ゲームとの出会いは“新たな刺激”の幕開けであり、プレイする日々は楽しく彩られたものとなることでしょう。
その一方で、どれほど面白いゲームであっても、いずれ別れの時を迎えなければなりません。
しばらく経った後、「あのゲームをもう一度遊んでみようかな」と振り返ることもありますが、思い出のゲームはもう前世代の作品で、対応ハードをセットし直すのも一苦労。結局諦めてしまう・・・というケースも。
しかし、懐かしい作品ともう一度出会える機会は決してゼロではなく、そのひとつはリメイク作の登場です。思い出の作品と現行ハードで再会できるだけでなく、その多くは遊びやすくなっていたり、中には新要素が加わることも。直近では、4月10日に発売されたPS4ソフト『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、FF7 リメイク)が、代表的なリメイク作と言えるでしょう。ですが、PS4で遊べるリメイク作品は、この『FF7 リメイク』以外にも多数あります。
そこで今回は、PS4で遊べるリメイク作品12タイトルを、独断でピックアップしてお届け! 果たしてどんなタイトルが、PS4で鮮やかな復活を遂げたのか。その一部をこちらでご確認ください。思い出のソフトがあれば、もう一度遊んでみるのもお勧めですよ。なお、いずれもPS4でプレイできますが、それ以外のハードで遊べるタイトルも含まれています。
◆『バイオハザード RE:2』・『バイオハザード RE:3』
『FF7 リメイク』と並んで、こちらも近しい動きとなるのが『バイオハザード RE:3』です。
また、リメイクシリーズとしても前作に当たる『バイオハザード RE:2』もPS4向けにリリース済み。累計販売本数が490万本超えの『バイオハザード2』が、一足先に復活を果たしています。
また今回の主旨からは外れますが、このほかにも『バイオハザード』シリーズはPS4向けに数多く展開しており、初代から『7』、そして『0』も含め、ナンバリング作の全てがプレイ可能。PS4があれば、その足跡を一通り辿ることができます。
◆『ゴッドイーター リザレクション』
『モンスターハンター』シリーズのヒットをきっかけに、様々なハンティングアクションが登場しました。その中でも、ハイスピードなバトルとドラマティックな物語で独自性を打ち出した『ゴッドイーター』シリーズは、今もシリーズ展開が続くほどの人気作となりました。
その原点である一作目に様々な追加要素を加えた『ゴッドイーター バースト』が、2010年に登場。そして、リメイク版となる『ゴッドイーター リザレクション』が、2015年にPS4にリリースされました。
◆『ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア』
ここからは、PS3などで展開したタイトルのリメイク作を2本ご紹介。まずは、2007年8月にリリースされた『ブレイドストーム 百年戦争』に新要素を加えた『ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア』です。オリジナル版は、PS3の黎明期に登場した作品なので、思い出深い方もいることでしょう。
数十人規模の兵士たちを率いて操作し、アクション性とシミュレーションが融合した『ブレイドストーム 百年戦争』では、大規模戦闘が豊かな表現で描かれました。この迫力と興奮のスケールが、リメイク化で更に拡大。「ザッピング」や「オンラインプレイ」など、様々な要素で遊びの幅も広がっていますし、オリジナルストーリーが展開する新要素「ナイトメア編」も収録されています。
◆『キャサリン フルボディ』
こちらも、オリジナル版がPS3時代に登場。そしてリリースから8年の月日を経て、『キャサリン フルボディ』として生まれ変わり、華麗な復活を果たしました。修羅場な三角関係と「悪夢」を結びつけ、緊張感高まるシチュエーションで展開するパズルアクションは、ユニークさも相まって唯一無二の存在です。
そんな“問題作”に更なる登場人物を加え、四角関係に発展していまう『キャサリン フルボディ』。
<cms-pagelink data-text="スーファミやメガドラ、サターンソフトもリメイク!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
◆『聖剣伝説2 SECRET of MANA』・『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』
こちらでは、スーパーファミコン時代(メガドライブなども含む)やセガサターンなど、懐かしいハードで人気を博した名作の復活をまとめてご紹介。
これも直近の展開となりますが、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が4月24日に発売予定。オリジナルのスーパーファミコン版は見下ろし型の画面構成でしたが、PS4版はサードパーソン視点なので、バトルの臨場感が増しています。また、新たなエピソードや新クラスなどもあり、懐かしい名作で新たな刺激を体験可能です。
