原点となるPCゲームから始まり、関連作品やコンシューマ展開、アニメ化にコラボレーションなど、活躍の場所を多彩に広げてきた『Fate』シリーズ。そのスマホ向け展開となる『Fate/Grand Order』(以下、FGO)も、非常に厚い支持を集めています。
本シリーズのゲームは、ADVやアクション性の高いものまで様々ですが、『FGO』は濃密な物語やサーヴァントたちの組み合わせで立ち向かうバトルが軸になっており、その戦いに打ち勝つための育成要素などが用意されています。
決して複雑なシステムではありませんが、本作のルールやプレイサイクルに慣れるには多少の時間がかかることも。また、プレイを通して見えてくる戦い方や育成などもあるため、遊び始めたばかりの頃は、ちょっとした思い込みや勘違いをすることも少なくありません。
そこでインサイドでは、「『FGO』初心者の頃に考えがちな“思い込み”は?」というお題でアンケートを実施。独自にチョイスした“思い込み8選”で一番共感できるものに票を投じていただきました。最も多くの人が賛同した“思い込み”は、果たしてどれでしょうか。よければ、こちらからご覧ください。
◆第8位:宝具の発動なんて無理(69票 1.9%)
敵単体や全体に大ダメージを与えたり状態異常に陥らせるなど、その効果は様々ですが、切り札的な存在である「宝具」を各サーヴァントは所持しています。状況や宝具にもよりますが、戦況を一変させる力を持っているので、いかに宝具を使いこなすかもマスターの腕の見せ所です。
しかしこの宝具を発動させるには、NPを100%以上溜めなければなりません。カードのチョイスやサーヴァントの編成などを意識すればそれほど難しい話ではありませんが、システムを理解していない初心者の頃はなかなか手こずります。ですが、今回の結果から見ると、宝具の発動に悩んでいた方は案外少なさそうです。
ちなみに、効果的な概念礼装を装備すれば、宝具発動のハードルを大いに下げることができます。その最たるものが「カレイドスコープ」で、バトル開始時点でNPが80~100%チャージした状態に。非常に有用な概念礼装ですが、入手確率がかなり厳しいため、「カレイドスコープが欲しいけど手に入らない」という嘆きは、中級者以上にとってのあるあるのひとつです。
◆第7位:マスターレベルが上がると編成が格段に楽になる(152票 4.3%)
戦力が揃い、育成もある程度進んでいくと、新米マスターの前に立ちはだかるのがコストの壁。運よく★5のサーヴァントや礼装が複数手に入っても、その全てを入れられる余裕はなかなかありません。コストの上限が100になるのは、マスターレベルを102まで上げてから。『FGO』は、LV100くらいまではサクサクとレベルが上がるとはいえ、始めたばかりのユーザーにとってかなり先に見えてしまうのもまた事実。
そしてコストが100になったからといって、編成が格段に楽になる……というわけではなく、やりくりに関してはいつまでも悩まされることに。★5サーヴァントのコストは「16」で、現時点の最大コスト上限は「112」。5騎+礼装5枚を112でまかなうと考えると、★を多少落としてもなかなか厳しい状態です。
とはいえ、マスターレベルの上昇に応じて編成が楽になるのは間違いありません。
次のページでは、育成や期間限定イベントにまつわる“思い込み”が!
