“メルヘンホラー”と形容されることもある独特のタッチで、魔女や己の運命と戦う少女たちの姿を描いたTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。

TVシリーズ放送以降も、2013年には映画版がハリウッドにてプレミア上映されたほどヒットしましたが、その外伝が、スマホ向けアプリ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』として配信されていますね。


先日、第2部が配信された『Fate/Grand Order』の企画にも携わっているアニプレックスのもと、『マギレコ』の愛称でゲームとアニメの両ファンから親しまれている本作。

今回インサイドは、改めてこの『マギレコ』の魅力に迫ってみました!配信から少し時間が経ってしまった今でも全然遅くはないので、未プレイの方もぜひお気軽にお付き合いいただければと思います。

◆原作アニメ「魔法少女 まどか☆マギカ」との違いって?

元々はTVアニメのファンだった私にとって、やっぱり最初気になったのは本編とゲーム版の違いについて。

それから一通り『マギレコ』をプレイしてみて色々と気づけたことがありましたので、まずはゲーム内の世界観の解説から始めさせていただければと思います。

■物語の主人公は、姿を消した妹との再会を願う魔法少女
今回の『マギレコ』の主人公は、“環いろは”というひとりの少女。

「まどマギ」の「鹿目まどか」と同じく魔法少女として日々魔女たちと戦っていた「いろは」は、自分の夢の中に何度も出てくる少女の存在が気になっており、ある日夢を見始めるきっかけになった神浜市を訪れることを決意。

その後、夢の中の少女が妹の「うい」であることを思い出した彼女が、他の魔法少女たちと共に姿を消した妹を探しつつ、神浜市を取り巻く謎にも直面していく━━これが『マギレコ』のストーリーの概要です。

ゲームの中心は「いろは」ですが、その他にも主要キャラとして「七海やちよ」や「十咎もも」といった、重要な役割を担う魔法少女が多数登場。

さらに前回行われていたイベントでは、『マギレコ』の公式Webマンガ「マギアレポート2」で活躍している「まどか先輩」が新規実装されるなど、個性豊かな魔法少女が日に日に増えていっています。

シリアスな展開も多い本作では見られない、「まどか先輩」のコミカルな絵のタッチと砕けた表現は必見ですので、とりあえず彼女の活躍を無料で見れる「マギアレポート2」に目を通すことを強くオススメさせていただきます(笑)。

■歴代の魔法少女も登場!
もちろん、原作アニメ「魔法少女 まどか☆マギカ」で活躍したキャラたちもプレイアブルキャラとして登場していますよ。

ゲーム開始時のプロローグでは「まどか」に加え「暁美ほむら」「巴マミ」の3人のシーンが描かれていたほか、ストーリーを進めていくと「佐倉杏子」も登場。
彼女たちもメインストーリーに深く関わることになります。

さらに、原作のキャラを主軸に描く「アナザーストーリー」がメインストーリーとは別に用意されています。まだ未プレイの原作ファンの方には、彼女たちがこの外伝でどんな役割を担っているのか、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

ちなみに、今年に入ってから「美樹さやか」も実装され、これで原作の魔法少女が全員ゲーム内に出揃うこととなりました。

新しい舞台の上で「まどマギ」の少女たちがどんな物語を紡いでいくのか━━これを確かめたいという意味でも、今はゲームを始めるいいタイミングになっているのかなと、一人のアニメファンとして感じている次第です。

“魔法少女☆RPG”と銘打たれたゲーム性にも注目!

