そんな『名探偵コナン』とコラボをして注目を集めたのが、Cygamesがてがけるスマホ向けアドベンチャーRPG『グランブルーファンタジー』。
『グラブル』と言えば、様々な作品とのコラボで度々注目を集めています。最近では、『活撃 刀剣乱舞』や『進撃の巨人』、『カードキャプターさくら』などのアニメ作品とコラボをしていましたね。さらに今後は4月よりアニメが放送されている『ペルソナ5』とのコラボも予定されています。次は何とコラボをするんだろう?という楽しみがあるのも、『グラブル』ならではです。
コラボ自体はゲームでもよくあるものですが、これだけ注目を集める理由は『グラブル』のクオリティの高さ。『グラブル』の魅力と言えば、ひとつは世界観が統一された美しいビジュアル。どんな作風でも、たちまちグラブル風になるマジックが起こります。コナンコラボも、青山剛昌さんの絵を上手くゲームの世界へ落とし込んでいました。さらに今回はそれだけではなく、既存のキャラクターがコナンの画風へ変身。まさにコラボレーションならではのビジュアルで、SNS上でも話題となりました。
そして今回のイベントタイトルは「謀略の歯車」。オープニングからまさにコナン!という演出が盛りだくさんで、絵を見ているだけで楽しい作りに。また、大野克夫さんの音楽がめちゃくちゃいいんですよ……!ストーリーもバトルもアレンジされたBGMがかっこよく、プレイしながらテンションが上がりました。
そして気になるストーリーですが、阿笠博士がVRゲームの共同開発で声をかけられたことが発端となります。そのVRゲームを体験しようとした江戸川コナンたちが、何らかのハプニングにより『グラブル』の世界に行ってしまい、主人公たちと共に謎を解いていくことに……。他の現代を舞台としたコラボタイトルも、何かが起こって『グラブル』の世界に行ってしまった、という設定が多いですが、しっかりと物語になっているところが、『グラブル』のすごいところ。そしてフルボイスということもあり、よりその世界に浸る事ができます。
さらにVRゲームを共同開発、と今時らしい設定。実は、現在公開中の映画にもゲーム会社が登場します。さらに本編で一番の謎である黒の組織にも、ゲーム会社の絡むストーリーがありました。ここまでくると、青山剛昌さんはゲームが好きなのかな?と思ってしまいますが、まさにその通り。
今回の『グラブル』コラボは、映画の時期に合わせたこともあり、コナンたちいつものメンバーだけでなく安室透も登場しました。多くは語りませんが優秀だけあって、安室は本編で大活躍。ストーリーではそのアムロとコナン、主人公が謎を解いていきました。が!その謎のレベルが高く、かなり頭をひねりました。
こうしたクイズや謎解きイベントは初めてではなく、過去に「名探偵バロワ」というシリーズで登場しています。このシリーズでは探偵のバロワとその助手サーヤ、そして怪盗シャノワールがレギュラーメンバー。最近は「ジュエルリゾートを奪還せよ」というシリーズが常設になりました。
コラボイベントでもバロワとサーヤは非常に重要な役回りで、なくてはならない存在でした。そして終始コナンたちはよくできたゲームだと勘違いしたまま、ストーリーは進行していくのですが……大丈夫だろうと分かっていても、プレイしているこちらはヒヤヒヤ。しかし合間に登場するバロワと毛利小五郎の息が合った様子や、サーヤとコナンの苦労眼鏡コンビにほっこりする場面も。ファンタジーな展開は、いつもと違ったコナンの面白さを見せてくれました。
コラボイベントをプレイすると、報酬としてSSRコナンとSR安室をゲットする事ができました。コナンは光属性、安室は風属性で、どちらもバトルで非常に使えるキャラクターとなっています。欲を言えば召喚石も欲しかったですが、キャラクターが戦ってくれるのはやっぱり嬉しい!コナンはお馴染みの蝶ネクタイの姿で、安室は76巻に収録されている「探偵たちの夜想曲[ノクターン]」で着ている服装となりました。しかし安室は、上限開放すると2016年の劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』で登場したTシャツ姿に……。バトルキャラクターは変わらないのですが、イラストは非常に高いクオリティ。ボクシング経験があることからバトルスタイルもそれに沿っているのですが、イラストもまさにそれを表していました。
イベントのストーリーは、プレイすると「ルリアノート」の「ストーリー」、「イベント」タグで見返すことができます。