※6月5日22:00 UPDATE:本文中の「綿木ミシェル」のセリフに関して、「む」と「み」の位置が逆になっていた間違いを修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。


先日5月31日、筆者の青春を彩ったスマートフォン向けゲーム『バトルガール ハイスクール』のサービス終了が発表されました。基本無料のソシャゲには、いつか確実に訪れる結末。イベント開催頻度や公式お知らせの雰囲気などからそろそろ来るのではないかと予想できますが、いざ発表されると少なからず悲しみを抱いてしまうものです。

ゲームやアニメを嗜む方ならば、登場キャラを心の底から好きになった経験があると思います。筆者がそんなキャラと出会ったのが、この『バトルガール ハイスクール』(以下、バトガ)でした。主要登場キャラ全員を好いていましたが、特に好きだったのは「火向井ゆり」という高校2年生のキャラです。

右は、一番好きだった浴衣衣装
風紀委員も務める正義感の強い真面目な女の子で、戦隊系ヒーローが好きだったり、周りに比べて身長が低かったり、バストが同作の中学1年生キャラよりもペッタンコだったり、それらを指摘されると「小さいってゆうなぁ~っ!!」と怒ったり、特徴満載。一時期筆者が“小柄で貧乳な女性”がタイプだったのも、確実にゆり先輩の影響が強いと思います。

ここまで1人のキャラを心の底から好きになったのは、後にも先にもゆり先輩だけです。キャラ愛を見せつけるために、初めて開催されたキャラ別ランキングイベントで1桁台の順位を獲り、『バトガ』のリアルイベントが開催されると聞き、人生で初めてゲームのリアルイベントに参加したりしました。

懐かしき大神樹祭2017の会場展示1
懐かしき大神樹祭2017の会場展示2
そんな『バトガ』とも、来月7月31日でお別れです。大好きだったゆり先輩や、「むみいいいいいい!!」という『バトガ』プレイヤーなら誰もが知っている言葉を生み出した「綿木ミシェル」など、記憶に刻まれた思い出は数知れず。


そんなお別れが迫っている彼女たちに、1人のプレイヤーとして最後の想いを伝えたいと強く思いました。丁度いいことに筆者はゲームライターです。その立場を活かして、記事でこの想いを伝えさせてもらいます!

生徒たちに届けこの想い!俺は皆の先生でいられて本当によかった!

◆まず初めに、最大級の感謝を
勉強や仕事、人間関係などの疲れにより、元気が出なかったりテンションが上がらないというのは人間誰しもあります。筆者だって何十回とそのような状態を経験してきました。そんな状態を癒してくれたのが、『バトガ』のキャラたちです。

時にはプレイヤーとキャラ1対1でのイベント(夏祭りや遊園地へのお出かけなど)で、自分への直接的な言葉に癒されたり、時にはキャラたちのみのイベントを三人称視点で見て、その騒がしくも楽しい雰囲気に癒されたり、時には教室や合宿所での何気ない日常の風景に癒されたり……今までに、数え切れないほど彼女たちから癒しを与えられてきました。

彼女たちに出会わなければ、テンション下がりっぱなしで、なんのやる気も見いだせないダメ人間になっていた可能性だってあり得ます。特に、元気いっぱいで行動力のあるゆり先輩を一番見てきたからこそ、考えを行動に移して、好きなゲームを仕事に出来た自分がいるんだなと強く思えます。筆者の人生にまで大きな影響を与えてくれた彼女たちに、まずは伝えさせてください。

「本当にありがとう!」

◆次に、拙劣なプレイングや過度な重労働に謝罪を
『バトガ』はキャラたちを操作して戦うゲームですので、プレイヤーのプレイが拙劣ならば必然的にキャラたちも傷付いてしまいます。筆者も敵の攻撃を避け切れず、何回もキャラたちに傷を負わせてしまいました。

また、タイムアタックなどで良いタイムが出ないからと、必死に頑張っているキャラの気持ちを考えず途中リタイアしたり、普通は他のプレイヤーと協力して3人で挑むバトルに1人で挑ませたりと、なかなかに酷いことをしてきたなと今になって思います。


時には、小さいことを気にしているゆり先輩を、当時発生していたバグで更に小さくさせるという非道まで行っていました。
そして極めつけは、度が過ぎる周回プレイ&特訓の繰り返しです。当時はランキング上位に入るためと、休む暇なくゆり先輩をバトルに向かわせていました。さらに、『バトガ』名物「8時間耐久なわとび」やカード限定特訓も途切れることなく実施。特訓が終わり笑顔になったキャラへ即座に同じ特訓を指示するというのは、鬼畜教師と罵られても仕方ありません。そんな数々の非道を、最後だからこそ彼女たちに謝罪させてください。

「とんでもないことをやらせてごめんね」
浴衣や水着でなわとびをさせる鬼畜教師。ゆり先輩に頑張ってもらったおかげで、当時のキャラ別ランキングイベント5位になることができました

◆最後に、自分がもう見られない今後の彼女たちの幸せを願う
サービス終了することで、今後の『バトガ』キャラたちの成長や将来を見ることができなくなってしまいます。思い入れの深いキャラたちが、普通の女の子として今後どのような生活を送るのかは、プレイヤーとして物凄く気になる所。

特に、くるみ・望・ゆりの高校2年組や、楓・ミシェルの中学2年組を始めとする仲良しグループには、学校という出会いの場を卒業しても、「-最終部- 卒業」で見ることができた1枚絵のようにいつまでも仲良くいてほしいと思えます。

彼女たちとの別れは本当に辛いですし、『バトガ』というゲームが消え、もう思い出やグッズとしてしか彼女たちが残らないのは分かっています。それでも、彼女たちに支えられ、また同じく彼女たちを支えてきた1人の先生として最後に言わせてください。


「いつまでも仲良く、そして幸せでいてね!」

ちなみに『バトガ』では、ビジュアルやストーリーなど、これまでの星守たちの軌跡を収録した記念本「星守卒業アルバム(仮)」の企画が検討中であり、アルバム内容についての意見や『バトガ』についての感想を調査するアンケートが6月10日17:00まで実施中です。

記入したコメントが紙面に収録される可能性もあるとのことですので、最後に想いを伝えたい先生の方々は、ぜひアンケートに回答してみてはいかがでしょうか。

【アンケートのお願い 1/2】誠に残念ながらサービスは終了となりますが、何か皆様のお手元にバトガの記憶を残せたらと思い、ビジュアルやストーリーなどこれまでの星守たちの軌跡を収録した記念本「星守卒業アルバム(仮)」の企画を検討しております。#バトガhttps://t.co/Iu1r4Sxp72 pic.twitter.com/PRGTASy1Bn— 【公式】バトルガール ハイスクール (@bgirl_colopl) 2019年5月31日
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