『マギレコ』の楽しみ方を解説!
続いては、気になる『マギレコ』のゲーム性について。
公式サイトに載っている「魔法少女☆RPG」とは一体どんな内容なのか、さっそく見ていきましょう。

■バトル要素
まずは、RPGゲームにとってなくてはならないバトル要素の解説から。
本作では最大5人の魔法少女をチーム編成し、魔女たちと戦っていきます。

バトルのタイプはターン管理性となっていて、味方と敵、それぞれが攻撃を繰り返す中で先に全員を倒したほうが勝利します。また防御のコマンドはなく、プレイヤーは表示されている5つのディスク(コマンド)の中から3つを選択。すると選んだディスクに表示されているキャラが攻撃を行います。


一定のポイントがたまると、魔法少女同士の連携「コネクト」発動!
バトルで使用するディスクには「Accele」「Blast」「Charge」と異なる3種類があり、「Blast」は広範囲の敵に攻撃可能、「Accele」はマギア(必殺技)を放つために必要なMPを多く獲得できるなど、それぞれ効果が異なっています。

魔法少女によって、ディスクの振り分け(5枚のうち「Accele」を何枚持っているかなど)が異なります
他にも、条件を満たすことで発動できるマギアは迫力満点の必殺技となっているので、どの魔法少女がどんな技を繰り出すのかがバトル中の注目ポイントとなっています。

■チーム編成
次は、共に魔女と戦ってくれる魔法少女の編成について。本作では最大5人の魔法少女を一つのチームの編成に組み込むことができます。

クエストでは、フレンドからサポートキャラを配置します
魔法少女はそれぞれ属性を持っていて、火属性は水属性に弱かったり、闇属性と光属性は互いが弱点だったりというお馴染みの相性が存在しているので、各クエストの敵に応じたキャラを編成してあげるのが重要なポイント。

またチームの陣形も変えることができ、選択した形によって異なる効果が生まれます。

こちらは他のプレイヤーとの対人戦「ミラーズ」にて得られるコインとの交換で、新しい陣形を獲得することが可能です。

他プレイヤーとの対人戦はスマホゲームの定番要素の一つだと思うのですが、単にバトルを促すだけでなく、“鏡の魔女の間にて、他プレイヤーの映し身とのバトル”というちょっとしたストーリー性を持っているところも面白いですね。

■キャラの育成
最後にお伝えするのは、キャラの育成要素。

魔法少女たちには基本的なレベル上げだけでなく、特定の素材を使いレベル上限を突破できる“覚醒”、必殺技をパワーアップさせる“マギア強化”、装備アイテムの「メモリア」の装備枠を増やせる“魔力解放“と、様々な育成要素があります。

装備アイテムのメモリアも強化可能
さらに、★5まで成長することができる一部のキャラに関しては、マギアLvを最大にし、かつ特定のクエストをクリアすると、マギアよりも更に強力な必殺技「ドッペル」を解放することができます。

ストーリーに大きく関わってくるため詳細は省きますが、「ドッペル」は魔法少女たちが内に秘める「魔女の力」を一部行使する能力です。
原作ではあんなにも恐ろしかった魔女化が、今度は強力な技として実装されていることも、『マギレコ』の大きな特徴と言えますね。

ちなみに、育成させることでこのドッペルを解放できるキャラの一人として、「八雲みたま」がピックアップされたガチャが現在開催されています。ストーリークエストの主要人物の一人でもある「みたま」を求め、ピックアップガチャを90連を引いてみた結果がこちら!

……さらに、このあと単発10回もやってみましたが出ませんでした。

ただ「五十鈴れん」が出てくれたのはめちゃくちゃ嬉しかった!しっかり彼女を一流の魔法少女に育て上げられるよう頑張ります。

以上、今回は『マギレコ』のゲーム内容やその魅力についてお伝えさせていただきました。

本記事内で掲載したキャラ以外にも、外伝マンガ「魔法少女かずみ☆マギカ~The innocent malice~」の主人公「かずみ」が過去のイベントで、また同じく外伝マンガ「魔法少女おりこ☆マギカ」の主人公「美国織莉子」も魔法少女の一人として登場し、ゲームを盛り上げてくれていますよ。

様々な思いを持った少女たちが運命にあらがい続ける『マギアレコード』━━GWが間近に迫ったいま、一緒に休日を過ごすお供のゲーム候補としていかがでしょうか。

(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners
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