「自分が開発するゲームのコスプレをしたい」と語る中国から来た19歳の美少女レイヤー【インタビュー】

「日本が大好きでずっと留学したかった。夢が叶って嬉しい」と語るのは中国のコスプレイヤーYuki亭さん。弱冠19歳で日本の大学に留学生として通う彼女と出会ったのは4月28日・29日に開催された「ニコニコ超会議2018」のコスプレエリアでした。日本に来てわずか1年ですが、意思疎通に困らない流暢な日本語を話します。取材の旨を伝えると、初めてというのもあって緊張をしながらも真摯に対応してくれました。本当にコスプレが大好きで、中国にいた時はもちろん、留学生として学業とアルバイトに励む合間も頻繁にコスプレをしています。「日本のアニメやゲームが大好きだから日本に留学した」「将来は日本でゲーム開発に携わりながら、登場するキャラクターのコスプレができたら嬉しい」というYuki亭さん。筆者は一社会人として道のりの険しさを思い浮かべながらも、希望と夢に満ちあふれた彼女のピュアさを眩しく感じました。中国でセミプロ・プロとしてバリバリ活躍するコスプレイヤーだけでなく、ほのかな憧れを握りしめて来日するコスプレイヤーも増えています。ーーコスプレを始めたきっかけは？Yuki亭アニメが大好きで、友人と一緒に動慢展（中国のアニメと漫画、ゲームなどを合わせたオタクイベント。各地で行われている）に行った時に、自分が大好きな作品のコスプレイヤーを見て感動しました。それ以来、コスプレに興味を持つようになり、少しずつ始めました。 ーーおすすめのゲームを教えてください。Yuki亭最近ずっと遊んでいる『アズールレーン』がおすすめです。キャラがとても可愛いくて、声優さんの声も素敵。あとは操作が簡単なので気持ちよく遊べます。ーー他には面白かったゲームはありますか？Yuki亭PSVなら『Hatsune Miku: Project DIVA』ですね。初音ミクちゃんが可愛すぎる。PCだと乙女ゲームとギャルゲーを幅広く遊んでいます。どっちも良さがあるんです！ーーコスプレをする時に意識していることは？Yuki亭コスプレするキャラを一生懸命理解することです。ちゃんと理解しないとコスプレできないと思います。服装から、アクセサリー、ヘアスタイルも全てが重要です。とくにウィッグカットにすごく時間をかけています。あとは表情をどう作るか、キャラのイラストをできるだけ多く集めて参考にして身体の動かし方を考えますし、化粧も一つ一つのパーツをキャラクターに寄せます。性格もなりきるように努めます。ーーコスプレをしたいキャラクターはどうやって決めていますか？Yuki亭好きなキャラなら全身全霊でコスプレをします！基本的には自分に似ているキャラになりますけど、たまに自分とは全然似ていないキャラもやります。例えば、私は背が高いので、小柄なキャラとかですね。その時は衣装や化粧を工夫してできる限り寄せます。ーー留学する前に来日したことは？留学するまでは一度も日本に来たことが無かったんです。日本のアニメやゲームがずっと好きだったので、絶対に留学できるように頑張って、ようやく実現しました！ーー日本のオタクイベントで印象に残っているのは？やっぱりコミックマーケットのインパクトが大きかったです。本当に会場が大きくて、多くの人がこのイベントに参加したいと思っています。世界中からコスプレイヤーも参加するので、私も参加することで周りから学べる。自分の欠点に気づけるので改善に繋げています。継続して努力していきたい！ーー中国と日本のアニメやゲームの違いは？アニメに関して中国はまだまだ発展途中です。それでもたくさんの面白い作品が生まれていると思います。中国の古代神話や歴史がテーマだと、中国人は面白く感じます。日本のアニメはジャンルが幅広い。製作会社もずっと前からやっているので成熟していると思います。ゲームに関しては中国の市場は大きくて、ソーシャルネットゲームでは世界中の人が遊ぶようなゲームが多く生まれています。日本のゲームでは恋愛ゲームが大好きなんですけど、引き込まれる世界観がやっぱりすごいなと思います。ーー将来の夢を教えてください。コスプレはずっと続けて行きたいです。今よりもレベルアップできるように継続して努力します。だけど、将来はゲーム会社にも入りたいんです！すごく面白そうだから。開発に携わったゲームに登場するキャラのコスプレをすることができたらと、考えるだけで興奮します！本当に夢と希望に溢れてて、キラキラと輝いてる。今後も応援して行きたくなりますね。画像提供：Yuki亭（@teyi0214）https://twitter.com/teyi0214■コスプレイヤーインタビュー連載について『Fate/Grand Order』や『グランブルーファンタジー』など、近年は数多くのソーシャルネットゲームが世に出ています。スマートフォンで手軽に遊べることに留まらず、フェスなどのリアルイベントが開催されることも人気を後押ししています。イベント会場では、作中に登場するキャラクターに扮（ふん）したコスプレイヤーが登場することが増えてきました。インサイド編集部ではゲームのプロモーションなど、今後ますます活躍が予測されるコスプレイヤーに注目。魅力的なコスプレを披露する一人ひとりを定期的に紹介していきます。