ニンテンドースイッチ版『ゼルダの伝説 夢をみる島』は原作を忠実にリメイクしており、細かいところまで再現しています。そうなると気になるのが「どこまで原作の小ネタや裏技が残っているんだろう?」ということ。


というわけで、この記事では『ゼルダの伝説 夢をみる島』の小ネタ・裏技がリメイク版でどうなっているのか検証をしていきます。

◆いたずらたぬきが空を飛ぶ:あり
いたずらたぬきに魔法の粉をかける際、特定の草を狩っておくと移動がおかしくなるという仕掛けが原作にありました。なんとリメイク版でもこれが再現されており、同じ行動を行うといたずらたぬきが空を飛ぶのです(ただし、原作と厳密に同じというわけではありません)。

◆コッコの逆襲:あり
村にいるコッコをいじめすぎると逆襲される……というのは『ゼルダの伝説 夢をみる島』のみならずシリーズのお約束ですが、もちろんリメイク版でも存在します。

◆どろぼー:あり
原作では、道具屋でアイテムを万引することができました。リメイク版では判定がシビアになっているものの、店主のスキをついて盗み出すことが可能です(出口ギリギリではなく中央寄り気味で逃げ出すのがコツ)。

とはいえ、盗みという犯罪を犯してしまえば罪を償わなければならないのも当然のこと。名前が変わってしまう部分もきちんと再現されています。

◆魔法の粉の小ネタ:あり
魔法の粉は火をつけるなどの効果がありますが、一部の敵などにかけると特殊な効果が発揮します。バズブロブに粉をかけると、アドバイスをしてくれるキャラクターに変化するのです。

また、砂漠の骨や花に囲まれた墓(イベント後)などにも効果あり。このあたりも原作のままとなっています。


◆貝がらの館の木が喋る:あり
貝がらの館の近くに生えている木は話しかけることができます。これも原作と変わらず。

◆セイウチの小ネタ:あり
道を塞いでいるセイウチは、マリンの歌を聞かせることで海へ戻ってくれます。その後、オカリナで「かぜのさかなのうた」を吹くと……。ちょっとだけ原作と違う要素があるものの、おおむね同じです。

◆モデルのカバ:あり
どうぶつ村には絵のモデルになっているカバがいます。話しかけるたび複数のセクシーな声を聞かせてくれますが、あまりにも話しかけすぎると……。これも原作どおり。

◆マリンの「びっくらこいた」:あり
冒険中、一時的にマリンと行動を共にすることになります。この時にいろいろなことをするとマリンの反応を見ることができ、村にある穴に落ちると彼女が「びっくらこいた」と方言を話してしまうこともあります。

このほかにも家の中を漁ったり、ダンジョンに入るなどでマリンのリアクションを楽しむことができるのです。もちろんこれも原作と同じです。


◆購入中セーブの裏技:なし
原作では、お店でアイテムを購入したあとセーブ&リセットを行うことで、ルピーの減りを抑えることができました。これは購入後にルピーが減るのが遅いため、セーブした段階の数値が記録されてしまうという仕様だったわけですね。リメイク版ではルピーの減りが非常に速くなっている(会話中にルピーの消費が終わる)ため、この裏技はできないようです。

◆ココホレ バウッ! バウッ!:あり
ワンワンを連れている最中、特定のポイントにいくと地中に埋まった隠しアイテムを見つけてくれます。その時の掛け声(?)が「ココホレ バウッ! バウッ!」。きちんと再現されていますね。

◆ワンワンが猿を食べる:あり
海岸には椰子の実を投げてくる猿がいます。倒せなくて厄介な存在なのですが、ここにワンワンを連れて行くと食べてくれるのです。ちなみに、ワンワンをサルキッキのところに連れて行くと……。

◆名前を「ぜるだ」「とたけけ」にする:あり
ゲームをはじめる際、主人公の名前を決めることができます。これを「ぜるだ」や「とたけけ」にするとBGMが変わるという裏技があったのですが、それも再現されています。ちなみに「まりん」でも変化が起こります。


◆スクロールバグ:なし
原作では、スクロール中にマップを呼び出すことで無茶苦茶なマップ移動ができるという不具合がありました。しかしリメイク版はスムーズに画面移動するのでこれは不可能に。ダンジョンは従来の画面切り替え方式と似ていますが、画面移動中にマップやメニューなどを呼び出せないようになっています。

◆バクダン矢:あり
バクダンと弓矢をほぼ同時に射出することで、バクダンと矢が一体化した攻撃を繰り出すことができます。これも原作にあった小ネタで、うまく使えば謎解きが楽になることも。

◆リチャードの別荘で音楽が変わる:あり
リチャードの別荘でしばらく待っていると、急にBGMが変化します。いわゆるイースターエッグというやつで、流れるのは「けけソング」。これも引き継がれています。

◆ブーメランの特効:一部あり
終盤で手に入るブーメランは、カービィなど通常の攻撃では倒せない敵も倒せてしまうというかなり強いアイテムとなっています。これもきちんと再現されているのですが、ラスボスに対する特効はなくなっているようです。

◆エンディングの分岐:あり
本作では特定の条件を満たすことで、エンディングに少しだけ要素が追加されます。これも原作と同じです。


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