◆第6位:サーヴァントの育成が全然進まない(215票 6%)
ゲームシステム的には、戦い方も育成もいわゆるRPGな『FGO』。しかし本作は、戦っているだけではLVが上がりません。バトルはあくまで勝負の場(+素材などの獲得手段)であり、LVアップなどの育成は完全に別枠。必要な素材を集めてレベルアップするのみです。
しかし、このレベルアップがなかなか手強く、経験値の元となる「種火」は本体のLVが上がるほど多くの枚数を求め、LV1から最大LVに上げるため数百枚が必要となる場合も。常設の専用クエストをクリアしても9枚程度しか手に入らないので、イベントなどで大量に入手しないと育成がなかなか進まない事態に陥ります。
また、サーヴァントが持つ各スキルにもレベルがあり、こちらは素材を投じることでレベルアップ。高レベルになると希少素材を求めてきたり、かなり多くの個数が必要になったりと、一筋縄ではいきません。
さらに宝具のレベルアップもハードルが高く、1LV上げるのに同じサーヴァントが1騎必要となります。イベントなどで配布されるサーヴァントならば複数入手も難しくありませんが、それ以外のサーヴァントは召喚で入手するのが基本。
◆第5位:イベントは強くなってからやろう(275票 7.7%)
始めたばかりだと、当たり前の話ですが戦力が心許ないもの。スキルや宝具は1、再臨も最終段階まで進まない……そんな状況で、序盤のストーリーを進めていた方も多いのでは。幸い、ある程度までは敵もそれほど強くはなく、戦力に乏しい状態でも進めることが可能です。
しかし、戦力に不安があるのは、他ならぬマスター自身が一番痛感しています。そんな時に期間限定イベントが開幕しても、「どうせロクに進められないだろうから、今はストーリーを進めておこう」と考えてしまうのも不思議ではありません。ですが、後々になって振り返ると、それは思い込みであったことにも気付きます。
確かに戦力によっては、イベントの完走が難しい場合もあるでしょう。ですが、例えクリアまで行かずとも、途中経過で手に入る素材やQPだけでも充分な見返りです。むしろ、イベントに参加して素材などを集めなければ育成はなかなか進まず、いつまで経っても戦力が整いません。
イベントは、“強くなってから”参加するのではなく、“強くなるために”参加する。そんな側面があることを、始めたばかりの頃に気づいていればと後悔しきりです。
上位に食い込んだ“思い込み”は?
◆第4位:弱いから、フレンド申請しても通らない(370票 10.4%)
『FGO』のバトルは、相性がとても大事。そのため多少運が良くても、始めたばかりの頃に戦力が揃うことはなかなかありません。そんな特に頼りになるのは、フレンドのサーヴァント。そのフレンドの育成状況にもよりますが、手持ちの中でも特に強いサーヴァントをサポート登録している方が多いので、手持ちが揃っていない時には非常に助かります。
しかし、自分は弱いサーヴァントしか用意できないのに相手のサーヴァント目当てにフレンド申請をしてもいいいのか、気が引けてしまうこともあります。そして、仮に申請したところで「どうせ通らないに違いない」と思いがち。その結果、申請を諦めてしまった経験を持つ方も少なくないでしょう。
むしろゲームシステム的に、弱い頃の方が受理されやすいのは皆さんもご存知の通り。上級者ならばフレンドに頼る機会も少ないので、フレンドに期待するのは「戦力」ではなく、サーヴァントを貸すことでもらえるフレンドポイントだったりもします。
今回のアンケートで、気遣いや負い目から申請をためらう方がかなり多かったことが分かりました。最近始めた方は、先駆者の体験を活かし、躊躇うことなくフレンド申請を出してみてはいかがでしょうか。
◆第3位:フレンドの強いサーヴァントがいれば何の問題もない(371票 10.4%)
本作では基本的に、自分の戦力から最大5騎(+5枚の概念礼装)を編成した上で、フレンドから1騎のサーヴァントを借りて戦いに臨みます。
もちろん、戦力が整い始めた中盤以降も、フレンドのサーヴァントはありがたい存在です。アタッカーを借り受け、そのサーヴァントを支援する編成を行うもよし、サポート役を借りてパーティの戦力を底上げするもよし。自分の手札だけでは手が届かないところを補ってくれるので、相当戦力が整わない限り、いつまでも頼りにしてしまいがちです。
そのため、つい「困ったらフレンドのサーヴァントを借りればいい」という安心感が芽生えがち。その考えは、基本的には問題ないのですが、残念ながら例外も。全体から見ればごく一部ですが、フレンドからサーヴァントが借りられないバトルが待ち受けているからです。
『FGO』はクラスの相性がとても重要です。そのため狙って戦力を増強するのはなかなか難しく、フレンドに頼ってしまうのは無理もありません。しかし、頼り切って油断していると、フレンド禁止のクエストが突如立ちはだかります。その時に慌てて育成しても間に合わず、そこでしばらく足止め──ということもあり得るので、戦力が足りないクラスがある時は、意識して穴を埋めておきたいものです。
いよいよ1位を発表!
