!注意!
本記事には『FINAL FANTASY VII REMAKE』のネタバレが含まれています。
(チャプター1~5、およびチャプター8の一部分)
当時一大ブームを巻き起こしたPSソフトを原作とし、フルリメイクを果たした『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、FF7 リメイク)が、先週発売を迎えました。
オリジナル版と比べると設定面やストーリーにも違いがあり、序盤で特に目立つのは反神羅組織「アバランチ」について。本作では、バレット率いるアバランチは分派となっており、彼らの組織とは別に本家も現役で活動。また、アバランチのメンバーを務めるビッグス、ウェッジ、ジェシーの内面や活躍なども、より大きく取り上げられています。
深く掘り下げられたことで、各メンバーがオリジナル版よりも丁寧に描かれ、原作を体験済みのユーザーにとっても魅力的な存在となりました。そこでインサイドでは、アバランチを支える3人に注目し、それぞれを掘り下げる特集をお届け! まず今回は、アバランチの頭脳労働を担当し、冷静さも頼もしいビッグスに迫りたいと思います。
なお、ネタバレを考慮し、今回紹介するのはチャプター1~5まで。また、ビッグスは直接登場しませんが、チャプター8の1シーンも合わせてピックアップいたします。
◆チャプター1から、クラウドに信頼を寄せるビッグス
公式サイトの紹介文によれば、ビッグスは「チームきってのキレ者」「作戦立案を担当」など、落ち着いた印象を窺わせます。またキレイ好きで、シャワーと掃除を好むといった一面も。このビッグスが、本編でどのような活躍を見せてくれるのか。まずは、物語の幕開けとなる「壱番魔晄炉爆破」のビッグスに注目してみます。
今回の作戦で初めて会ったであろうクラウドに、「作戦どおり」と彼の行動を認めつつ、ハンドサインを送るビッグス。クラウドに対して警戒心が拭えないバレットとは対称的に、信頼感(もしくは、信頼しようとする努力)を覗かせます。
その理由の一端は、直後のシーンで明らかに。今回の作戦のように荒事が絡む案件について「プロフェッショナルの参加は不可欠」と、的確な判断を口にします。早速、彼の冷静さが光りました。
手際よく扉のロックを外したり、敵の排除をクラウドに任せるなど、知的な振る舞いが続きます。
ですが一方で、銃を手に率先して進み、退路も確保したりと、自分も危険な任務を引き受けます。戦力としての自分を冷静に判断し、適材適所の活躍を見せました。
◆ビッグスは、仲間への気遣いも忘れないナイスガイ
ビッグスの判断力は作戦面のみならず、仲間内のコミュニケーションでも発揮。壱番魔晄炉の爆破に成功したものの、想定以上の爆破となってしまい、「爆弾はレシピ通りに作ったはず」と焦るジェシー。これは神羅側の工作なので、彼女のミスではないのですが、その事実を彼女らは知りません。
「こりゃ、街までイっちまったかもな」と、爆発の影響を推察するバレット。
さらにジェシーへ向かって「星の命、ちょっとは延びたかな」と話しかけます。それは本来の目的でもありますが、それをこのタイミングで彼女に告げるのは、ビッグスなりの気遣いに違いありません。その甲斐あってか、ジェシーもひとまず落ち着いた様子。さり気なく仲間をフォローするビッグスの優しさ、グッときます!
その後、駅で合流したアバランチのメンバーは、そのまま列車に乗り込みます。しかし、クラウドが間に合っておらず、ウェッジが心配そうな言葉をポツリ。
ここでも、「あいつはきっと無事さ」と仲間を励ますビッグス。また、その励まし方からは、クラウドに対する信頼感も伝わってきます。
直後、物音に反応したビッグスは、速やかに銃を構えて臨戦態勢。緊張感を持ちつつ、決して慌てない振る舞いも流石ですね。
無事脱出を果たし、作戦の成功に思わず声を上げてしまうアバランチ一行。
ビッグスも、この成功には興奮を隠しきれない模様。冷静な役どころが多い彼ですが、内面に秘めている熱い想いが窺えるようです。「星を救う」、重い一言です。
<cms-pagelink data-text="見せ場が多いチャプター4で、ビッグスの魅力が光る!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
◆チャプター3でも、ピンポイントな活躍が光る
チャプター3は、「なんでも屋」の仕事やスラムでの活動が大きなウェイトを占めるため、ビッグスの登場は少なめ。ですが、しっかりと出番はあります。
仕事に繋がる縁を求めてクラウドたちが自警団の詰め所にやってくると、そこにはビッグスとウェッジが。リラックスした姿も、「らしさ」を漂わせています。
クラウド向けの仕事として、モンスターの討伐などがあると語るビッグス。「俺たちじゃお手上げ」との弁は、クラウドを立てる気遣いか、これも適材適所の判断力か。
仕事に対する報酬として、「俺らなりの礼をする」として提示したのが、武器強化のレクチャー。ユーザーとしては、ちょっとしたギルよりもそっちの方が嬉しいです!
