『Fate/Grand Order』(以下、FGO)の正式サービスと同時にプレイしたマスターたちと比べ、筆者は二年以上遅れて遊び始めました。その際に、「無課金で遊んだら、戦力はどれくらい集まるかな」と考え、まずは一年間駆け抜けてみました。


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★4以上のサーヴァントを召喚できる聖晶石や呼符は、プレイ状況に応じて手に入りますし、ログインボーナスでももらえるので、いわゆるガチャもそれなりに回せます。が、サーヴァントを引き当てられるかどうかは、完全に運頼み。戦力が乏しくても、頼もしいサーヴァントがピックアップされても、その時に聖晶石などがなければグッと耐えるしかありません。

時に泣きながら撤退し、時に延々とターンを重ねる長丁場に突入。配られた手札だけで如何に勝負するか、そんな楽しさも味わいつつプレイを続けた、無課金で一年遊んでどれくらいの戦力を手に入れられたのか。使った素材やQPはどれくらいになったのか。引いたサーヴァント次第なので運に大きく左右されますが、一つのサンプルケースとして楽しんでいただければ幸いです。

昨年の8月末から今年の2月までの歩みを記した前編はすでに公開されているので、未見の方はそちらも合わせてご覧ください。また、、具体的な物語や各章のボスの正体などには触れていませんが、若干のネタバレを含んでいるので、その点をご注意いただけると幸いです。

◆無課金プレイ一年間まで、残り半年! まずは、賢いプランで戦力の増強に挑む
まずは、ここまでの歩みを簡単に振り返ります。約半年のプレイで手に入れた星5サーヴァントは、マーリンとアビゲイル(宝具LV2)。また、自力で引いた星4は11騎でした。
2018年1月にため込んだ聖晶石を全放出したため、改めて貯め直しつつイベントに挑む日々が続きます。この時点でマスターレベルは122。編成するコストの上限も、当初と比べると格段に増ました。しかし、「あとちょっと欲しい・・・」と思う気持ちはずっと変わらずなので、実に絶妙なバランス取りです。

「復刻版:空の境界/the Garden of Order -Revival-」も終わり、「伝承地底世界 アガルタ アガルタの女」を進める傍らで、あまりに薄すぎるライダー枠(育っているのは「星3 牛若丸」のみ)を補うべく「FGO冬祭り 2017-2018 ~冬のファラオ大感謝祭~開催記念ピックアップ召喚」にチャレンジ。オジマンディアスさん、お願いします!

結果は、ニトクリス×2でした。ライダー枠の強化ならず。とはいえ、どのクラスも足りてはいない我がカルデア。貧弱な戦力は欠点じゃない! 大抵のサーヴァントが戦力になるという長所なんだ! という心意気で、ニトクリスさんを育成。NPが100%以上貯まるスキルが便利すぎます。カレイドスコープどころか、虚影魔術すら2枚しかないカルデアなので。

そんな戦力アップもあり、3月5日に「伝承地底世界 アガルタ」をクリア。
今回も色々と驚きの多い物語でしたし、ラスボスの動機も意外性がありました。あれも『Fate』の世界ならではの切り口かもしれません。

そんな感慨を抱いていると、「復刻:セイバーウォーズ ~リリィのコスモ武者修行~ ライト版」がスタート。全体攻撃宝具のセイバーで育っているのは「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」のみなので、今回の配布サーヴァントも大喜びでゲット。また、育成している単体宝具セイバーも、クリティカルメインの「ランスロット」と、悲しみの宝具LV2「エリザベート・バートリー〔ブレイブ〕」のみだったので、復刻 セイバーウォーズ ~リリィのコスモ武者修行~ピックアップ召喚」で更なる戦力強化に挑みます。

狙うのは「謎のヒロインX」か「アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)」? いえいえ、ここまでの歩みで自分の運についてはよく理解しています。高望みをせず、しかし高火力の宝具を手に入れるために筆者が狙ったのは、「星3 ベディヴィエール」です! 素のステータスこそ星3相当ですが、宝具の威力は相当なもの。星3ならではの重ねやすさも、その長所を後押しします。育成の難易度も低いとなれば、かなりコストのいい戦力強化が狙えるでしょう。