なんと、4割弱もの圧倒的支持を集める
◆第2位:低レアのサーヴァントを使わない(689票 19.4%)
レア度を示す★は1から5まであり、各サーヴァントの強さの目安は、この数字の大きさで示されます。表示形式こそ違ったりはしますが、この方式は他のゲームでも多く採用されており、出来るだけレア度の高いユニットや装備を中心に構成して敵に立ち向かいます。
とはいえ『FGO』では、レア度が絶対的な格差というわけではありません。確かに基本ステータスは★の数に比例しており、ステータスと直結している素の攻撃力や体力には開きがあります。ですが、一部飛び抜けたスキルを持っている低レアサーヴァントもおり、上位レアに匹敵するような活躍や、★5でも出来ないような役割を果たすケースも少なからずあるのです。
しかしその有用性は、実際に育てた上で、自ら使ってみないとなかなか実感できません。前述のように、本作の育成は割と厳しめ。しかも、1騎ずつ育成を進めていくようなスタイルになりがちなので、どうしても高レアのサーヴァントから育ててしまう傾向にあります。
フレンドも★5サーヴァントをサポートに置いていることが多いので、必然的に低レアサーヴァントに触れる機会が少なく、その有用性に気付きません。多少余裕が出てきた頃には、低レアサーヴァントのことはもう頭に残っていない……という場合もあるでしょう。しかし2位に選ばれていることから分かるように、この考えは“思い込み”に過ぎません。
もちろん、全ての低レアサーヴァントが有用とまでは言いません。ですが、「他に代わりが利かない」「低コストで高いパフォーマンスを得られる」といった長所を持つサーヴァントがしっかりといるのも事実。育成に余裕が出てきた時には、改めて低レアサーヴァントの運用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
◆第1位:QPは減らない(1,418票 39.8%)
育成には種火や素材などが必要ですが、全般的にQPも必要となります。ですが、いざ育成を始めてみるとQPの消費量は少なく、クエストやイベントなどをこなしていれば収支は大きくプラス。貯まっていくばかりで、育成で多少使用しても目減りする気配もありません。
ですが、今回約4割もの圧倒的支持を得ている通り、QPが減らないというのは明らかな“思い込み”。育成を進めていくと、要求するQP額が跳ね上がり、スキルを幾つかマックスにするだけで貯蓄なんてあっという間に吹き飛びます。数千万ものQPを支払うこともあるのに、恒常の入手手段はクエスト「宝物庫の扉を開け(超級)」で1周100万前後。そのため、日頃からこまめに貯めておかなければなりません。
メインシナリオでもらえるQPはささやかなので、日常的には「宝物庫の扉を開け」に挑み、期間限定イベントも併用して意識的に集めておくのがお勧めです。ただしQPには上限があるので、貯めすぎにも要注意。積極的に貯めても上限に届くのはかなり先なので神経質になる必要はありませんが、プレイを続けていれば到達する可能性があるので、頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
種火がなければLVは上がらず、素材がなければスキルが上がらず、複数の同一サーヴァントがなければ宝具が上がりません。そしてQPがなければ、その全てを上げることが出来ません。昨年実施したアンケートでも、ユーザーが最も足りないと感じていたのは「QP」との結果が出ました。初心者マスターの方は重要性を噛みしめて、しっかりと貯蓄に励んでみてください。