さらに、前作に当たる『聖剣伝説2』も『聖剣伝説2 SECRET of MANA』として生まれ変わっており、PS4でも遊べます。ちなみに、原点である『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』のリメイク作品は、PS Vita/iOS/Android版があります。
◆『重装機兵レイノス』
優れた演出で戦場の緊張感を演出し、重厚なアクション性で話題となったメガドライブソフト『重装機兵レイノス』も、リメイク版をPS4で楽しむことができます。当時、完成度の高さに加え、歯応えのある難易度も話題となった作品なので、PS4でリベンジに挑むのも一興でしょう。
◆『ラングリッサーI&II』
メガドライブ向けにデビューしたSLGの1作目と2作目をセットにし、『ラングリッサーI&II』となってリメイク。どちらも多くのハードに登場した人気作ですが、最も新しいリメイク版がPS4に進出しています。
ちなみに、キャラクターデザインが一新されたものの、当時のイラストやBGMでプレイできる「クラシックモード」が初回生産限定特典として用意され、ファン心を大いにくすぐりました。
◆『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
PC向けに登場して話題となり、セガサターンに移植されてその知名度を更に広げたADV『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』。数々の名作を手がけた菅野ひろゆき氏の代表作にも数えられるほど、本作は高評価を博しました。
その名作のリメイク版は、「A.D.M.S」といった特徴的なシステムを引き継ぐ一方で、システムを遊びやすく改善。キャラクターデザインも一新されていますが、当時のPC版の画面で楽しめる初回特典もあり、こちらも往年のファンへのサービスが感じられます。ちなみに、リメイク版『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のキャラクターデザインは凪良氏ですが、リメイク版『ラングリッサーI&II』のキャラデザも担当しています。
<cms-pagelink data-text="PS2時代の作品も蘇る! スマホのリズムゲーはVR対応作品に?" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>
◆『お姉チャンバラORIGIN』
美女がゾンビを惨殺し、その返り血を浴びてなお美しく舞うアクションシリーズ『お姉チャンバラ』。PS2ソフトとして2004年に1作目が登場し、お手頃な価格とシンプルゆえに力強いゲーム性で注目を集め、後にシリーズ展開を実現しました。そして、原点となった初代と2作目にあたるエピソードをフルHDで描いたのが、この『お姉チャンバラORIGIN』です。
シリーズの伝統である「クールコンビネーション」や「暴走状態」は更なる進化を遂げ、ビジュアル面が強化されたことで斬撃の爽快感も倍増。シリーズ15周年を飾り、今後の展開にも期待を抱かせる1作となりました。
◆『オーディンスフィア レイヴスラシル』
PS2ソフト『オーディンスフィア』は、北欧神話をモチーフとしながらも、独自のキャラクター性やストーリー展開を見せ、さながら舞台演劇のような物語運びでユーザーを魅了。こだわりとセンスが溢れるグラフィックや、駆け引きのあるバトルなど、数多くの特徴で話題となりました。
そんなPS2版を“リクリエイト”し、ゲーム性にも大きく手を入れた『オーディンスフィア レイヴスラシル』が、2016年1月に登場しました。PS2版でも高評価だったグラフィックは、PS4の性能を活かして更に進化。ゲーム性も爽快さが増し、現代に相応しい形で生まれ変わりしました。また、グラフィックはそのままでシステムはPS2版となる「クラシックモード」も用意。当時のファンに対する心配りも憎いところです。
◆『ワンダと巨像』
16体の巨像を倒す。その孤独な戦いの旅路には、愛馬「アグロ」が寄り添うのみ。巨躯を誇る恐るべき相手を打破するには、恐れぬ勇気と弱点を見つける観察力が問われます。この過酷な戦いと言葉少なくも伝わってくる物語は、コントローラを通してユーザーの感情を大きく揺さぶりました。
そんなPS2ソフト『ワンダと巨像』が、PS3でのリマスターを経て、PS4向けにリメイクを実現しました。
◆『DEEMO -Reborn-』
iOS/Android向けに登場して世界的なヒットを記録し、後にPS Vitaやニンテンドースイッチにリリース。大人気を博したリズムゲームをフル3Dによってリメイクした『DEEMO -Reborn-』が、PS4に進出しています。
しかも本作は、PS VRに対応しており、絵本のような優しい世界を没入感たっぷりに味わうことが可能。リズムアクションパートも、VR対応でより直感的な演奏を楽しめます。また、PS VRがなくとも通常のリズムゲーム+探索ADVとして楽しめるので、興味がある方はプレイを一考してみてください。