この、自分の運のなさを逆手にとった狙いは見事にハマり、星3サーヴァントが続々と登場! 星4、星5なんて一枚たりとも出ません! ベディヴィエールの召喚を邪魔する高レアなんていらないから! ・・・いらないし・・・全然・・・。

その結果、無事にベディを4枚ゲットし、メインシナリオのクリア報酬も引き出して宝具LV5を達成。NP50%礼装とスキル、そしてマスターやマーリンの支援を合わせれば、1ターンで即宝具も可能になりました。
・・・もちろん、「カエサル」「ジル・ド・レェ」「フェルグス」も山のように出ました。下手すると、それぞれがベディの倍以上出ている気がしないでもないほどです。大丈夫、泣いてません。

こうして、カレンダーは4月に突入。いよいよ、第2部 第1章「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」の開幕です! 今年に入ってまだ、星5に巡り会えないままですが・・・。

やっぱり星5は欲しい! 諸葛孔明とか!

◆そろそろ星5サーヴァントを引きたい! その願いは果たして・・・

この運のなさも漂白して欲しいと思いつつ、第1.5部の攻略を一度止めて、「永久凍土帝国 アナスタシア」に挑みます。べ、別に、「屍山血河舞台 英霊剣豪七番勝負」に臆したわけじゃありませんからね!(臆した)

極寒の地での戦いは、紡がれる物語の厳しさも相まって少なからず手こずりましたが、最終戦付近を除けば、大きな難所と思えるほどのバトルはありませんでした。もちろん、フレンド枠に最大限頼り切っているおかげですが! あらゆるクラスの一流アタッカーを借りられるのは、本当に助かります。自前で支援を揃えておけば、むしろ少ないコストで様々な局面に対応できそうだなと実感しつつ、第1.5部へと戻ります。

そう、「禁忌降臨庭園 セイレム」の始まりです! いやその、「英霊剣豪七番勝負」は手強いって聞いたから・・・(臆した)。信仰が根付いている謎多き村を舞台に様々な思惑や意志が交錯する物語は、時に理解が追いつかないほど。昨年末に「アビゲイル」を、そして直前に「ミドラーシュのキャスター」をポロリと手に入れていたため、より気持ちが入ってプレイできました。


そしてセイレムもクリアし、いよいよ覚悟を決めて、「英霊剣豪七番勝負」を開始・・・。

あ、「復刻:星の三蔵ちゃん、天竺に行く ライト版」が始まってしまいました! 仕方ない、これは仕方ない。期間限定だから、こっちを先にやらないと!

しかもピックアップ召喚では、支援系サーヴァントでも1、2位を争うほどの「諸葛孔明〔エルメロイII世〕」がピックアップ対象に。支援で固めて(フレンド)アタッカーで攻略する戦法に頼り切っているので、これは是が非にも欲しいところです。ということで、単独ピックアップの4月21日にチャレンジ!

キャスターの金カード、からの「玉藻の前」登場! ・・・いや、うん。今年に入って4ヶ月、初の星5で嬉しいんです。嬉しいんですが・・・あれー?

ちなみに、更に回したところ「アヴィケブロン」にもお越し頂きました。第2部 第1章の活躍を見たばかりなので嬉しいんですが・・・いえ、嬉しいんですけどね・・・。

孔明チャレンジの失敗に落ち込みつつ、「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」や「pocrypha/Inheritance of Glory」に挑みます。玉藻の前も(80までですが)しっかりと育て、アーツ系パーティだと八面六臂の大活躍。プレイ開始から8ヶ月でようやく、自前だけで前衛3騎を星5で埋められました。アーツ多めのアビゲイルと玉藻の前の相性も悪くないですし、宝具はマーリンが底上げしてくれます。
・・・おや、玉藻の前で正解だったのでは?

・「『FGO』“永久凍土帝国 アナスタシア”あなたの満足度は星いくつ?」結果発表─「星5」評価は何位に!?【アンケート】

玉藻の前をゲットしたマスターは、「英霊剣豪七番勝負」に挑むのか?