しかも、「あんた、もっと強くなるぜ」の一言付き。なにその殺し文句! 自警団に手を貸す返事は、もはやイエスしかありません。
おまけに、なんでも屋の宣伝も請け負ってくれます。そのおかげか、いくつも仕事が舞い込み、スラムだけで数時間遊んでしまいました。
最後に、一緒について行くといったウェッジを押しとどめ、クラウドとティファを仕事に向かわせるビッグス。2人の関係を慮って時間をプレゼントするなんて、気が利きすぎ!
◆仲間っていいよね! クラウドへの信頼感が高まっていく感じもたまりません
ジェシーの個人的な頼み事で、七番街の社宅があるエリアに向かうことになるクラウド。そんな2人の前に、ビッグスとウェッジがやってきます。
ジェシーは何も言ってないのに、様子がおかしかったからと、それだけのきっかけで先回りしたビッグスたち。仲間思いなだけでなく、行動力の高さも流石。
親に会いに行きたいのだろうと考え、「親のいない俺たちにも、親孝行のおすそわけをだな」と切り出すビッグス。恩を着せないその言い回しからは、優しさが感じられます。
神羅の追っ手を無事に振り切って一段落。ゴーグル姿も様になっています。
ジェシーの実家に向かう途中、「神羅兵募集!」の看板を見ながら一言。
本来の目的である倉庫を目指す途中、ジェシーの事情をクラウドに打ち明けるビッグス。大事な話を切り出した理由は、共に命を懸ける相手への礼儀もあるでしょうし、クラウドへの信頼がより増したからなのかもしれません。
その会話の中で、ビッグスが胸の内を漏らします。星に対して誠実に向き合う姿勢が、アバランチでの活動に繋がったのでしょう。
前線をクラウドに任せ、ビッグスは後方支援を担当。手の届かない高台の砲台などを潰していきます。頭脳派ながら、スニーキングも得意なのかもしれません。
敵の猛攻に押されかかった時、本家のアバランチが登場。そのどさくさで、逃げ出すことに成功します。
ですが、本家アバランチには思うところがあるビッグス。
「ウェッジを待たなくていいのか」というクラウドの問いに、ビッグスは「待ったり探したりしたら、あいつ怒るぞ」と答えます。
その信頼関係にも痺れますが、「あんたが気にしていたことは伝えておく。それに関しちゃあ、喜ぶと思うね」といった補足もカッコイイ! クラウドの気遣いを無下にしないビッグスと、そのことをちゃんと喜ぶウェッジ。どちらもいい男です。
そして、スラムへの最後のアプローチはパラシュートで。相棒のウェッジは、クラウドに託しました。
今回の作戦も無事成功。ビッグスのテンションが上がるのも、無理ありません。
この勢いはクラウドのおかげだと、こぼすビッグス。本人にも態度で示していますが、こうした場面でも話に上げるのは、その信頼の大きさをより感じさせます。
ちなみに、爽快感満点で作戦を終えた直後、ビッグスの家に行ってみると──自宅の前を箒で掃除している場面に出くわします。
パラシュートで戻った際にかなり流されてしまい、「悪い前触れなんじゃないか」と考えていてもたってもいられなかった模様。いつも冷静なビッグスだけに、ちょっと意外な振る舞いでもあります。しかし、弱い部分を隠さず、率直に打ち明けてくれるのも嬉しいポイントです。
<cms-pagelink data-text="有能さを垣間見せる、チャプター5も必見!" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>
◆ルートの確保に補給物資まで、仕事ぶりも優秀過ぎる!
