人類の歴史と未来を守る戦いを描くだけでなく、ユーモアさを交えた期間限定イベントの開催や挑み甲斐のある高難易度のバトルなど、多彩な魅力でユーザーを惹きつけるiOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』(以下、FGO)。

そのひとつとして欠かせないのが、TYPE-MOONが手がけた他作品とのコラボレーションです。
今年だけでも、2月には「空の境界」イベントを復刻し、4月に「Fate/Apocrypha」との新たなコラボイベントを展開しました。

そして、9月5日から9月19日にかけて、「Fate/Zero」とコラボした「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」が開催されました。「Fate/Zero」で描かれた物語が、異なる可能性と展開で変革し、原作とはひと味違う結末へと終着。そんな、『FGO』ファンのみならず「Fate/Zero」ファンにとっても刺激的なシナリオが、復刻版として改めて登場しました。

イベント自体も盛り上がりましたが、同時に開催された「復刻 Fate/Accel Zero Orderピックアップ召喚(日替り)」にも大きな注目が集まりました。「★5(SSR)アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)」や「★5(SSR)イスカンダル」など、「Fate/Zero」に関連したサーヴァントたちがだけでなく、支援役として今も最前線で活躍している「★5(SSR)諸葛孔明〔エルメロイII世〕」もピックアップの対象に含まれており、この機会に召喚すべく挑んだ方も多かった模様です。

さらに、新サーヴァント「★4(SR)ディルムッド・オディナ(セイバー)」も加わり、復刻ながらピックアップ召喚だけでもかなりの関心を集めました。そこでインサイドでは、「復刻 Fate/Accel Zero Orderピックアップ召喚(日替り)で誰を狙った?」というお題でアンケートを実施しました。

★5と★4のピックアップ対象に加え、フレンドポイント召喚では登場しない「★3(R)ジル・ド・レェ(キャスター)」も含めた7騎を対象とした今回のアンケート。果たして誰が一番人気を集めたのか、もしくは「今回は見送った」という声が最も大きかったのか。その結果を、こちらでご覧ください。

◆第8位「★3(R)ジル・ド・レェ(キャスター)」:1票(0.7%)

見た目のインパクトも充分ですが、その外見を上回る個性の持ち主な「ジル・ド・レェ(キャスター)」。
「Fate/Zero」でも存在感たっぷりの振る舞いで記憶に残り、また『FGO』でも色濃い活躍を見せています。通常時はストーリー召喚でのみ召喚可能なので、狙って加入させるのは難しく、かといって戦闘能力に抜きんでたところもないため、扱いに困る一面も。ですが「Fate/Zero」での印象を再現していると考えると、一貫したサーヴァントとして捉えることもできます。

★3ということもあり、狙ってまで欲しいと思うユーザーは極一部だった模様。今回のアンケートでも、最下位という結果に落ち着きました。この結末も、ある意味では彼らしい形なのかもしれません。

◆第7位「★4(SR)エミヤ〔アサシン〕」:5票(3.6%)

本イベントでは、「Fate/Zero」で紡がれた物語と近しい展開を辿りますが、根本的に大きく異なる点もあり、またあくまで別の世界での出来事なので、原作とは異なる展開などもあります。この「エミヤ〔アサシン〕」の登場も、そのひとつです。

「Fate/Zero」を知る方から見れば、驚くポイントでもあり、それだけに行く末が気になるサーヴァントでもあります。その結末はイベントを制覇した方だけのご褒美なので伏せておきますが、物語に満足したのかピックアップ召喚で狙ったユーザーはそれほど多くなかったようです。ひとりのマスターとして、彼の背中を見送った・・・そんな風に考えたのかもしれませんね。

◆第6位「★4(SR)ディルムッド・オディナ(セイバー)」:9票(6.6%)

「Fate/Zero」ではランサーとして現界し、騎士として己を貫き通そうとしたディルムッド。
本イベントのストーリー上でも、ランサーとしての彼が活躍しました。ですが、彼の別の側面となる「ディルムッド・オディナ(セイバー)」が、コラボイベント復刻に合わせて新登場を果たしました。

スキルは自身を強化するものでまとまっており、回避付与や火力UP、NP獲得量UPなど、はば広く揃っています。また宝具はヒット数が多く、直接のダメージだけでなくスターの獲得手段にも成り得ます。決して悪い性能ではありませんが、セイバー枠は★4にも優秀な面々が多く、競合相手が手強いのは難点と言えるでしょう。その層の厚さゆえか、アンケートでは第6位となりました。

再評価されたあのサーヴァントたちは、果たして何位に?

