大抵の物なら蒸発させるほどの威力を持ったビームを放つ騎士、黄金の渦から数多の刃物を撃ち出す王様、棺からミサイルの雨を降らせる胡散臭いおじさん・・・『FGO』の戦場は危険なサーヴァントばかりで溢れていますね。

そんなサーヴァントたちをピタッと行動不能にすることができる優秀なデバフの1つに「魅了」というものがあります。
「魅惑の美声」や「フェロモン」といったスキル、または魅了系宝具を持っている一部のサーヴァントのみが付与することを許されたデバフで、15騎程しか使い手がおりません。

しかし、時に「こいつ何してんの!?」と思える奇想天外な行動を起こすのがサーヴァント。やろうと思えばスキルが無くても相手を魅了させることができるのではないでしょうか?

今回の記事では、そのような魅了系スキルを使わなくても「いろんな意味で」相手を魅了してしまいそうなサーヴァントたち6騎を紹介します。

◆別に、胃袋を満たしてしまっても構わんのだろう?

生きとし生けるもの全てが抗えない欲求「食欲」。その食欲を問答無用に掻き立ててしまうのがこの男「エミヤ」の料理です。彼の料理を食べれば殆どの者たちがその味に魅了され、食事という言葉以外頭に浮かばなくなってしまうでしょう。

これはもはや一種の魔術。自らの料理を食べた者の思考を完璧に魅了してしまう恐ろしい魔術なのです。バーサーカーを含めた英雄たちもこの笑顔!一流ホテルのシェフ百余名とメル友になっているのは伊達じゃありませんね。

◆インフェルノがぁっ!!・・・つっ裏に回ってぇっ!!!インフェルノがぁ決めたぁぁーっ!!!!

芋スナを裏取りして倒すことにハマった、ネタバレした黒髭をインフェルノした、ばっくあたっく!くりありんぐ!りすぽうん!などを戦闘中に使ってくる・・・気付けばゲーム大好きキャラが定着していた女武者「アーチャー・インフェルノ」。

人間を圧倒的に超えた動体視力や反射神経を持つ“サーヴァント”である彼女ならば、多くのゲーマーを魅了させるようなスーパープレーを披露するのも容易いことでしょう。「小足見てから昇龍余裕でした」というのも本当にやってのけるのでは?

次ページ:ロボットとか漆黒の闇とか、なんかグッと来ますよね。


◆機動戦士バベッジは俺たちのロマン

ロボットってのはさ、ロマンなんですよ。ごつい金属で覆われたメカメカしい巨躯、動くたびに鳴る駆動音・・・たまに無性にガンプラが作りたくなっちゃうように、俺たちの心の何処かにはロボットに対する熱い思いが刻まれちゃっているんだと思います。

さてこの「チャールズ・バベッジ」、男の子大興奮の“変形”まで使えると来ました。いつかコトブキヤから、「変形機能付きチャールズ・バベッジプラモデル」が発売されることを夢見るロボット好きたちは、既にバベッジに魅了されていると言っても過言ではありません。

◆俺の中二病的な何かが、もっと漆黒に染まれと囁いている

“中二病”、それは「俺の右手が疼くっ・・・!」だったり「世界の終わりは近い。漆黒がそこに迫っている・・・」的なことを言っちゃう思春期特有の病であり、これを患った者は漆黒のように黒く、黒く染まることを望んでいるのだとか。

さて、サーヴァントと言えば中二病概念の塊と言っても良いレベルの存在ですが、その中でも「アンリマユ」は別格ではないでしょうか?“この世の全ての悪”なんて下手すれば“英雄王”や“第六天魔王”よりも中二病心に刺さる上、あの黒一色の見た目。

「あの漆黒感・・・ヤバイ!しかも“この世の全ての悪”なんてカッコよすぎる!」と、中二病患者の心を鷲掴みにしてしまうことは間違いないでしょう。

次ページ:だから漢ってのは裸エプロンに・・・

◆裸エプロンをしてくれる、夢みたいなメイドサーヴァントがいるらしい

漢ってのは“裸エプロン”に夢を見る生き物なんですよ。実際にやると無防備な素肌に怪我してしまう恐れもあるのは分かっていますが、それでも好きなあの娘が裸エプロンでお出迎えしてくれるシーンを妄想してしまうんです。

そんな漢の夢を叶えてくれたサーヴァントこそ、タマモナインの一角「タマモキャット」。なんと裸エプロンだけでなくメイド服や和服まで着てくれるキャットのサービスには、骨抜きにされてしまう者が後を絶たないとか。


◆──その男は、筋肉(マッスル)だった。

「見ろよあの筋肉、あれこそ肉体美を極めた体ってやつだよ。「ロムルス」や「レオニダス」、「ヘラクレス」も確かに凄かった。でも「スパルタクス」の筋肉に関しては一線を越えているんじゃないか?だってキャラ詳細ですら“筋肉(マッスル)”なんだぜ。」――

世の中には、ゴリゴリの筋肉に魅力を感じる者が数多くいます。『FGO』のサーヴァントは基本的に逞しいマッチョメンばかりですが、中でも「スパルタクス」は別格の筋肉持ちではないでしょうか。

堂々と見せつけたそのボディ、全身から醸し出される只者ではない雰囲気、存在自体が筋肉(マッスル)・・・この男の筋肉は、全ての筋肉好きを見惚れさせるに違いありません。

さて、今回は6騎のサーヴァントの“いろんな意味で”相手を虜にしそうな魅力を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。今回の記事で筆者も、改めてロボットや裸エプロンなどの素晴らしさに気づかされることとなりました。

「タマモキャット」のように、その見た目で画面越しにプレイヤーを魅了して操作にミスを誘う攻撃(?)もあり得ますので、マスターの皆さんはご注意を!

(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT
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