世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。全都道府県で緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ予断を許しません。
海外旅行もしばらく先になりそう。でもゲームなら、家にいても気軽に旅ができてしまいます!

そこで今回は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を旅レポ風にご案内。100年前の厄災で荒廃したハイラルですが、それでもあらゆる種族が生活し、いろんな文化に触れることができます。それぞれの集落について見どころ・特産品・お宿・ファッションについてまとめました。旅のガイドとしてご活用ください。

カカリコ村

中央ハイラルから東に位置するシーカー族の村です。100年前の大厄災から逃れたシーカー族が住む村ゆえに「隠れ里」という言葉がぴったり。村全体が峻険な山に囲まれています。部外者を拒んではおらず、旅人向けのショップや宿が営業中です。

◆見どころ◆

ハイリア人の文化圏は洋風の建物が主ですが、カカリコ村は純和風の木造建築。立派な茅葺屋根は一見の価値ありです。足元にはカエルの道祖神像が愛らしく並んでいます。
旅人の安全を見守っているのでしょうか? 村のあちこちに忍者が敵の侵入を察知するために用いる「鳴子」のような仕掛けが施されており、忍者ファンが喜ぶことまちがいなし。

見どころのひとつ、メロばあさんの梅園。いつ見ても見事な枝ぶりです! 不法侵入すると怒られるのでご注意を。

◆特産品◆

山に囲まれた土地柄、畑で収穫できるものが主な特産品です。なかでもゴーゴーニンジンとヨロイカボチャが名物。ゴーゴーニンジンはお店で、ヨロイカボチャは畑にて生産者から直接購入することができます。

◆お宿チェック◆

渋めの落ち着いた内装のお部屋です。和風の作りですが、寝具はベッドなので西洋式の生活に慣れた人でもぐっずり眠れそうです。梅の花のアクセントが心を癒してくれます。

◆ファッション◆

呉服屋「忍杏亭(おしゃんてい)」にてシーカー族に伝わる隠密用のスーツ一式を購入することができます。衣擦れの音が目立ちにくく、忍者ごっこに最適なファッションですが、防御力が低いのが玉に瑕。

◆あなたの町の女神像◆

村の長・インパの屋敷の前に置かれています。
赤いよだれ掛けがキュート☆

ハテノ村

中央ハイラルの東、ハテノ砦を越えてさらに奥に進んでようやくたどり着くことができるハテノ村。100年前の大厄災の際はハテノ砦にてガーディアンを撃退することができ、その被害から免れました。大厄災から生き残ったハイリア人の子孫が住み、農業や牧場を営み生活をしています。遠くにそびえるラネール連峰が鑑賞ポイント。

◆見どころ◆

復興途中ゆえに観光スポットは少なめですが、サクラダ工務店による新しい建築技法のモデルルームを見学することができます。

ハテノ村の隠れスポット、悪魔の像。お金で命とがんばりゲージを入れ替えてくれます。ホラーがお好きな方、オカルトに興味がある方にオススメ。

◆お宿チェック◆

ハテノ村の宿「トンプー亭」はオーソドックスなハイリア仕様のお宿。質素で最低限の内装ですが、2階建てで多くの旅人を受け入れています。バルコニーは旅人たちの憩いの場になっていて、さかんに情報交換が行われているようです。

◆ファッション◆

ハイラルで唯一、服を染めるサービスを行っている「東風屋」。
ファッションに敏感な旅人なら一度は訪れたい場所スポットです。服と染料は持ち込み式。滞在中に気分を変えたい方は見逃せません。

ハテノ村ではハイリアの服とハイリア兵の鎧が一式揃えられます。どちらもハイラルを旅するならマストバイアイテム! 東風屋でアレンジするなら複数購入もアリです。雪山登山に役立つ防寒着もここで購入できます。

◆あなたの町の女神像◆

村長の家の前で発見。レンガでちっちゃなおうちを作ってもらっています。

ウオトリー村

ウオトリー村はハイラルの南東、フィローネ地方にある小さな漁村です。小さい村ながらもリゾート感が漂い、「旅」にピッタリの地です。大厄災から免れているためガーディアンの姿がなく、実に心が落ち着きます。亜熱帯地域特有の突然のスコールにご注意!

