像できます。リボンは蝶々にも見えるのですが、首回りにたくさんあることも意味深です。
あと気になるのはクマですが、少女らしく見せるためのアイテムでしょうか?舞台となるであろうアメリカには、確かに多く生息しています。あとこれは筆者の意見ですが、アビゲイルにはベティーという従姉妹がいます。ベティーは女性の愛称でもありますが、やたらクマのキャラクターと組み合わせられる名称なのです。以上です。
他の候補としては、今回のモチーフである魔女裁判の関係者があげられています。あとは「『FGO』今だから語れる「英霊剣豪七番勝負」、そして今後はどうなる?一切熱弁座談会」 でも語りましたが、「クトゥルフ神話」の生みの親であるH.P. ラヴクラフト。性別が変わる事が度々あるのはもちろん、まずこのサーヴァントが女の子なのかという疑問もあります。
そしてラヴクラフト自身が幼少期に少女の恰好をさせられていたというエピソードがあるのも理由です。立絵のちょっと面長というか、おでこ広めの感じは似ていないとも言い切れませんが、果たして?
次のページでは既出・新規サーヴァントを予想!
◆既出サーヴァントは誰が出る?
最初に、今までの3つの章でも登場した『Fate/stay night』のサーヴァントから予測したいと思います。まず現時点で出ていないのがクー・フーリン、メディア、呪腕のハサン、ギルガメッシュ、メドゥーサの5名。この中では「裏切りの魔女」と呼ばれていたメディアの可能性が一番高そうです。先程陣地作成について書きましたが、彼女は本来竜を召喚できるという金羊の皮を持っているので、災厄や降臨などのワードに関係なくはなさそう。あとリリィという別の側面がいることもポイントですね。
もう1人あげるならば、呪腕のハサン。ハサンの宝具「妄想心音」は、魔神シャイタンの右腕によるものなのですが、このシャイタンというのがイスラム教における悪魔の王になります。ゲームが好きな我々になじみのある名前で言うと、サタンですね。最近モーションが変わったばかりなのもあり、改めてお披露目の場になるかもしれません。
そして、既存サーヴァントで一番出そうと声があがっているのが、キャスターのジル・ド・レェ。バレンタインイベントの時に「セイレムの導きあれ」と言っているのと、マテリアルにてアビゲイルに対し「深淵の匂いが」と発言している記載があります。慕っていたジャンヌが魔女として火刑になったこともあり、“魔女”に因縁がある事からも可能性は高そうです。そうすると、ジャンヌも何かしらで出るかもしれません。
土地で言うとアメリカなので、そこに関連するサーヴァントも登場しそうです。複数いますが、まずはキャスターのジェロニモ。キャスターであることはもちろん、彼は宝具でコヨーテを召喚、さらに普段からガンダンサーという小型の精霊が一緒です。降臨?とまでは言えるか分かりませんが、シャーマンであることからも、何か呼び出せそうな気がしますね。
あとはトーマス・エジソン。今回の「七つの絞首刑」というワードから考えたのですが、エジソンは死刑制度反対派でした。しかし交流に対してネガティブなイメージを植え付けるために、交流で人を処刑することのできる電気椅子を発明しています。そんな矛盾した行動をする彼が、絞首刑を見て何を思うのか?もし登場したらそんなところも書かれそうです。そして夏に登場したばかりのポール・バニヤン。彼女はある意味「迷信からの降臨」に近い存在と言えそうです。
他では、「クトゥルフ神話」に「ニトクリスの鏡」が登場することからニトクリス。テケリ・リ!そして「絞首刑」というところから、死刑執行人のシャルル=アンリ・サンソンも。「悪魔」という言葉からは、メフィストフェレスもありえますね。そして「庭園」なら「Fate/Apocrypha」に登場するセラスミスも予想されますが、いったいどうなることやら……。
◆気になる新規サーヴァントは?