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(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT
本シリーズのゲームは、ADVやアクション性の高いものまで様々ですが、『FGO』は濃密な物語やサーヴァントたちの組み合わせで立ち向かうバトルが軸になっており、その戦いに打ち勝つための育成要素などが用意されています。
決して複雑なシステムではありませんが、本作のルールやプレイサイクルに慣れるには多少の時間がかかることも。また、プレイを通して見えてくる戦い方や育成などもあるため、遊び始めたばかりの頃は、ちょっとした思い込みや勘違いをすることも少なくありません。
そこでインサイドでは、「『FGO』初心者の頃に考えがちな“思い込み”は?」というお題でアンケートを実施。独自にチョイスした“思い込み8選”で一番共感できるものに票を投じていただきました。最も多くの人が賛同した“思い込み”は、果たしてどれでしょうか。よければ、こちらからご覧ください。
◆第8位:宝具の発動なんて無理(69票 1.9%)
敵単体や全体に大ダメージを与えたり状態異常に陥らせるなど、その効果は様々ですが、切り札的な存在である「宝具」を各サーヴァントは所持しています。状況や宝具にもよりますが、戦況を一変させる力を持っているので、いかに宝具を使いこなすかもマスターの腕の見せ所です。
しかしこの宝具を発動させるには、NPを100%以上溜めなければなりません。カードのチョイスやサーヴァントの編成などを意識すればそれほど難しい話ではありませんが、システムを理解していない初心者の頃はなかなか手こずります。ですが、今回の結果から見ると、宝具の発動に悩んでいた方は案外少なさそうです。
もしくは、他の項目にもっと共感するものがあったのかもしれません。
ちなみに、効果的な概念礼装を装備すれば、宝具発動のハードルを大いに下げることができます。その最たるものが「カレイドスコープ」で、バトル開始時点でNPが80~100%チャージした状態に。非常に有用な概念礼装ですが、入手確率がかなり厳しいため、「カレイドスコープが欲しいけど手に入らない」という嘆きは、中級者以上にとってのあるあるのひとつです。
◆第7位:マスターレベルが上がると編成が格段に楽になる(152票 4.3%)
戦力が揃い、育成もある程度進んでいくと、新米マスターの前に立ちはだかるのがコストの壁。運よく★5のサーヴァントや礼装が複数手に入っても、その全てを入れられる余裕はなかなかありません。コストの上限が100になるのは、マスターレベルを102まで上げてから。『FGO』は、LV100くらいまではサクサクとレベルが上がるとはいえ、始めたばかりのユーザーにとってかなり先に見えてしまうのもまた事実。
そしてコストが100になったからといって、編成が格段に楽になる……というわけではなく、やりくりに関してはいつまでも悩まされることに。★5サーヴァントのコストは「16」で、現時点の最大コスト上限は「112」。5騎+礼装5枚を112でまかなうと考えると、★を多少落としてもなかなか厳しい状態です。
とはいえ、マスターレベルの上昇に応じて編成が楽になるのは間違いありません。
大幅に改善されなくとも、好転しているのであればよい──そんな風に考えるマスターも多いのかもしれません。制限の中で如何にやりくりするか、マスターの手腕が問われます。
次のページでは、育成や期間限定イベントにまつわる“思い込み”が!