◆星5サーヴァントを引いても、戦力にまだ不安アリな日々

奇妙な召喚運に振り回されつつ、通算ログインが250日を達成。マスターLVは126と、やんわり上昇しました。この辺りになってくると、LVの上がりはどうしても緩やかになってきます。

そして、260日でとうとう「ヘラクレス」の絆がMAXに! 概念礼装「雪の城」をゲットし、頼もしい殿の誕生です。ここまで、本当に長かった・・・。「ガッツ状態を3回付与」という礼装効果は、相手のクラスが分からないストーリーでのバトルや高難易度戦など、様々な局面で助けてくれます。戦力に不安があり、ヘラクレスを持っている方ならば、獲得する価値が充分にあるので、是非ゲットを目指してみてください。

頼もしさ満点のヘラクレスに後押しされ、ビクビクしていた「英霊剣豪七番勝負」にも本腰を入れ始めます。第二の勝負では、最後にヘラクレス単騎で撃破。第三の勝負では、ヘラクレス&玉藻の前(アーツパーティが半壊)が生き残ってのクリアでした。早速お役立ちです。そして、最難関とも言われる次の勝負に・・・。


「復刻:ぐだぐだ明治維新 ライト版」が始まってしまったので、中断は是非もないよね! 大英雄ヘラクレスの援護があっても、筆者の小心ぶりは収まらなかった模様。星4以上のバーサーカーがヘラクレスしかいないので、「茶々」が欲しかったんです。欲しかったんですよ!(暗示)

ここから、「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」や「復刻:デッドヒート・サマーレース! ~夢と希望のイシュタルカップ2017~ ライト版」、「復刻:デスジェイル・サマーエスケイプ ~罪と絶望のメイヴ大監獄2017~ ライト版」などのイベントが立て続き、育成を進めたり軽くガチャを回すなどして、戦力もまた微増。乏しいは乏しいなりに、体勢が少しずつ作れてきたようにも感じます。

ですがその一方で、明らかに足りない部分があるのも浮き彫りに。星4ランサーは全体攻撃法具しかおらず、自力で引いた星4アーチャーは1騎だけ。キャスターのみ、星5が2騎と星4が4騎(ジーク含む)と妙に充実していますが、こと攻撃となると単体相手にはメカエリチャンに頼ることがしばしば。星5はキャスターとフォーリナーのみなので、全体的に火力面が課題です。

また、これまでの歩みで実感したのは、敵のアーチャーとアサシンの厄介さ。いずれもチャージゲージが3なので、放っておくとすぐに宝具を発動する困ったヤツらです。そのため速攻で倒したいところですが、有利クラスのランサーとキャスターの手持ちは、単体宝具がないか、火力が物足りないかのどちらか。

そんな不安を抱えたまま、第2部 第2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」が7月18日に開幕。相変わらずフレンド頼りの戦いが続きます。アビゲイルを並べると、3ターンでNPが60溜まるのでいいですね。

せめて手持ちの戦力を強化しようと、ゲオルギウスをLV65まで育てたり、LV80台の猛火の消費量が激しくてつい後回しにしていたマーリンをレベルアップ。その時、たまたま極大成功が出たので、ちょっと運試しと思ってガチャを回してみました。

すると、さっくりと「ブリュンヒルデ」が登場! ちょうど「ゲッテルデメルングピックアップ召喚」の期間で、しかもブリュンヒルデの日でした。三騎士初の星5を、プレイ開始から11ヶ月でゲット。アーチャー相手に抱えてた不安が、これでかなり解消されました。そしてシナリオ的にも、まだ集落に足を踏み入れていないほどの序盤。シナリオに登場する(と思われる)サーヴァントが手元にいると、物語を読むテンションもやはり上がりますね。

その勢いで、第2部 第2章を一気に・・・と、想定通りに行かないのが『FGO』。7月31日に「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~」が始まり、「FGO Fes. 2018 英霊旅装チケット」の交換対象や開放条件が判明しました。そして、「英霊剣豪七番勝負」をクリアしないと選べない5枚があることが明らかに。どの礼装をもらうか決めかねているだけに、選択肢が狭まるのはいただけません。「無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング」を放り出し、「英霊剣豪七番勝負」に今度こそ挑みます!

最難関と言われることが多いバトルで令呪コンテニューしたものの、第四・第五・第六・第七勝負を次々と踏破し、なんとか宿業両断を果たし、一切完勝! また、メモリアルクエストで最難関に再挑戦し、今度はコンテニューなしでのクリアも達成しました。勝てた理由? もちろんヘラクレスさんです。16ターンかけて、最後は単騎での辛勝でした。

ちなみに、最後のメモリアルクエストは、玉藻の前とマーリンでフレンドのBBを支援するアーツパーティでなんとかクリア。どうやらキャスターが狙われる気がしたので、むしろ人数増やしてダメージを分散し、宝具を連発して回復しつつの攻撃を繰り返し、67ターンという長丁場でフィニッシュ。・・・やっぱり玉藻の前で良かったようです。そしてBBが欲しくなります。アーツパーティのアタッカーがもっと来てくれ!

