2019年7月10日、ニンテンドースイッチの新型となる「ニンテンドースイッチ ライト」が発表されました。いきなりの発表だったので驚いたゲーマーも多いのではないでしょうか。


ニンテンドースイッチ ライトは携帯モード専用になっていることもあり、価格も安めなのが最大の特徴。ただしTVに映像を映すことはできないというのも重要なポイントです。この記事では両方のニンテンドースイッチを比較しつつ、あなたにどちらが向いているのかを診断していきます。

◆それぞれのスイッチのスペックの違い
まずはニンテンドースイッチ(以下、通常版と表記)と、ニンテンドースイッチ ライト(以下、ライトと表記)の長所・短所を比べていきましょう。

■通常版の長所・短所
・ドックに接続することでTVで遊べる
Joy-Conが最初からついている
・画面の大きさは6.2インチと大きめ
・約398gとやや重い
・価格は29,980円(税別)

■ライト版の長所・短所
・携帯モード専用なのでTVで遊べない
・Joy-Conはついていないが、別途購入して接続できる
・画面の大きさは5.5インチと小さめ
・約275gなので軽めで携帯向き
・価格は19,980円(税別)
・十字キーがついている

結論から言うと、いろいろなタイトルを遊びたい・みんなで遊びたいのであれば通常版がオススメ。逆に、特定のタイトルしか遊ばずそれが携帯向きというのであればライトがオススメです。次からはどのように遊ぶのか、プレイ方針によってどちらがオススメかを診断していきます。

◆『マリオ』や『スプラトゥーン』などいろいろ遊びたいあなた
「スイッチはまだ持ってないけど、いろいろ遊びたいゲームがある!」という方は、基本的に通常版がオススメです。

『Newスーパー マリオ ブラザーズ U デラックス』のようにみんなで遊ぶアクションゲーム、あるいは『スプラトゥーン2』のような対戦ゲームの場合、ある程度は大きな画面のほうが遊びやすいのです。また、『1-2-Switch』などおすそ分けプレイで遊ぶ場合も、Joy-ConがついていてTV出力できる通常版向きとなっています。

ダンボールでコントローラーを工作して遊ぶ『Nintendo Labo』シリーズについては、そもそもライトでは遊べません。このあたりのタイトルも遊びたいのであれば、やはり通常版のほうがいいでしょう。


◆『ポケモン ソード・シールド』を遊びたいあなた
シリーズ最新作となる『ポケモン ソード・シールド』を遊びたいというのであれば、ライトがオススメです。もともとひとりで遊ぶRPGですし、ひとり一台持つことが前提のゲームシステムなのでライトで問題ないでしょう。

価格が安いので「とりあえずポケモンは遊びたい!」という人にもぴったり。コアなプレイヤーになると2台持ちが当たり前になりますが、その際にも価格が安いのは嬉しいですよね。

◆『あつまれ どうぶつの森』を遊びたいあなた
『あつまれ どうぶつの森』も人気シリーズの最新作です。こちらもまた携帯ゲーム機向けなので、気軽に持ち運べて寝床でも遊びやすいライトとの相性は抜群! 『あつまれ どうぶつの森』でスイッチのデビューを飾るのであればもってこいでしょう。

ただし、『あつまれ どうぶつの森』にはおすそ分けプレイが搭載されており、ひとつの本体で複数人同時プレイができるようになっています。家族と一緒に遊ぶ場合は通常版のほうが向いているかも。

◆乙女ゲーの乗り換え先として考えているあなた
今後、スイッチにはさらに乙女ゲー(女性向けゲーム)が登場する予定です。任天堂の公式サイトにも「乙女ゲー特集」というページがあるように、いろいろ遊べるタイトルが増えていくようです。

https://www.nintendo.co.jp/software/feature/otome.html

これまで乙女ゲーの主戦場はPS Vitaでしたが、これからはよりニンテンドースイッチになっていくことでしょう。軽くて安いライトは乙女ゲーに間違いなくオススメです。


◆インディーゲームを遊ぶあなた
ニンテンドースイッチはいろいろなインディーゲームが集まってきているのも大きな特徴です。『UNDERTALE』といった有名作はもちろん、歯ごたえのある『ラ・ムラーナ2』、ゴリラがジャズで暴れまわる『Ape Out』など色物もたくさん揃っています。

インディーゲームを持ち運ぶ携帯機としてライトは非常におすすめできます。ただしみんなで遊ぶインディーゲームの場合、やはりJoy-Conのついた通常版のほうがいいでしょう。ひとりで遊ぶだけならライト、みんなで遊びたいなら通常版というチョイスが無難と思われます。

◆2台持ちをしたいあなた
「家では通常版を遊び、外ではライトで遊びたい」というコアなユーザーもいるかもしれません。こういう使い方をするためにライトを追加購入するのもアリでしょう。

新しい本体にニンテンドーアカウントを連携させれば、両方の本体でDLタイトルや追加コンテンツを楽しめます。ただし、「いつもあそぶ本体」に設定されていないほうでDLタイトルを遊ぶ場合はインターネット接続が必要になるほか、同じソフトの同時機動は不可能なので注意してください。

また、複数の本体を使って常に最新のセーブデータで遊びたい場合、前回プレイした本体から毎回セーブデータの引っ越しをする必要があるとのこと。ただしNintendo Switch Onlieの「セーブデータお預かり」機能を使えば、別の本体でセーブデータをDLすることも可能です。詳しくは公式サイトの「2台目本体の購入後にやること」に掲載されています。


https://www.nintendo.co.jp/support/switch/secondary/index.html
編集部おすすめ