◆見どころ◆

ハイラル唯一のギャンブルスポット「宝箱当て屋」。
普段は雨で海に出られない漁師たちの娯楽ですが、旅人の路銀稼ぎの場としても使われているようです。大儲けするか、すっからかんになるかはあなたの運次第!

◆特産品◆

フィローネ海やハテノ海で採れた海産物が特産品。新鮮なうちに豪快に焼いて食べたいですね。

◆お宿チェック◆

船のような形をした宿は風通しがよく、リゾート感満載。こんな環境で読書して過ごせたら最高です。外にはパラソルやベンチもあります。中央ハイラルから遠く、厄災ガノン討伐に直接関係ないため、この村の存在を知ることなくクリアしてしまう方も多いようですが、遠路はるばる行く価値はあります!

◆あなたの町の女神像◆

宿屋の横、海の側にちょこんと置かれています。松明があるから夜も見失いません。

イチカラ村

アッカレ地方のアッカレ湖に出来た新しい村です。サクラダ工務店のエノキダが派遣され、名前の最後に「ダ」が付く協力者とともに作り上げました。中央に女神の像を配し、その周りをエノキダ工務店の新工法で作られたカラフルな家が並びます。アッカレの紅葉した木々や、遠くにそびえるアッカレ砦が鑑賞ポイント。
日本の秋に似た環境の中、静かに過ごしたい方にお勧めのスポットです。

◆見どころ◆

小さい村ながらもよろず屋、服屋、宝石屋などの旅に役立つお店が並んでいます。へブラ地方のリトの村からはるばる出店した「ちゅん天堂」は、貴重な矢が各種揃えられていてオススメ!

◆お宿チェック◆

サクラダ工務店の新工法で作られた宿。宿の造り自体はとてもシンプルですが、ベッドはしっかりとメイキングされています。大きめの観葉植物もいい味出していますね。

◆ファッション◆

「ブティック・ザ・パウダ」では、ゲルドの女性用装束一式と、「ゲルド秘密クラブ」で極秘に販売されているゲルドの男性用装束一式が購入できます。ゲルドの街は女性しか入れないので、うっかり女装グッズを売ってしまった男性はここで購入しましょう。

◆あなたの町の女神像◆

イチカラ村の中央に置かれ、どの村よりも存在感があります! エノキダとパウダが結婚式を挙げた場所なので、恋人たちの聖地として今後注目されそうです。

<cms-pagelink data-text="英傑ミファーの像は必見!見どころはまだまだあるぞ" data-page="2" data-class="center"></cms-pagelink>

ゾーラの里

中央ハイラルから東、ラネール地方に位置するゾーラ族の里です。ラネール地方は雨に恵まれ、古くからハイラルの水源を担ってきました。鉱石を含んだ山に囲まれ、里全体がブルーの美しい情景となっています。美しい景色と清らかな水に癒されたい人にオススメです。
里から見える雷獣山はうっかり近づくと大変な目に遭うので注意!

◆見どころ◆

ゾーラの里は鉱石で作られており、全体がひとつの彫刻のよう。中でも目を引くのは中央に堂々とそびえる巨大な魚の形をしたモニュメント。その中にはゾーラの王・ドレファンが鎮座しています。里の中心にある英傑ミファーの像はゾーラ族の彫刻技術の結晶といっても過言ではなく、実に巧妙に作られています。

ゾーラの里を堪能するなら夜がオススメ。夜光石でできた里全体が青く輝き幻想的です。非現実的な風景こそ旅の醍醐味!