タイトルごとに分けたリメイク12選をお送りしましたが、『ラチェット&クランク THE GAME』をはじめ、PS4ではこの他にも様々なリメイク作品が楽しめます。中には、前作のリメイク版を同梱した『神獄塔 メアリスケルター2』など、ちょっと変わった形態のゲームも。また、25年ぶりにセルフリメイクで登場した『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』も、ファンにはたまらない一作です。
リメイクは、当時のファンとの再会だけでなく、新規のユーザーが名作に触れる機会にもなり得ます。「もう一度」だけでなく、新たな出会いを求めてみるのもまた一興でしょう。リメイク作との幸せな関係を、貴方も探してみてはいかがですか。
【関連記事】
・「プレステ クラシック」は名作揃いだけど、俺が遊びたいのは“この20本”─筆者独断&厳選の「俺クラシック」はこれだ!【特集】
・作STG『パンツァードラグーン』シリーズの足跡を「ねらえ」! 現代に蘇った初代から最新作まで、更なる未来にも迫る【リメイク版配信記念】
・32年も歩み続けたアクションRPG『イース』シリーズ! 新海誠氏が映像を手がけたことも─挑戦と意外性が織りなすその歴史を、最新作発売を記念して振り返る【特集】
・RPGに一石を投じたのは『moon』だけじゃない! 世界的なヒット作から“世界を救うのはやめた”作品まで登場した、1997年のRPG事情に迫る【特集】
・「『PCエンジン mini』収録希望の一押しソフトは?」結果発表─サイバーパンクADVや名作RPGなどが上位に! 読者の思い出が“98作品”を浮かび上がらせる【アンケート】
・「『メガドライブミニ』の中で、あなたが一番嬉しかったタイトルは?」結果発表─読者の注目を集めたのは“幻のソフト”と“新規初移植”の2本!【アンケート】
その一方で、どれほど面白いゲームであっても、いずれ別れの時を迎えなければなりません。
同じゲームを遊び続ける一部の方々もいますが、大半のユーザーは新たな作品へと手を伸ばしますし、それはなんら悪いことではありません。
しばらく経った後、「あのゲームをもう一度遊んでみようかな」と振り返ることもありますが、思い出のゲームはもう前世代の作品で、対応ハードをセットし直すのも一苦労。結局諦めてしまう・・・というケースも。
しかし、懐かしい作品ともう一度出会える機会は決してゼロではなく、そのひとつはリメイク作の登場です。思い出の作品と現行ハードで再会できるだけでなく、その多くは遊びやすくなっていたり、中には新要素が加わることも。直近では、4月10日に発売されたPS4ソフト『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、FF7 リメイク)が、代表的なリメイク作と言えるでしょう。ですが、PS4で遊べるリメイク作品は、この『FF7 リメイク』以外にも多数あります。
そこで今回は、PS4で遊べるリメイク作品12タイトルを、独断でピックアップしてお届け! 果たしてどんなタイトルが、PS4で鮮やかな復活を遂げたのか。その一部をこちらでご確認ください。思い出のソフトがあれば、もう一度遊んでみるのもお勧めですよ。なお、いずれもPS4でプレイできますが、それ以外のハードで遊べるタイトルも含まれています。
◆『バイオハザード RE:2』・『バイオハザード RE:3』
『FF7 リメイク』と並んで、こちらも近しい動きとなるのが『バイオハザード RE:3』です。
1999年に発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイク作で、4月3日にリリースされたばかり。こちらも、今まさに旬な作品と言えます。しかも本作には、もうひとつの脱出劇を描く『バイオハザード レジスタンス』も収録。人気ホラーアクションの最新作は、2つの遊びを提供してくれます。
また、リメイクシリーズとしても前作に当たる『バイオハザード RE:2』もPS4向けにリリース済み。累計販売本数が490万本超えの『バイオハザード2』が、一足先に復活を果たしています。
また今回の主旨からは外れますが、このほかにも『バイオハザード』シリーズはPS4向けに数多く展開しており、初代から『7』、そして『0』も含め、ナンバリング作の全てがプレイ可能。PS4があれば、その足跡を一通り辿ることができます。
◆『ゴッドイーター リザレクション』
『モンスターハンター』シリーズのヒットをきっかけに、様々なハンティングアクションが登場しました。その中でも、ハイスピードなバトルとドラマティックな物語で独自性を打ち出した『ゴッドイーター』シリーズは、今もシリーズ展開が続くほどの人気作となりました。
その原点である一作目に様々な追加要素を加えた『ゴッドイーター バースト』が、2010年に登場。そして、リメイク版となる『ゴッドイーター リザレクション』が、2015年にPS4にリリースされました。