・『FGO』「沖田総司〔オルタ〕」をガチで狙った人の割合は? 以蔵派から課金派まで、アンケート結果を一挙公開

最後に一ヶ月、ガチャがまさかの展開に

◆残すところ約一ヶ月で、挑んだガチャの結果は如何に

7月29日からは、「復刻:オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史」がスタート。もらえるサーヴァントを見逃す手はないので、今回も無論全力です。とはいえ、日毎に開放されるクエストをクリアしていくだけなので、特に詰まることもなくサクサク進みます。

また同日から、「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~特異点」と題するピックアップ召喚がスタート。開催日によってピックアップ対象が変化しますが、今回の目玉はなんと言っても「スカサハ=スカディ」。待望のクイック寄りサポートが登場したことで、様々なクイック宝具持ちサーヴァントが再評価されるほどの影響力を与えており、その使い勝手は今も高く評価されているほどです。

アタッカーが欲しいという気持ちに嘘はありませんが、各クラスのアタッカーを揃えていくのは道のりの長い話。いずれ達成したい目標ですが、それだけに即日で達成しないのも重々承知しています。その一方で、支援に特化したサーヴァントがいれば、フレンド枠をサポートすることで難敵を打破することが可能。マーリンや玉藻の前を使い続けてきて、そのことはよく分かっています。

体験クエストで凝っているモーションなども確認し、できれば我がカルデアにお迎えしたいと決意。孔明チャレンジですっかり空になった聖晶石もいくらか貯まったので、後先考えず挑戦!

久々の金セイバーは・・・ラーマ! セイバーのクリティカル枠はもういるんですよ・・・。続いて、累計3枚目の虚数魔術もゲット。

って、今度はキャスターの金カード! もしや・・・!!

期待通りのスカサハ=スカディ! 女王様に降臨していただきましたー! これで、バスター、クイック、アーツそれぞれを支援できるサポーターが勢揃い。2018年の星5はこれまで、まさかのブリュンヒルデや、大助かりだけどもすり抜けだった玉藻の前の2騎だったので、欲しい欲しいと願いつつ引けた星5は今年初。7ヶ月目にして、狙った通りの星5がようやく来てくれました。まだ「無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング」の途中なので育成素材が足りないけども、そんなことは全然気にならない!

マーリンから始まって、昨年末にアビゲイルを2枚ゲット。以来、星5とはしばらく縁のない日々が続いていましたが、玉藻の前、ブリュンヒルデ、スカサハ=スカディと、プレイ開始から11ヶ月で計6騎分を引くことができました。一時期はかなり少ない星5で一年目を終えるかとビクビクしていましたが、諦めなければ報われる(こともある)ようです。チャレンジして本当によかった!

あとはイベントをこなしながら、3周年で沢山もらった聖晶石で運試ししつつ過ごそう。そんな穏やかな気持ちで、「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」に臨みます。夏らしい装いのサーヴァントたちが、ある意味夏らしい日々を過ごす姿は、全力で打ち込む爽やかさも相まって清々しいばかり。個人的にもかなり楽しめたイベントでした。

記念でもらった聖晶石もそこそこあったので、イベントへのご祝儀を兼ねて「サバ★フェスピックアップ3召喚」にチャレンジ。「謎のヒロインXX」を引けば、アビゲイルと並べられるなーとか考えつつ。

すると、狙い通りに「謎のヒロインXX」が! 星4でも、狙い通りに出てくれるのは嬉しいばかり。こうなると、宝具LV2も狙いたいところ。もうちょっとだけ回してみます。

そうしたら、直後に「星5 BB」が! あわよくばと思っていたところもは勿論ありますが、まさか出るとは思いませんでした。

驚きつつも早速BBの育成に乗り出したら、早い段階で極大成功に。この流れ、どこかで見たことがあるような・・・。先月のブリュンヒルデを思い出し、もう一度召喚に挑戦。謎のヒロインXXを、もう1枚引かないといけませんしね! とか、言い訳をしていたら。

まさかの、BB2枚目! 慣れていない幸運にすっかり怖じ気づき、慌てて召喚から撤退しました。謎のヒロインXXの2枚目とか言ってる場合じゃありません。いや、逃げたところで何も変わらないんだけども! ですけども!