◆特産品◆

水に住むゾーラ族の特産品は新鮮なお魚。矢も取り揃えていますが、電気の矢だけは取り扱っていません。ゾーラの彫刻技術を活かした工房も併設されており、槍の製作・修理を行っています。

◆お宿チェック◆

美しい彫刻で彩られた室内とベッドは一見の価値あり。夜は夜光石の光がちょうどいい照明になります。寝相が悪いと下に落ちてしまうかも。

◆あなたの町の女神像◆

王の間に続く階段の下、階段を分けるように置かれています。山に囲まれたゾーラの里は太陽が差し込む時間が限られており、女神像が日光に当たる時間もごくわずかです。

ゴロンシティ

ハイラルの北東・デスマウンテン五合目にあるゴロン族の集落です。デスマウンテン一帯は灼熱の地。平地の服装で出かけたら確実に燃えるので、オシャレにこだわるなら「燃えず薬」をしっかり持ち込みましょう。バカンスというよりは修行の地と言った方がしっくりきます。ゴロン族との漢気溢れる交流がしたい方にオススメです。

◆見どころ◆

ゴロンシティ周辺の岩山はトロッコで移動が可能。ちょっとしたアトラクションが楽しめます。トロッコが通過するゴロンの英傑・ダルケルを彫り込んだ岩山は、まるでアメリカのラシュモア山のよう。

活火山のデスマウンテンには温泉もあり! ゴロン族にはぬるいらしいですが、我々にはちょうどいい温度です。露天風呂なので夜や早朝に空を見ながら入ると最高! 卵を持ち込めば温泉卵が作れます。

◆特産品◆

様々な香辛料を混ぜたゴロン秘伝のスパイスが特産品。料理にもう一味ほしいときにオススメです。寒い地方に旅行に行く際に持ち歩くと役に立つでしょう。

◆お宿チェック◆

岩肌をそのままくりぬいた宿に、燃えない素材の鉄と石で装飾された室内。ベッドは硬い岩でできているので、ゴロン族以外にはちょっと辛いかも。何の対策もせずに寝るとそのまま丸焼きになってしまいそう……!

◆ファッション◆

ハイリア人用の耐火装備が一式揃っています。鉱石をふんだんに使った贅沢な一品で、お値段もそこそこします。見た目が武骨になってしまうのが玉に瑕です。

◆あなたの町の女神像◆

族長ブルドーの家の横にあります。光る王冠がかっこいい!

リトの村

ハイラルの北西、へブラ地方の中心部に位置するリト族の集落です。このあたりは標高が高く、周辺は荒野と雪深い山脈が広がっていて観光客はまばら。だからこそ観光する価値があります。石柱を中心にして垂直に延びる住宅構造をしていて、観光客用のお店は下層にあり、お客さんを温かく迎え入れています。

◆見どころ◆

住宅が鳥かごのようなデザインになっていてキュートです。上にいくにつれ細く
なり、鳥かご感が増していきます。完全に空中に浮かんでいるわけではないので風に揺れる心配はなし! でも高所恐怖症の方は怖いかも。

見上げると神獣ヴァ・メドーが石柱を止まり木のようにして鎮座しています。

◆特産品◆

へブラ地方の南側、タバンタ辺境で採れるタバンタ小麦が特産品。小麦を使ったスイーツレシピも公開しています。

◆お宿チェック◆

円形の鳥かごのような形をしたお宿。窓がなく開放感があります。見た目でわかるふかふかのベッドが旅人の疲れを癒してくれます。掛け布団やラグはアンデス地方のようなカラフルなデザインをしており、心が躍ります。

◆ファッション◆

ハイリア人向けにリトの羽毛で編んだ防寒着が一式取り揃えてあります。着ればリト族っぽい見た目になれるのがポイント。頭の羽根飾りもカッコよくてキュート。

◆あなたの町の女神像◆

石柱の一番下に置かれています。お花の冠は誰がかけてあげたのでしょうか? リトの村は全体的にキュートに溢れています。

ゲルドの街

ハイラルの南西、ゲルド砂漠の中心にあるゲルド族の集落です。首領の住む宮殿から流れ落ちる水が街全体を取り囲み、砂漠のオアシスといった雰囲気を醸しています。交易が盛んですが男性は立ち入り禁止。潜入するには念入りな女装が必須です。