◆第6位:サーヴァントの育成が全然進まない(215票 6%)
ゲームシステム的には、戦い方も育成もいわゆるRPGな『FGO』。しかし本作は、戦っているだけではLVが上がりません。バトルはあくまで勝負の場(+素材などの獲得手段)であり、LVアップなどの育成は完全に別枠。必要な素材を集めてレベルアップするのみです。
しかし、このレベルアップがなかなか手強く、経験値の元となる「種火」は本体のLVが上がるほど多くの枚数を求め、LV1から最大LVに上げるため数百枚が必要となる場合も。常設の専用クエストをクリアしても9枚程度しか手に入らないので、イベントなどで大量に入手しないと育成がなかなか進まない事態に陥ります。
また、サーヴァントが持つ各スキルにもレベルがあり、こちらは素材を投じることでレベルアップ。高レベルになると希少素材を求めてきたり、かなり多くの個数が必要になったりと、一筋縄ではいきません。
さらに宝具のレベルアップもハードルが高く、1LV上げるのに同じサーヴァントが1騎必要となります。イベントなどで配布されるサーヴァントならば複数入手も難しくありませんが、それ以外のサーヴァントは召喚で入手するのが基本。
かといって、狙ったサーヴァントが出てくれるとは限らないので、宝具のレベルアップに関しては「出たらラッキー」くらいに考え、狙って手に入れようとは思わない方が平和かもしれません。
◆第5位:イベントは強くなってからやろう(275票 7.7%)
始めたばかりだと、当たり前の話ですが戦力が心許ないもの。スキルや宝具は1、再臨も最終段階まで進まない……そんな状況で、序盤のストーリーを進めていた方も多いのでは。幸い、ある程度までは敵もそれほど強くはなく、戦力に乏しい状態でも進めることが可能です。
しかし、戦力に不安があるのは、他ならぬマスター自身が一番痛感しています。そんな時に期間限定イベントが開幕しても、「どうせロクに進められないだろうから、今はストーリーを進めておこう」と考えてしまうのも不思議ではありません。ですが、後々になって振り返ると、それは思い込みであったことにも気付きます。
確かに戦力によっては、イベントの完走が難しい場合もあるでしょう。ですが、例えクリアまで行かずとも、途中経過で手に入る素材やQPだけでも充分な見返りです。むしろ、イベントに参加して素材などを集めなければ育成はなかなか進まず、いつまで経っても戦力が整いません。
イベントは、“強くなってから”参加するのではなく、“強くなるために”参加する。そんな側面があることを、始めたばかりの頃に気づいていればと後悔しきりです。
上位に食い込んだ“思い込み”は?
◆第4位:弱いから、フレンド申請しても通らない(370票 10.4%)
『FGO』のバトルは、相性がとても大事。そのため多少運が良くても、始めたばかりの頃に戦力が揃うことはなかなかありません。そんな特に頼りになるのは、フレンドのサーヴァント。そのフレンドの育成状況にもよりますが、手持ちの中でも特に強いサーヴァントをサポート登録している方が多いので、手持ちが揃っていない時には非常に助かります。
しかし、自分は弱いサーヴァントしか用意できないのに相手のサーヴァント目当てにフレンド申請をしてもいいいのか、気が引けてしまうこともあります。そして、仮に申請したところで「どうせ通らないに違いない」と思いがち。その結果、申請を諦めてしまった経験を持つ方も少なくないでしょう。
むしろゲームシステム的に、弱い頃の方が受理されやすいのは皆さんもご存知の通り。上級者ならばフレンドに頼る機会も少ないので、フレンドに期待するのは「戦力」ではなく、サーヴァントを貸すことでもらえるフレンドポイントだったりもします。
今回のアンケートで、気遣いや負い目から申請をためらう方がかなり多かったことが分かりました。最近始めた方は、先駆者の体験を活かし、躊躇うことなくフレンド申請を出してみてはいかがでしょうか。
◆第3位:フレンドの強いサーヴァントがいれば何の問題もない(371票 10.4%)
本作では基本的に、自分の戦力から最大5騎(+5枚の概念礼装)を編成した上で、フレンドから1騎のサーヴァントを借りて戦いに臨みます。
仮にLV1のサーヴァントばかり並べても、フレンドが育てきった強いサーヴァント1騎だけで敵を殲滅することも決して不可能ではありません。メインシナリオの序盤などに、その圧倒的な力を実感した方も多いのでは。
もちろん、戦力が整い始めた中盤以降も、フレンドのサーヴァントはありがたい存在です。アタッカーを借り受け、そのサーヴァントを支援する編成を行うもよし、サポート役を借りてパーティの戦力を底上げするもよし。自分の手札だけでは手が届かないところを補ってくれるので、相当戦力が整わない限り、いつまでも頼りにしてしまいがちです。
そのため、つい「困ったらフレンドのサーヴァントを借りればいい」という安心感が芽生えがち。その考えは、基本的には問題ないのですが、残念ながら例外も。全体から見ればごく一部ですが、フレンドからサーヴァントが借りられないバトルが待ち受けているからです。
『FGO』はクラスの相性がとても重要です。そのため狙って戦力を増強するのはなかなか難しく、フレンドに頼ってしまうのは無理もありません。しかし、頼り切って油断していると、フレンド禁止のクエストが突如立ちはだかります。その時に慌てて育成しても間に合わず、そこでしばらく足止め──ということもあり得るので、戦力が足りないクラスがある時は、意識して穴を埋めておきたいものです。
入手しやすい★3の中にも有用なサーヴァントは多いので、お勧めですよ。
いよいよ1位を発表!