まずはセイレム魔女裁判の関係者が予想されます。しかし今までのことを考えると、題材に深く関わるサーヴァントは出ても1~2体ぐらいかなと思われますので、やはりアビゲイルの可能性が一番高そうです。
次にあげたいのはH.P.ラヴクラフトなのですが、先ほど記載したので割愛。それに関連して、フランソワ・プレラーティをあげたいと思います。プレラーティは『Fate/strange Fake』に登場するサーヴァントですが、ジル・ド・レェの親友でもあります。彼がジルに送った「螺湮城教本」が「クトゥルフ神話」における「ルルイエ異本」なので、今回のストーリーにクトゥルフが関わって来るなら、ありえそうです。
続いてグリゴリー・ラスプーチン。年代、国共にあまり関係ない人物なのですが、一部のファンから「もしかして出るのでは?」と言われています。というのも、アビゲイルと同様こちらも「Fate/Grand Order Material III」で因縁キャラとして書かれていることが理由。天の衣の因縁キャラなのですが、あまりにも辛辣な言葉が書かれているので、言峰綺礼の疑似サーヴァントではないかと言われています。しかし、今回の「セイラム魔女裁判」は牧師が深く関わりますが、言峰は神父。でもあえてその立場にスッと居座ってそうな気もします。剣豪での千子村正の例もあるので、可能性が全くないとは言えなそうです。
あと、ファンの間でまことしやかに囁かれているバビロンの大淫婦についても少し解説。今回あらすじに「人理焼却を目論む魔神の影を彷彿させる」と書かれているので、魔神柱ではなくビーストの可能性もあります。そして幾度となくビースト化するのでは?と言われてきたのがネロ・クラウディウスで、その候補がバビロンの大淫婦です。聖書や黙示録に登場する大淫婦バビロンが元ですが、その存在は要約すると、女性のカタチを成した災害のようなもの。まさにビーストっぽいですね。このバビロンはローマの皇帝が暗喩されたものという説があり、それがネロやカリギュラと言われています。
『Fate/EXTRA』のネロ・ガウェイン戦で「口を慎め、バビロンの大妖婦!」とガウェインが発言したのが最初だったと記憶していますが、その後『FGO』ではネロに関する幕間やプロフィールなどで度々それらしいことが書かれています。1.5部でビーストを出すのか?という疑問もありますが、殺生院キアラの例もあるので、こちらもゼロとは言い切れません。
たくさん書き連ねてきましたが、いかがでしたでしょうか?想像以上に早く新章がプレイできることになりましたが、個人的には新規サーヴァントの女の子が次のクリスマスイベントに参加してくれるんじゃないかと楽しみにしています。そして11月28日には「Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.8 異端なるセイレム 配信直前SP」が配信されますので、きっと新情報も盛りだくさんのはず。楽しみに待ちましょう!
[過去の1.5部のまとめ]
『悪性隔絶魔境 新宿』
ワード:「墜ちる星」「月下の慟哭」「幻影魔人同盟」「幻霊」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「裏切り者(ダブル・クロス)」「人形の女帝」「犯罪紳士」「変化自在の無頼漢」「魔弾」
【新規サーヴァント】
・新宿のアーチャー
・新宿のアサシン
・新宿のアヴェンジャー
・エミヤ[オルタ]
【未実装サーヴァント】
・ファントム(バーサーカー)
【現在実装済みサーヴァント】
・ジャンヌ・ダルク[オルタ]
・アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]
・シェイクスピア
・アンデルセン
・シャーロック・ホームズ
・巌窟王
『伝承地底世界 アガルタ』
ワード:「黄金の密林」「女戦士たちの雄叫び」「空想からの征服」「幻想都市」「煌々たる城塞」「地下大空洞」「暴虐と狂乱の英雄」「無空の天」「桃の芳香」「歪みなき願いの歪み」
【新規サーヴァント】
・不夜城のキャスター
・不夜城のアサシン
・エルドラドのバーサーカー
・レジスタンスのライダー
【未実装サーヴァント】
・ダユー(フランシス・ドレイク[オルタ]?)
・メガロス(ヘラクレス)
・フェルグス・マック・ロイ([リリィ]?)
【実装済みサーヴァント】
・アストルフォ
・デオン
・エレナ・ブラヴァツキー
『屍山血河舞台 下総国』
ワード:「一切鏖殺」「インフェルノ」「美しき獣は嗤う」「埋め込まれた宿業」「英霊剣豪七騎」「エンピレオ」「狂瀾怒濤」「剣禅一如」「五芒星」「天眼の剣士」「プルガトリオ」「夢想からの復讐」「無と、無限」
【新規サーヴァント】
・宝蔵院胤舜
・アサシン・パライソ
・アーチャー・インフェルノ
・柳生但馬守宗矩
・加藤段蔵
【未実装サーヴァント】
・佐々木小次郎(セイバー)
・清姫(色違い?)
・キャスター・リンボ
・千子村正
・酒呑童子(バーサーカー)
・源頼光(ライダー)
・天草四郎(アヴェンジャー)
【実装済みサーヴァント】
・宮本武蔵
・風魔小太郎
・玉藻の前
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