◆見どころ◆

女性のみが生活するゲルドの街は他の集落にはない施設が数多く存在します。誰の目も気にせずバーで昼から飲んだくれるのもたまにはアリでしょう。レンタザラシ屋では砂漠の冒険に欠かせないスナザラシを借りることができます。料理教室、恋愛教室、軍事訓練場は常時見学可能です。

恋愛教室の奥にあるあるカカシはいったい何に使うのでしょうか……

◆特産品◆

水路沿いにある露天商では砂漠でも育つ特殊なフルーツを多数取り揃えています。体温を下げる効果があるフルーツは太陽が照り付ける昼の砂漠に必須の食材です。

◆お宿チェック◆

天然の岩を削って作った室内。ベッドはごくごくシンプルですが、店主による特別エステを受けることができます。大人気につき順番待ちになっているため、ご予約はお早めに。

◆ファッション◆

ゲルド族の女性が身に着けている淑女の服を一式購入できます。ハテノ村の東風屋でピンクやブルーなどの鮮やかなカラーに染めて個性を出しちゃいましょう!

「ゲルド秘密クラブ」は男子禁制のゲルドの街で男性用の装束が買えるマニアックなお店です。奥で怪しく光る「夜光服」はプロレスファンにはたまらないデザイン。

頭や耳につけるアクセサリー専門店があるのもゲルドの街の特徴。宝石は天災から身を守ってくれるので、オシャレと防御の2つの面で重宝します。

◆あなたの町の女神像◆

裏路地にひっそりと佇んでいるので見落としてしまいがち。そんな境遇に共感した老婆が常に寄り添っています。

コログの森

中央ハイラルの北、迷いの森の中にある精霊コログ族の集落です。選ばれた者しか足を踏み入れることができない超レアスポットなので、見つけた時の感動は何ものにも変えられません。溢れんばかりの緑に囲まれ、「勇者サマ」ともてはやされつつ静かな時を過ごしたい方にオススメ。

◆見どころ◆

幻の森なのでここ自体が見どころのひとつではありますが、なかでもしゃべる大木・デクの樹サマに注目。一年中桜の花を咲かせているのでいつでもお花見が可能です。

◆特産品◆

森で採れたきのこが特産品。特にトリュフはなかなか採れない貴重品なのでみかけたら即購入しましょう。

◆お宿チェック◆

デクの樹サマのウロにある宿屋。勇者のために用意されたベッドは葉っぱでできており、ふかふかで寝心地GOOD。タダで泊まれるので遠慮なく利用させていただきましょう。

ハイラル城 城下町

あえて危険に身をさらしたい方におススメするのがハイラル城の城下町。人っ子一人おらず、100年経ってなおも獲物を求めるガーディアンがうごめいています。目の前には厄災ガノンの気を纏うハイラル城……これ以上ないほどエモい環境です。ガーディアンに見つかれば即死間違いなし。このスリル、他では味わえません。

◆見どころ◆

中央の噴水エリアは堂々とそびえるハイラル城を間近で見ることができる絶景ポイント。かつてはこの噴水の周りにたくさんの人が賑わっていたのでしょう。当時を偲ぶにうってつけです。

◆特産品・お宿チェック◆

100年前の大厄災で壊滅しているため、どこがお店でどこが宿か判別不能です。文献が残っていないのが悔やまれます。ここは何の店だったのか、想像しながら歩くのもまた一興。

100年前の大厄災から復興途中のハイラルですが、このようにさまざまな種族がさまざまな文化を形成し、旅人たちを受け入れています。

今回記事を書くにあたりあちこちを旅しましたが、見落としていたものがいくつかありました。プレイ済みの方もこれを機に今再び旅に出かけてはいかがでしょうか。きっと新たな発見や出会いが待ち受けているはずです。
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