しかも本作は、『ゴッドイーター バースト』の更なる後日談も新規収録しており、ゲーム面のみならず物語面でもファンを魅了。まだ未経験のシリーズファンは、“その後”の物語を是非チェックしてみてください。
◆『ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア』
ここからは、PS3などで展開したタイトルのリメイク作を2本ご紹介。まずは、2007年8月にリリースされた『ブレイドストーム 百年戦争』に新要素を加えた『ブレイドストーム 百年戦争&ナイトメア』です。オリジナル版は、PS3の黎明期に登場した作品なので、思い出深い方もいることでしょう。
数十人規模の兵士たちを率いて操作し、アクション性とシミュレーションが融合した『ブレイドストーム 百年戦争』では、大規模戦闘が豊かな表現で描かれました。この迫力と興奮のスケールが、リメイク化で更に拡大。「ザッピング」や「オンラインプレイ」など、様々な要素で遊びの幅も広がっていますし、オリジナルストーリーが展開する新要素「ナイトメア編」も収録されています。
◆『キャサリン フルボディ』
こちらも、オリジナル版がPS3時代に登場。そしてリリースから8年の月日を経て、『キャサリン フルボディ』として生まれ変わり、華麗な復活を果たしました。修羅場な三角関係と「悪夢」を結びつけ、緊張感高まるシチュエーションで展開するパズルアクションは、ユニークさも相まって唯一無二の存在です。
そんな“問題作”に更なる登場人物を加え、四角関係に発展していまう『キャサリン フルボディ』。
小悪魔キャサリンのキャストは変更可能(特典もしくは有料DLC)なので、自分好みの声で楽しめます。また、誰でもクリア可能な新機能が搭載されるなど、リメイクならではの要素が満載です。
<cms-pagelink data-text="スーファミやメガドラ、サターンソフトもリメイク!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
◆『聖剣伝説2 SECRET of MANA』・『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』
こちらでは、スーパーファミコン時代(メガドライブなども含む)やセガサターンなど、懐かしいハードで人気を博した名作の復活をまとめてご紹介。
これも直近の展開となりますが、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が4月24日に発売予定。オリジナルのスーパーファミコン版は見下ろし型の画面構成でしたが、PS4版はサードパーソン視点なので、バトルの臨場感が増しています。また、新たなエピソードや新クラスなどもあり、懐かしい名作で新たな刺激を体験可能です。
さらに、前作に当たる『聖剣伝説2』も『聖剣伝説2 SECRET of MANA』として生まれ変わっており、PS4でも遊べます。ちなみに、原点である『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』のリメイク作品は、PS Vita/iOS/Android版があります。
◆『重装機兵レイノス』
優れた演出で戦場の緊張感を演出し、重厚なアクション性で話題となったメガドライブソフト『重装機兵レイノス』も、リメイク版をPS4で楽しむことができます。当時、完成度の高さに加え、歯応えのある難易度も話題となった作品なので、PS4でリベンジに挑むのも一興でしょう。
◆『ラングリッサーI&II』
メガドライブ向けにデビューしたSLGの1作目と2作目をセットにし、『ラングリッサーI&II』となってリメイク。どちらも多くのハードに登場した人気作ですが、最も新しいリメイク版がPS4に進出しています。
ゲーム性全体が遊びやすく調整されたほか、『I』では新たにルート分岐を追加。
ちなみに、キャラクターデザインが一新されたものの、当時のイラストやBGMでプレイできる「クラシックモード」が初回生産限定特典として用意され、ファン心を大いにくすぐりました。
◆『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
PC向けに登場して話題となり、セガサターンに移植されてその知名度を更に広げたADV『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』。数々の名作を手がけた菅野ひろゆき氏の代表作にも数えられるほど、本作は高評価を博しました。
その名作のリメイク版は、「A.D.M.S」といった特徴的なシステムを引き継ぐ一方で、システムを遊びやすく改善。キャラクターデザインも一新されていますが、当時のPC版の画面で楽しめる初回特典もあり、こちらも往年のファンへのサービスが感じられます。ちなみに、リメイク版『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のキャラクターデザインは凪良氏ですが、リメイク版『ラングリッサーI&II』のキャラデザも担当しています。