ビッグスを直接紹介するシーンとしては今回最後となるチャプター5ですが、ここでの彼の登場は短め。しかし、予定が急遽変更となりながらも、事前準備をしっかりと終わらせ、難なくクラウドたちを出迎えます。ちょっと物騒な再会となりましたが、冷静に手を挙げて応じるのもビッグスらしいところ。
まず真っ先に、ジェシーとウェッジの不在を問うビッグス。作戦への影響を懸念する部分もあるのでしょうが、純粋に2人を心配しているのも伝わってきます。
ちなみに、仕事ぶりは完璧。バレットたちが進むルートは準備完了です。
しかも、有能ぶりはそれだけではありません。補給物資として、ハイポーションやエーテル、更に「アサルトガン」も提供してくれました。新武器まで都合付けてくれるなんて、気が利き過ぎる・・・!
残ったメンバーのことをティファから託されると、「おうよ」と切り返すビッグス。これから作戦の大詰めに向かう彼らに、余計な心配はかけさすまいと、男前な笑顔を浮かべます。ああもう、どこまで仲間思いなんだよ参りました!
ティファの紹介があったとはいえ、クラウドは金で雇われた新参者。ですが、序盤から彼を信用し、行動を共にする中でその信頼感を真摯に育てていくビッグスは、ひとりの人間としても実に立派。また、仲間への気遣いや思いやりに溢れた行動・言動に、心を奪われた方も多いのでは。
ビッグスの紹介はこれで締めくくりとなりますが、本編ではこの先も彼の魅力が様々な形で表現されています。気になった方は、直接『FF7 リメイク』を遊んでみてください。
それでは最後に、オマケとしてチャプター8の1シーンをご紹介。伍番街スラムにある「リーフハウス」では、身寄りのない子供達を引き取って育てています。ここで園長と共に子供達を導いている女性「フォリア」から、意外な名前が飛び出しました。
フォリアが尊敬する先輩として挙げた名前は「ビッグス」。詳しい話は聞けませんでしたが、ビッグスのやり方を真似て毎日頑張っているとのこと。アバランチとしての活動だけでなく、彼の生き方そのものが、ささやかながら世界を良い方向へと動かしているようです。ビッグスは、人生まるごと男前!
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本記事には『FINAL FANTASY VII REMAKE』のネタバレが含まれています。
(チャプター1~5、およびチャプター8の一部分)
当時一大ブームを巻き起こしたPSソフトを原作とし、フルリメイクを果たした『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、FF7 リメイク)が、先週発売を迎えました。
グラフィックはもちろん、バトルシステムも大きく変わっており、様々な新要素も注目の的です。
オリジナル版と比べると設定面やストーリーにも違いがあり、序盤で特に目立つのは反神羅組織「アバランチ」について。本作では、バレット率いるアバランチは分派となっており、彼らの組織とは別に本家も現役で活動。また、アバランチのメンバーを務めるビッグス、ウェッジ、ジェシーの内面や活躍なども、より大きく取り上げられています。
深く掘り下げられたことで、各メンバーがオリジナル版よりも丁寧に描かれ、原作を体験済みのユーザーにとっても魅力的な存在となりました。そこでインサイドでは、アバランチを支える3人に注目し、それぞれを掘り下げる特集をお届け! まず今回は、アバランチの頭脳労働を担当し、冷静さも頼もしいビッグスに迫りたいと思います。
なお、ネタバレを考慮し、今回紹介するのはチャプター1~5まで。また、ビッグスは直接登場しませんが、チャプター8の1シーンも合わせてピックアップいたします。
◆チャプター1から、クラウドに信頼を寄せるビッグス
公式サイトの紹介文によれば、ビッグスは「チームきってのキレ者」「作戦立案を担当」など、落ち着いた印象を窺わせます。またキレイ好きで、シャワーと掃除を好むといった一面も。このビッグスが、本編でどのような活躍を見せてくれるのか。まずは、物語の幕開けとなる「壱番魔晄炉爆破」のビッグスに注目してみます。
今回の作戦で初めて会ったであろうクラウドに、「作戦どおり」と彼の行動を認めつつ、ハンドサインを送るビッグス。クラウドに対して警戒心が拭えないバレットとは対称的に、信頼感(もしくは、信頼しようとする努力)を覗かせます。
その理由の一端は、直後のシーンで明らかに。今回の作戦のように荒事が絡む案件について「プロフェッショナルの参加は不可欠」と、的確な判断を口にします。早速、彼の冷静さが光りました。
手際よく扉のロックを外したり、敵の排除をクラウドに任せるなど、知的な振る舞いが続きます。
ですが一方で、銃を手に率先して進み、退路も確保したりと、自分も危険な任務を引き受けます。戦力としての自分を冷静に判断し、適材適所の活躍を見せました。
◆ビッグスは、仲間への気遣いも忘れないナイスガイ
ビッグスの判断力は作戦面のみならず、仲間内のコミュニケーションでも発揮。壱番魔晄炉の爆破に成功したものの、想定以上の爆破となってしまい、「爆弾はレシピ通りに作ったはず」と焦るジェシー。これは神羅側の工作なので、彼女のミスではないのですが、その事実を彼女らは知りません。
「こりゃ、街までイっちまったかもな」と、爆発の影響を推察するバレット。
話の運びによっては深刻なムードになりそうですが、そこでビッグスが「街より、星だろ?」と一言。本来の目的に立ち戻らせたことで、会話の流れが変わります。
さらにジェシーへ向かって「星の命、ちょっとは延びたかな」と話しかけます。それは本来の目的でもありますが、それをこのタイミングで彼女に告げるのは、ビッグスなりの気遣いに違いありません。その甲斐あってか、ジェシーもひとまず落ち着いた様子。さり気なく仲間をフォローするビッグスの優しさ、グッときます!