なんと、4割弱もの圧倒的支持を集める
◆第2位:低レアのサーヴァントを使わない(689票 19.4%)
レア度を示す★は1から5まであり、各サーヴァントの強さの目安は、この数字の大きさで示されます。表示形式こそ違ったりはしますが、この方式は他のゲームでも多く採用されており、出来るだけレア度の高いユニットや装備を中心に構成して敵に立ち向かいます。
とはいえ『FGO』では、レア度が絶対的な格差というわけではありません。確かに基本ステータスは★の数に比例しており、ステータスと直結している素の攻撃力や体力には開きがあります。ですが、一部飛び抜けたスキルを持っている低レアサーヴァントもおり、上位レアに匹敵するような活躍や、★5でも出来ないような役割を果たすケースも少なからずあるのです。
しかしその有用性は、実際に育てた上で、自ら使ってみないとなかなか実感できません。前述のように、本作の育成は割と厳しめ。しかも、1騎ずつ育成を進めていくようなスタイルになりがちなので、どうしても高レアのサーヴァントから育ててしまう傾向にあります。
フレンドも★5サーヴァントをサポートに置いていることが多いので、必然的に低レアサーヴァントに触れる機会が少なく、その有用性に気付きません。多少余裕が出てきた頃には、低レアサーヴァントのことはもう頭に残っていない……という場合もあるでしょう。しかし2位に選ばれていることから分かるように、この考えは“思い込み”に過ぎません。
もちろん、全ての低レアサーヴァントが有用とまでは言いません。ですが、「他に代わりが利かない」「低コストで高いパフォーマンスを得られる」といった長所を持つサーヴァントがしっかりといるのも事実。育成に余裕が出てきた時には、改めて低レアサーヴァントの運用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
◆第1位:QPは減らない(1,418票 39.8%)
育成には種火や素材などが必要ですが、全般的にQPも必要となります。ですが、いざ育成を始めてみるとQPの消費量は少なく、クエストやイベントなどをこなしていれば収支は大きくプラス。貯まっていくばかりで、育成で多少使用しても目減りする気配もありません。
ですが、今回約4割もの圧倒的支持を得ている通り、QPが減らないというのは明らかな“思い込み”。育成を進めていくと、要求するQP額が跳ね上がり、スキルを幾つかマックスにするだけで貯蓄なんてあっという間に吹き飛びます。数千万ものQPを支払うこともあるのに、恒常の入手手段はクエスト「宝物庫の扉を開け(超級)」で1周100万前後。そのため、日頃からこまめに貯めておかなければなりません。
メインシナリオでもらえるQPはささやかなので、日常的には「宝物庫の扉を開け」に挑み、期間限定イベントも併用して意識的に集めておくのがお勧めです。ただしQPには上限があるので、貯めすぎにも要注意。積極的に貯めても上限に届くのはかなり先なので神経質になる必要はありませんが、プレイを続けていれば到達する可能性があるので、頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
種火がなければLVは上がらず、素材がなければスキルが上がらず、複数の同一サーヴァントがなければ宝具が上がりません。そしてQPがなければ、その全てを上げることが出来ません。昨年実施したアンケートでも、ユーザーが最も足りないと感じていたのは「QP」との結果が出ました。初心者マスターの方は重要性を噛みしめて、しっかりと貯蓄に励んでみてください。
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