<cms-pagelink data-text="PS2時代の作品も蘇る! スマホのリズムゲーはVR対応作品に?" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>
◆『お姉チャンバラORIGIN』
美女がゾンビを惨殺し、その返り血を浴びてなお美しく舞うアクションシリーズ『お姉チャンバラ』。PS2ソフトとして2004年に1作目が登場し、お手頃な価格とシンプルゆえに力強いゲーム性で注目を集め、後にシリーズ展開を実現しました。そして、原点となった初代と2作目にあたるエピソードをフルHDで描いたのが、この『お姉チャンバラORIGIN』です。
シリーズの伝統である「クールコンビネーション」や「暴走状態」は更なる進化を遂げ、ビジュアル面が強化されたことで斬撃の爽快感も倍増。シリーズ15周年を飾り、今後の展開にも期待を抱かせる1作となりました。
◆『オーディンスフィア レイヴスラシル』
PS2ソフト『オーディンスフィア』は、北欧神話をモチーフとしながらも、独自のキャラクター性やストーリー展開を見せ、さながら舞台演劇のような物語運びでユーザーを魅了。こだわりとセンスが溢れるグラフィックや、駆け引きのあるバトルなど、数多くの特徴で話題となりました。
そんなPS2版を“リクリエイト”し、ゲーム性にも大きく手を入れた『オーディンスフィア レイヴスラシル』が、2016年1月に登場しました。PS2版でも高評価だったグラフィックは、PS4の性能を活かして更に進化。ゲーム性も爽快さが増し、現代に相応しい形で生まれ変わりしました。また、グラフィックはそのままでシステムはPS2版となる「クラシックモード」も用意。当時のファンに対する心配りも憎いところです。
◆『ワンダと巨像』
16体の巨像を倒す。その孤独な戦いの旅路には、愛馬「アグロ」が寄り添うのみ。巨躯を誇る恐るべき相手を打破するには、恐れぬ勇気と弱点を見つける観察力が問われます。この過酷な戦いと言葉少なくも伝わってくる物語は、コントローラを通してユーザーの感情を大きく揺さぶりました。
そんなPS2ソフト『ワンダと巨像』が、PS3でのリマスターを経て、PS4向けにリメイクを実現しました。
なぜワンダは巨像と戦うのか。その先に何があるのか。切なくも愛おしい物語を、PS4でより美しく描き出します。また、新要素となる「フォトモード」も搭載されているので、思い出を残しておきたい方にもお勧めです。
◆『DEEMO -Reborn-』
iOS/Android向けに登場して世界的なヒットを記録し、後にPS Vitaやニンテンドースイッチにリリース。大人気を博したリズムゲームをフル3Dによってリメイクした『DEEMO -Reborn-』が、PS4に進出しています。
しかも本作は、PS VRに対応しており、絵本のような優しい世界を没入感たっぷりに味わうことが可能。リズムアクションパートも、VR対応でより直感的な演奏を楽しめます。また、PS VRがなくとも通常のリズムゲーム+探索ADVとして楽しめるので、興味がある方はプレイを一考してみてください。
タイトルごとに分けたリメイク12選をお送りしましたが、『ラチェット&クランク THE GAME』をはじめ、PS4ではこの他にも様々なリメイク作品が楽しめます。中には、前作のリメイク版を同梱した『神獄塔 メアリスケルター2』など、ちょっと変わった形態のゲームも。また、25年ぶりにセルフリメイクで登場した『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』も、ファンにはたまらない一作です。
リメイクは、当時のファンとの再会だけでなく、新規のユーザーが名作に触れる機会にもなり得ます。「もう一度」だけでなく、新たな出会いを求めてみるのもまた一興でしょう。リメイク作との幸せな関係を、貴方も探してみてはいかがですか。
【関連記事】
・「プレステ クラシック」は名作揃いだけど、俺が遊びたいのは“この20本”─筆者独断&厳選の「俺クラシック」はこれだ!【特集】
・作STG『パンツァードラグーン』シリーズの足跡を「ねらえ」! 現代に蘇った初代から最新作まで、更なる未来にも迫る【リメイク版配信記念】
・32年も歩み続けたアクションRPG『イース』シリーズ! 新海誠氏が映像を手がけたことも─挑戦と意外性が織りなすその歴史を、最新作発売を記念して振り返る【特集】
・RPGに一石を投じたのは『moon』だけじゃない! 世界的なヒット作から“世界を救うのはやめた”作品まで登場した、1997年のRPG事情に迫る【特集】
・「『PCエンジン mini』収録希望の一押しソフトは?」結果発表─サイバーパンクADVや名作RPGなどが上位に! 読者の思い出が“98作品”を浮かび上がらせる【アンケート】
・「『メガドライブミニ』の中で、あなたが一番嬉しかったタイトルは?」結果発表─読者の注目を集めたのは“幻のソフト”と“新規初移植”の2本!【アンケート】
編集部おすすめ