その後、駅で合流したアバランチのメンバーは、そのまま列車に乗り込みます。しかし、クラウドが間に合っておらず、ウェッジが心配そうな言葉をポツリ。
ここでも、「あいつはきっと無事さ」と仲間を励ますビッグス。また、その励まし方からは、クラウドに対する信頼感も伝わってきます。
直後、物音に反応したビッグスは、速やかに銃を構えて臨戦態勢。緊張感を持ちつつ、決して慌てない振る舞いも流石ですね。
無事脱出を果たし、作戦の成功に思わず声を上げてしまうアバランチ一行。
ビッグスも、この成功には興奮を隠しきれない模様。冷静な役どころが多い彼ですが、内面に秘めている熱い想いが窺えるようです。「星を救う」、重い一言です。
<cms-pagelink data-text="見せ場が多いチャプター4で、ビッグスの魅力が光る!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
◆チャプター3でも、ピンポイントな活躍が光る
チャプター3は、「なんでも屋」の仕事やスラムでの活動が大きなウェイトを占めるため、ビッグスの登場は少なめ。ですが、しっかりと出番はあります。
仕事に繋がる縁を求めてクラウドたちが自警団の詰め所にやってくると、そこにはビッグスとウェッジが。リラックスした姿も、「らしさ」を漂わせています。
クラウド向けの仕事として、モンスターの討伐などがあると語るビッグス。「俺たちじゃお手上げ」との弁は、クラウドを立てる気遣いか、これも適材適所の判断力か。
仕事に対する報酬として、「俺らなりの礼をする」として提示したのが、武器強化のレクチャー。ユーザーとしては、ちょっとしたギルよりもそっちの方が嬉しいです!
しかも、「あんた、もっと強くなるぜ」の一言付き。なにその殺し文句! 自警団に手を貸す返事は、もはやイエスしかありません。
おまけに、なんでも屋の宣伝も請け負ってくれます。そのおかげか、いくつも仕事が舞い込み、スラムだけで数時間遊んでしまいました。
最後に、一緒について行くといったウェッジを押しとどめ、クラウドとティファを仕事に向かわせるビッグス。2人の関係を慮って時間をプレゼントするなんて、気が利きすぎ!