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特に頼ったサーヴァントは? 育成にかかった総QPは? 一年の歩みをを総決算

◆この一年の歩みを振り返り─フレンドには感謝を、我がカルデアにはQPを!

そんなプチ・パニックを起こした小心者なマスターは、「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」の終盤で一年目を終えました。この一年間を通して手に入れた星5は、6騎8枚(アビゲイルとBBが2枚ずつ)。ギルガメッシュと諸葛孔明には思い切り振られましたが、年間を通じてみるとまずまずの結果でした。

記事に書けなかったものも含め、自力で獲得できた星4は計24騎。半年経過の時点で11騎だったので、約2倍と順当な推移です。ここに配布(1000万DL記念分を含めて13騎)と、星1~3のサーヴァントを加えたのが、我がカルデアの総力となります。この数が多いのか少ないのかは分かりませんが、ひとつの目安になるかもしれません。ここからは各項目に絞って、この一年を振り返ってみたいと思います。

■頼もしかった手持ちのサーヴァント

やはり、マーリンや玉藻の前、スカサハ=スカディといったサポート特化は非常に頼もしかったです。シナリオの難所や高難易度だけでなく、NPを配って宝具を撃たせたりと普段使いでも便利でした。だからこそ、ここに諸葛孔明を加えて盤石にしたい・・・という思いも渦巻いておりますが。

バーサーカーに対する攻撃有利は多くのクラスでも取れるので、長所がやや弱いとも思われがちなアビゲイル(フォーリナー)ですが、アーツ3枚持ちなのでアーツパーティにも組み込みやすく、個人的には助かる場面も多々ありました。スキルで敵単体のチャージを減少できるのも、玉藻の前と噛み合ってなお良し。

ブリュンヒルデは、文句なしのアタッカーとして大活躍。宝具LV1でもかなりのダメージを叩き出してくれるので、アーチャー相手の戦いが随分楽になりました。本当に。間違いなく! クリティカル関連のバフがあり、しかも他のメンバーにかけることも出来る利便性も嬉しいところ。あとは、BBもユニークかつ便利なんですが、筆者自身がまだ彼女のポテンシャルを活かし切れていない気がします。

このほかには、ゲオルギウスが頼もしかったのは当然として、長所が自己完結しているランスロット(セイバー)、スターとスキルが噛み合うと宝具並みのクリティカルを放つアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕(ランサー)、NPチャージと即死がとにかく便利なニトクリス(キャスター)、鉄壁な安心感のヘラクレス(バーサーカー)辺りが特に印象的でした。

とはいえ、どんなサーヴァントが引けたかでそれぞれの評価も左右されるので、あくまで一例としてご覧ください。

■出番が多かった配布サーヴァント
手持ちは運に左右されますが、イベントなどで配布されるサーヴァントは、ある程度の戦力と時間があれば、誰でも入手可能です。そんな、着実な戦力増強手段を見逃す手はありません。

この一年で入手できた配布サーヴァントの中で、最も印象に残っているのはメカエリチャンでした。クラス特性で、ライダー・アサシン・キャスターに対して有利なダメージを与えられるというアルターエゴの長所は、戦力が乏しい方ほどその弱点を補ってくれます。また、クリティカルや宝具の威力を自身で大きく伸ばすスキルがあるのも長所。イベント復刻後の今ならば、II号機と合わせて2騎同時運用も、戦力不足ならばアリでしょう。

安定した強さを見せる両儀式(アサシン)や、サポート兼アタッカーとして戦える坂本龍馬(ライダー)、スターの生成やNP付与などは嬉しいアルテラ・ザ・サン〔タ〕(アーチャー)、また火力不足の時に頼もしいジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(バーサーカー)も、各所で活躍してくれました。両儀式以外は、これまで通りならば今後手に入れるチャンスがあるので、未入手の方はそれぞれお見逃しなく。まずは、アルテラ・ザ・サン〔タ〕が加入する復刻版クリスマスイベントが、11月~12月辺りに行われると思うので、どうぞお楽しみに。

