大型魚に襲われる小魚の群れ
サカナエリアの巨大水槽には大海原を泳ぐサカナたちが展示されています。ひときわ目を引くのは大量の「アンチョビ」の群れ。この魚群は水槽の中をぐるぐる回っていますが、時々同じ水槽の大型のサカナが群れに食らいつきます。水槽の中でちょっぴり弱肉強食の世界を垣間見ることができる場面です。
うまく避けているように見えますが、何匹か食べられていそうです。
恐竜たちの展示室に隕石が迫る
化石エリアの中央、大広間はたくさんの恐竜の化石が展示される場所です。その中央付近にある円の位置に立つと、視点が移動。巨大なディプロドクスとブラキオサウルスを見上げるように鑑賞することができます。その左上には怪しげな岩の塊が。白亜紀の終わりに地球に墜落し、恐竜が絶滅する要因の一端となった隕石を模しているようです。
頭上に見える隕石。赤い火のような模様が不気味で印象的
視点が切り替わる円は、化石エリアに何箇所がありますのでチェックしてみてください。
住人たちのルーツをたどる新生代の部屋
化石エリアには恐竜だけでなく、マンモスなどのいわゆる新生代の生き物たちを展示している部屋もあります。ここにはどうぶつの森の各種族のシルエットが描かれており、彼らの進化の軌跡を知ることができます。ここに島の住人であるどうぶつが来ているとき、自分の種族のシルエットの場所に立ってくれることがあります。
自分の種族の位置へ移動する、トムソンくん。
ここで話を聞くと、自分のルーツについての感想を話してくれます。
キャラクターによって異なる話が聞けることでしょう。
真夜中にあやしく光るアウストラロピテクスの目
この新生代の展示の部屋にはアウストラロピテクスの頭蓋骨の展示も。この頭蓋骨は真夜中になると目を不気味に光らせています。光る、というよりぼんやりとしたモヤが目元にかかっているようにも見えますが、不気味な雰囲気を演出するのに一役買っています。
真夜中にぼんやりと光る骸骨の目。
<cms-pagelink data-text="ムシは脱走するし、フータはとっても勉強熱心!" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>
カゴの中から脱走するムシたち
ムシエリアにはチョウなどの美しいものから、ガやムカデなどのあまり好まれないものまで何でも展示されます。その中でも特に活発なのはアリ。展示スペースのなかで大きな巣を展開していますが、それでは飽き足らず室内を移動しているところを確認できます。どこへ向かっているのかたどってみると、行く先は隣の部屋のデスクの上の角砂糖。甘いモノがあるところにはどこでもやってくるアリの生態を良く表現しています。
壁を伝って隣の部屋へ向かうアリ。コーヒーカップの横の砂糖を目指しています。
また、展示されているムカデもケースをいとも簡単に脱走してしまう曲者。天井付近の壁に張り付いていました。
画面左上に張り付いているムカデ。
故郷の実家で、天井付近をムカデが這い回っていたことを思い出しました。
昼と夜とで変わるムシたちの生体
昼と夜とで行動が大きく変わるのもポイント。例えばサソリは昼間はゲージの奥に見えないように隠れていますが、夜は前の方に出てきて活発に動きます。この変化が顕著なのはチョウが展示されているバタフライガーデン。種類が少ないうちは素朴な雰囲気ですがたくさん集まったガーデンは豪華絢爛。非常に見応えのあるものになります。
色鮮やかなバタフライガーデンの姿
一方夜は静かにそれぞれの場所に止まっているチョウたちを見ることができます。
博物館の外でしか見れない化石の様子
化石は島や部屋の中にも飾ることができます。部屋や島のどこかに飾った化石の目の前でAボタンを押すと、動き出すものも。お気に入りの化石を飾って触ってみると思わぬ発見があるかもしれません。
動き出す化石。博物館の中では見ることのできない一面です。
また、「サメのはのかせき」や「しそちょう」などは、島や部屋に飾ってみると裏面にラベルが付いていることがわかります。
きちんとラベルが貼られています。フータのマメさがよく分かります。
博物館のマスコット フータのかわいい様子
博物館のマスコットといえばフータ。フクロウなのにムシが苦手という妙なギャップを持っている彼は年中無休で博物館を運営するたぬきち、しずえさんに並ぶ島随一の働き者です。彼の目の前でムシを見せびらかすと、ばたばたと慌てふためく様子を見ることができます。嫌がる姿がいじらしくて何度も見せびらかしたくなります。
ジタバタするフータ。本当にムシが嫌いなんですね。
フータは時々本を読んでおり、勉強に余念がありません。このとき覗き込んでみると、化石の本やサカナの本などを読んでいるのがわかります。
化石の本を読むフータ。本当に化石が大好きなのがよくわかります。
サカナの本を読むフータ。実はこの本、何度めくっても同じ内容しか書いてありません。
しかし、いくら観察してもムシの本を読んでいる姿を見ることはできませんでした。その代わり文字だけの本を読んでいる姿を目撃。もしかしたら文章だけでムシの勉強をしているのかもしれませんね。
文章だけの本を読むフータ。写真無しの参考書でムシの勉強をしているのでしょうか。
ムシが苦手と言っている割に知識は非常に豊富なフータ。苦手でも仕事ならきちんと向き合おうとする姿勢は、見習いたいものです。
今回は5月までに入手できる展示物をもとに紹介しました。