◆第5位「★5(SSR)アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)」:11票(8%)

『Fate』シリーズの顔でもあり、「Fate/Zero」でも中心人物のひとりとして活躍。そんな存在感たっぷりの「★5(SSR)アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)」は、しかしアンケートではやや振るわず、残念ながら第5位となりました。

『FGO』初期から実装されているため、欲しいユーザーは既に手に入れている可能性が高く、そのため順位としてはこの位置に落ち着いたのかもしれません。また、本イベント内では、「Fate/Zero」ほどの活躍には至らなかったため、優先順位が低めになった可能性も。強化クエストの追加で自身のNPを増やす効果を手に入れ、使い勝手が向上して再評価されましたが、人気面での返り咲きについては『FGO』本編での活躍が必要なのかもしれません。

◆第4位「★4(SR)ランスロット(バーサーカー)」:17票(12.4%)

性能面で再評価されたサーヴァントと言えば、今回のピックアップ対象の一騎である「★4(SR)ランスロット(バーサーカー)」もそのひとり。
クイック寄りの支援役である「スカサハ=スカディ」の実装に伴い、クイック属性の宝具を持つサーヴァントが全体的に見直されました。

ランスロット(バーサーカー)もクイックの全体宝具を持っており、概念礼装やスカサハ=スカディを含む有用なスキル持ちサーヴァントと並べることで、宝具の2連発、3連発も可能となりました。そのため、改めてランスロット(バーサーカー)を欲しがる方や、宝具を重ねたいと願うマスターが急増。そんな声に後押しを受け、レア度で優るアルトリアを上回り、見事第4位を獲得しました。

◆第3位「今回のピックアップ召喚は見送る」:22票(16.1%)

様々な『Fate』作品で活躍する者もいれば、『FGO』のバトルで特に頼れる性能を持つサーヴァントもおり、今回のピックアップ召喚はそれぞれ異なる魅力を持つ面々が揃っていました。そのため、加入を願って挑んだマスターもかなり多かったことと思います。

その一方で、誘惑を断ち切って召喚に挑まなかった方々も一定数おり、アンケート結果としては第3位に食い込みました。『FGO』にはサーヴァントが数多く登場するため、一押しのサーヴァントを手に入れる道は決して平坦ではありません。脇見をしてしまえば、それだけ遠回りになる可能性も。「一番欲しいあのサーヴァント」に備え、グッと我慢する気持ちも痛いほど分かります。

残った2騎は「征服王」と「軍師」! 1位を勝ち取ったのは・・・

◆第2位「★5(SSR)イスカンダル」:34票(24.8%)

その武勇を広く轟かせ、征服王の二つ名でも知られている「★5(SSR)イスカンダル」が2位に輝きました。「Fate/Zero」では、豪胆な気質と王としての在り方を、言葉と行動の両面で示し、徹頭徹尾その姿勢を貫き通しました。
マスターであるウェイバー・ベルベットとのかけ合いもどこか心地よく、偉大さと親しみやすさを両立した魅力あるサーヴァントです。

『FGO』においては、期間限定のピックアップ対象にならなければ入手できないため、この機会に狙った方もかなり多かった模様です。割合としては24.8%を占めており、約1/4の方々が征服王を目指して召喚に臨みました。しかしその注目度も、わずかの差で1位には及びませんでした。しかし1位の相手を考えると、征服王にとってもなかなか愉快な結果だったのかもしれません。

◆第1位「★5(SSR)諸葛孔明〔エルメロイII世〕」:38票(27.7%)

イスカンダルを僅差で交わし、今回1位の栄冠を手にしたのは、「★5(SSR)諸葛孔明〔エルメロイII世〕」でした。このサーヴァントはやや特殊な立ち位置で、ロード・エルメロイII世を依り代として召喚。擬似サーヴァントとして現界しています。そしてこのロード・エルメロイII世は、ウェイバー・ベルベットの後の姿。「Fate/Zero」時代では、未熟なウェイバーと王たるイスカンダルの凸凹コンビが魅力的でしたが、今回のアンケートでは雌雄を決する頂上対決を果たす形となりました。

ちなみに諸葛孔明は、NP付与を始め、攻防の底上げを行うスキルや、敵の能力を削ぐ宝具など、優れたサポート特性を持ちます。対するイスカンダルは、自身の攻撃を上げるスキルが中心で、宝具も高威力ながら、NPを直接増やすスキルなどは持っていません。
そのため、イスカンダルの長所を更に伸ばす諸葛孔明のサポートは、実に心強い存在です。この頼もしい成長ぶりが窺える一面も、高い人気を持つ要因のひとつと言えそうです。可能であれば、並べて編成に組み込むのも一興でしょう。

(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT

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