■頼りにした星5のフレンドサーヴァント
【セイバー】

まずは、なんと言っても宮本武蔵。NPも自力で稼ぎやすく、マーリンの援護を受ければ宝具の威力が更に伸び、大抵の敵をあっさりと沈めてくれます。第一部の難所でも助けていただきました。ただし、「英霊剣豪七番勝負」でNPC枠として出る彼女は、扱いが難しい時も。困った時はオーダーチェンジもお勧めです。

そして、沖田総司にも助けられました。スターを気軽に稼げるので、戦力が乏しくてもクリティカル狙いでダメージをアップできます。あと全体攻撃宝具では、NPを増やせるモードレッドが気軽に使いやすかったです。強化が来てからは、アルトリア・ペンドラゴンも使いやすさが増しました。

【アーチャー】

なんといっても、ギルガメッシュ。スキルが総じてクセもなく使いやすく、宝具のサーヴァント特攻効果も強力。全体攻撃なのに単体攻撃宝具並みのダメージを出すことも頻繁にあり、アーチャーの戦力が欲しい時はまずギルガメッシュからチェックするほどでした。

あとは、アーツパーティで挑む時には水着を着たアルトリア・ペンドラゴンを、男性相手にはオリオンに頼ることが多々ありました。オリオンは、星3のエウリュアレと並べて使うのもいい感じです。

【ランサー】
一発が欲しい時や特攻が刺さるときはスカサハ、全体を攻撃したい時はカルナやエレシュキガルを頼りました。ですが、レア度の差こそありますが、手持ちは全体攻撃宝具が多かったので、フレンドサーヴァントはスカサハを借りる方が断然多かったですね。特にカレイドスコープ持ちが重宝しました。

そしてスカサハが見当たらない時は、星4ですが水着版の源頼光をチョイスすることも。ステータス面では星5に敵わないものの、スキルが噛み合った時の爆発力は脱帽もの。星5でも簡単に出せないダメージを叩き出すので、恐ろしくも頼もしい存在です。

【ライダー】
個人的には、ライダーの星5はかなり群雄割拠しており、どのサーヴァントにも特徴や利点があるので、絞るのは結構至難です。その前提を踏まえた上で、比較的借りる機会が多かったのは、NP配布とスキルのバランスがいいオジマンディアスと、NP関連のスキルが2つあり宝具が撃ちやすいフランシス・ドレイクでした。いずれも頼もしいサーヴァントなので、いつか自力でゲットしたいと思いつつ、果たしていつになることやら。

あと、ライダーな坂田金時も非常に頼もしかったことを付け加えておきます。自身のNPを最大50増やせる上に、スキルでクイックを強化すれば宝具のダメージが更にアップ。スターも生成しやすく、隙のない強さを発揮してくれます。唯一にして最大の欠点は、現時点での入手機会がないことくらいです。イベントの再復刻を、切に願います。

【キャスター】

NP配布や攻防のバフ・デバフが頼もしい諸葛孔明〔エルメロイII世〕・・・も借りることは多かったんですが、キャスターの火力枠が乏しいのもあり、玄奘三蔵やイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを借りることの方が多かったかもしれません。

メカエリチャンで補うこともありますが、長期戦の時は防御面でも有利が欲しくて。その意味では、新イベントで貰える酒呑童子(キャスター)が、戦力の穴を埋めてくれるのではと期待しています。

【アサシン】

ジャック・ザ・リッパーか“山の翁”! サポートを受けなくても、自身のスキルやカードだけで充分強いため、本当にありがたい存在でした。自分で星を出し、クリティカルでダメージやNPを稼ぐ。そんな自給自足ぶりは、配給もままならない我がカルデアの支えです。ちなみに、ニトクリスがいたおかげか、アサシンの全体攻撃宝具を借りる機会は比較的少なめでした。それでも、クレオパトラには何度か助けてもらいました。

【バーサーカー】

苛烈な攻撃と防御面の不利を合わせ持っているため、あらかじめ対応を用意しないとなかなか起用できないのがこのバーサーカー。雑に使うと、あっけなく落ちることも少なくありません。そんな中で、耐久性に優れているクー・フーリン〔オルタ〕と、殺られる前に殺る源頼光が、頼もしいバーサーカーでした。

