オーストラリアの留学経験があって英語も堪能、デジタルメディアの修士号を持ち、さらには舞踊も身につけている中国・杭州市に住む咕咕板面SHEENさん。本人の、「日本語が苦手だ」というのが逆に可愛らしく思える才女ぶりです。


瓶儿『幻想金瓶梅』
近年は日本でも中国コスプレイヤーのクオリティの高さが注目されていますが、人口が多くて競争が激しい中国には、日本ではまだまだ知られていない人が多くいます。今回は、咕咕板面SHEENさんのインタビューと写真をお届けします。

眩しい画像を一気見する(全30枚)

――コスプレを始めたきっかけを教えてください。

咕咕板面SHEEN
中学生になって間もなく、友達に勧められて『Fate』シリーズに触れたのがきっかけです。作品に登場するセイバー(ネロ)に強く惹かれて、「こんな子が私の日常に現れたらいいのにな」と思いました。その気持ちが強くて間も無く、セイバーのコスプレがしたくて始めたんです。その後、大学入学したらコスプレサークルに入って本格的にコスプレ活動を始めました。

ネロ『Fate/Grand Order
――普段はどんなコスプレ活動をしていますか?

咕咕板面SHEEN
コスプレ撮影中心ですね。毎年コスプレ写真集を製作して同人誌即売会に出展しています。動漫展(アニメやゲームなどのイベント)ではゲストとして招待されたこともあるし、以前は無料のコスプレショーに参加したこともあります。

――ロリータもお好きのようですね。普段から着ていますか?

咕咕板面SHEEN
オーストラリアのシドニーに留学していた頃は、通学する時はいつも着ていました。
帰国してからは動漫展の時だけで、普段着る時はあまり派手ではないナチュラルロリータ系の服を選んでいます。

愛宕『アズールレーン
――自分の人気が上がったきっかけのコスプレは?

咕咕板面SHEEN
人気ゲームのキャラクターコスプレをした時ですね。私のフォロワーは足フェチが多い気がするので、足が露わになった衣装だと好評な気がします。

高雄(春の習い)『アズールレーン』
――コスプレの思い出を一つ教えてください。

咕咕板面SHEEN
『Fate/Grand Order(FGO)』ネロの撮影をした時、すごく遠いところにある廃工場で撮影したのでめちゃくちゃ怖くなりました。しかも夜に撮影したんですよ。でも怖さを我慢して23時までチャレンジしたおかげで良い写真が撮れました!

――自分のコスプレの強みはどこにある?

咕咕板面SHEEN
私はあっさり系の塩系女子の顔をしているので、化粧と服装次第で全く違うコスプレを披露できる所だと思います。萌え系から姉御肌なキャラまで、その気質を掴んでコスプレすれば、同じ人がコスプレしたと思えないような表現ができると思います。

水着ジャンヌ・ダルク・オルタ『Fate/Grand Order』
――weiboとTwitterを使ってみて、これらSNSの違いはどこにあると思いますか?

咕咕板面SHEEN
中国主流のweiboのフォロワーはコミュニケーションが好きな感じ。でも投稿する上で色々と制限も多いですね。Twitterは中国だけじゃなくて世界中の美少女に出会えるからとても嬉しい!あとはフォロワーが増えるのも早い気がします。でも、見た感じだと、皆さんそんなにコミュニケーション好きじゃないのかな?ツイッターではもっと自由につぶやけて、たくさんのことを投稿できたらなと希望しています。


――今後の目標や将来の夢を教えてください。

咕咕板面SHEEN
コスプレに関しては、『FGO』や『アズールレーン』の公式コスプレイヤーをやりたいです。あと、グッズの売り上げが1日1,000個以上売れるようになりたい!ロリータではお茶会にたくさん参加したいし、ロリータモデルのお仕事をたくさんやりたい。

私の夢は普通に生きること。自分の家の中にカフェを開いて、綺麗なコスプレイヤーたちが日替わりで一日店長をやってほしいな(笑)。

咕咕板面SHEENさんの作品写真は、物語性を追求したものが多いです。キャラクターの設定や背景まで研究したコスプレが得意なのが伝わってきますね。

高雄(レースクイーンver.)『アズールレーン』
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