◆仲間っていいよね! クラウドへの信頼感が高まっていく感じもたまりません
ジェシーの個人的な頼み事で、七番街の社宅があるエリアに向かうことになるクラウド。そんな2人の前に、ビッグスとウェッジがやってきます。
ジェシーは何も言ってないのに、様子がおかしかったからと、それだけのきっかけで先回りしたビッグスたち。仲間思いなだけでなく、行動力の高さも流石。
親に会いに行きたいのだろうと考え、「親のいない俺たちにも、親孝行のおすそわけをだな」と切り出すビッグス。恩を着せないその言い回しからは、優しさが感じられます。
神羅の追っ手を無事に振り切って一段落。ゴーグル姿も様になっています。
ジェシーの実家に向かう途中、「神羅兵募集!」の看板を見ながら一言。
アバランチの厳しい台所事情が明らかに。自腹でギルを払いたいくらいです。
本来の目的である倉庫を目指す途中、ジェシーの事情をクラウドに打ち明けるビッグス。大事な話を切り出した理由は、共に命を懸ける相手への礼儀もあるでしょうし、クラウドへの信頼がより増したからなのかもしれません。
その会話の中で、ビッグスが胸の内を漏らします。星に対して誠実に向き合う姿勢が、アバランチでの活動に繋がったのでしょう。
前線をクラウドに任せ、ビッグスは後方支援を担当。手の届かない高台の砲台などを潰していきます。頭脳派ながら、スニーキングも得意なのかもしれません。
敵の猛攻に押されかかった時、本家のアバランチが登場。そのどさくさで、逃げ出すことに成功します。
ですが、本家アバランチには思うところがあるビッグス。
ウータイとの絡みなど、彼自身の想いが浮き彫りになります。
「ウェッジを待たなくていいのか」というクラウドの問いに、ビッグスは「待ったり探したりしたら、あいつ怒るぞ」と答えます。
その信頼関係にも痺れますが、「あんたが気にしていたことは伝えておく。それに関しちゃあ、喜ぶと思うね」といった補足もカッコイイ! クラウドの気遣いを無下にしないビッグスと、そのことをちゃんと喜ぶウェッジ。どちらもいい男です。
そして、スラムへの最後のアプローチはパラシュートで。相棒のウェッジは、クラウドに託しました。
今回の作戦も無事成功。ビッグスのテンションが上がるのも、無理ありません。
この勢いはクラウドのおかげだと、こぼすビッグス。本人にも態度で示していますが、こうした場面でも話に上げるのは、その信頼の大きさをより感じさせます。
ちなみに、爽快感満点で作戦を終えた直後、ビッグスの家に行ってみると──自宅の前を箒で掃除している場面に出くわします。
パラシュートで戻った際にかなり流されてしまい、「悪い前触れなんじゃないか」と考えていてもたってもいられなかった模様。いつも冷静なビッグスだけに、ちょっと意外な振る舞いでもあります。しかし、弱い部分を隠さず、率直に打ち明けてくれるのも嬉しいポイントです。
<cms-pagelink data-text="有能さを垣間見せる、チャプター5も必見!" data-page="3" data-class="center"></cms-pagelink>
◆ルートの確保に補給物資まで、仕事ぶりも優秀過ぎる!
ビッグスを直接紹介するシーンとしては今回最後となるチャプター5ですが、ここでの彼の登場は短め。しかし、予定が急遽変更となりながらも、事前準備をしっかりと終わらせ、難なくクラウドたちを出迎えます。ちょっと物騒な再会となりましたが、冷静に手を挙げて応じるのもビッグスらしいところ。
まず真っ先に、ジェシーとウェッジの不在を問うビッグス。作戦への影響を懸念する部分もあるのでしょうが、純粋に2人を心配しているのも伝わってきます。
ちなみに、仕事ぶりは完璧。バレットたちが進むルートは準備完了です。
しかも、有能ぶりはそれだけではありません。補給物資として、ハイポーションやエーテル、更に「アサルトガン」も提供してくれました。新武器まで都合付けてくれるなんて、気が利き過ぎる・・・!
残ったメンバーのことをティファから託されると、「おうよ」と切り返すビッグス。これから作戦の大詰めに向かう彼らに、余計な心配はかけさすまいと、男前な笑顔を浮かべます。ああもう、どこまで仲間思いなんだよ参りました!
ティファの紹介があったとはいえ、クラウドは金で雇われた新参者。ですが、序盤から彼を信用し、行動を共にする中でその信頼感を真摯に育てていくビッグスは、ひとりの人間としても実に立派。また、仲間への気遣いや思いやりに溢れた行動・言動に、心を奪われた方も多いのでは。
ビッグスの紹介はこれで締めくくりとなりますが、本編ではこの先も彼の魅力が様々な形で表現されています。気になった方は、直接『FF7 リメイク』を遊んでみてください。
それでは最後に、オマケとしてチャプター8の1シーンをご紹介。伍番街スラムにある「リーフハウス」では、身寄りのない子供達を引き取って育てています。ここで園長と共に子供達を導いている女性「フォリア」から、意外な名前が飛び出しました。
フォリアが尊敬する先輩として挙げた名前は「ビッグス」。詳しい話は聞けませんでしたが、ビッグスのやり方を真似て毎日頑張っているとのこと。アバランチとしての活動だけでなく、彼の生き方そのものが、ささやかながら世界を良い方向へと動かしているようです。ビッグスは、人生まるごと男前!
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