あとは、星4ですがエルドラドのバーサーカーも、高い殲滅力で印象に残っています。星5と比べると宝具を重ねやすいので、通常攻撃だけでなく宝具の威力も高くなりやすいのも嬉しい特徴です。

【エクストラクラス】

フレンド枠はアタッカーを求めることが多いため、ルーラーを借りる機会は少なめでした。その一方で、敵がルーラーとして立ちはだかった時は、アベンジャーのジャンヌ・ダルク〔オルタ〕によく頼っています。高いATKから繰り出される宝具や「自己改造 EX」を活かした攻撃は、敵をあっけなく葬ることがしばしば。彼女も、戦力が少ないカルデアほど重宝するサーヴァントのひとりです。

このほかには、ライダーやアサインなどの混合編成の際にメルトリリスや沖田総司〔オルタ〕を、バーサーカーの集団相手には葛飾北斎やアビゲイルを借りました。上記でも軽く触れましたが、アビゲイル同士を並べることでNPが溜めやすくなったり、敵の宝具発動をより遅くさせたりと、文字通りの相乗効果が期待できます。

そして、こちらも配布サーヴァントですが、星4のBBにも助けられました。頻度はそれほど多くないものの、アベンジャー相手には抜きんでた活躍をしてくれますし、宝具の関係でアーツパーティへの組み込みもOK。無敵の解除もあるので、高難易度向けに起用できる場面もあり、代替の利かない役割を果たしてくれます。

■一年間で使った素材やQP

こちらも、引いたサーヴァントや上げたスキルで大きく異なりますが、「星5のサーヴァント3騎のスキルをMAX、残り3騎を10~6」「星4以下で使用頻度が高い24騎のスキルを6前後(たまにMAXや、1のままも)」くらいのデータとなります。

一番使った素材は「凶骨」で、400個近く使用。続いて、「虚影の塵」が300個程度。「英雄の証」。「竜の牙」、「世界樹の種」、「禁断の頁」も200個以上使用しています。そのほかで特に目立つのが、「混沌の爪」や「竜の逆鱗」、「蛮神の心臓」で、いずれも100個以上消費しました。「オーロラ鋼」の72個は、全てスカサハ=スカディに使用。女王様・・・!

一見かなりの数を消費しているようにも見えますが、「凶骨」、「虚影の塵」、「英雄の証」、「竜の牙」などはがっつり使うサーヴァントも多いので、今回の結果は割りと控えめかなと思います。消費量が嵩みすぎて、敢えて育成を止めているサーヴァントもいますし。イベントをしっかりとこなさいと育成がままならないというのも、一年間駆け抜けた今なら実感としてよく分かります。

そしてこれまでの育成に使ったQPは、ざっとですが「11億」越え。この額には我ながら驚きましたが、気が付かないうちに貯めては使っていたようです。ちなみに、各サーヴァントの育成予定のスキルを全部6まで上げるだけでも、あと6億5000万ほどのQPが必要。その間に新しいサーヴァントを引けば、消費額は更に上乗せに。QP、とても大事。

◆そして幕開けする2年目。新たなガチャの結果は・・・!

駆け抜けた一年間をこうして振り返ると様々な思い出が脳裏を過ぎりますが、無課金でも充分遊べるのも実感しました。ランキングやPvPのような、プレイヤー同士が直接競い合うコンテンツがなく、戦う相手はあくまで「敵」だけ。そのためイベント達成などのハードルが低めですし、マイペースに楽しむことができます。

反面、好きなサーヴァントを手に入れたくとも、聖晶石や呼符が尽きてしまったらそこまで。再び挑戦できるのは、石を貯め直し、ピックアップのタイミングを待つほかありません。どんなプレイスタイルがいいかは人それぞれですが、今回の内容を無課金で遊んだ場合のサンプルケースとして、判断材料のひとつにしていただければ幸いです。

ちなみに筆者は、このまま2年目も無課金でプレイ続行。そして、「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」のピックアップ召喚で、再び諸葛孔明が対象になったので、2度目のチャレンジを敢行。貯め直した聖晶石を全放出して挑みました。すり抜け玉藻の前を乗り越えた今こそ、我がカルデアに孔明を!

すると、キャスターで金カード。これは・・・!

これは不夜城のキャスター! 違うそっちじゃない!!

・・・筆者の孔明チャレンジも、2年目に突入することになりそうです。
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