ニンテンドースイッチの本体システムVer.11.0.0が配信されました。いつもは割と地味な本体更新ですが、今回はかなり注目を集めています。


というのも、このバージョンではスクリーンショットをスマホやPCに転送できる機能が追加されたほか、HOME画面にも新たな要素が追加されたのです。アップデートのポイントと、なぜプレイヤーが沸き立つのかをご紹介します。

◆スクリーンショット転送のやり方、長所と短所
スクリーンショットのメニューで「スマートフォンへ送る」という機能が追加されました。1~10枚のスクリーンショットを、そのままスマホに送れるのです。

転送するスクリーンショットを選ぶと、QRコードが表示されます。これをスマホで読み取るとスイッチと接続でき、転送できるようになります。

スマホに転送すると、ブラウザでスクリーンショットの一覧が見られます。あとは欲しいものを開いて保存するだけ。

PCに転送する場合、ニンテンドースイッチ本体にUSBケーブル(Proコントローラーなどに付属するUSB Type-Cケーブル)を刺してPCに接続します。なお、ドックに入ったままでは接続してもスクリーンショットの転送はできないようです。

あとはPCでニンテンドースイッチのフォルダを開けばOK。素晴らしいのは、ゲームごとにスクリーンショットがまとまっているところですね。
動画もmp4形式で移せます。

従来であればニンテンドースイッチの電源を落とし、SDカードを外してアルバムの画像を移動させる必要がありました。

しかもSDカードから移動させる場合、アルバム内の画像は日付ごとに別れており、いろんなゲームのスクリーンショットがごちゃまぜ。欲しいスクリーンショットを見つけるのがかなりたいへんでした。

ただし、USBケーブルでPCに移動させる際のネックもあります。従来であればSDカードのスクリーンショットを移動させつつ削除してニンテンドースイッチのほうを空にすることもできたのですが、新しい方式ではスイッチのほうをいちいち消さなければなりません。

また、スクリーンショットや動画を移せるようにはなりましたが、解像度や動画の時間制限などは従来と変わりません。ゆえにキャプチャーボードが不要とまではいかないでしょう。

◆フレンド機能がパワーアップ!
マイページ(自分のアイコンからアクセスできる場所)では、トレンド機能が追加されました。これはフレンドが遊んだことのあるソフトや、あるいは最近遊びはじめたソフトなどが確認できるというもの。

これを使えば「あ、いまこのゲームが人気なのか!」とわかったり、「みんなと遊びたいからこれを買おう!」となるわけです。まさしくトレンド機能となっています。


また、トレンドから特定ゲームを開くと最近遊んでいるフレンドや、フレンドが何時間プレイしているのかもわかります。筆者は『スプラトゥーン2』のプレイ時間を見てびっくり! みんなこんなに遊んでいるんですね。

フレンドがどんなゲームをどれだけ遊んでいるかわかれば、一緒に遊ぼうと誘うのもよりやりやすくなります。地味に嬉しい機能ですよね。

◆HOME画面には新要素
HOME画面には「Nintendo Switch Online」のアイコンが追加されました。ゲームニュースの隣ですごく目立ちます。

これはNintendo Switch Onlineの機能を紹介するもので、特典として遊べる各種ゲーム、現在の「いっせいトライアル」で遊び放題のタイトル、そのほかの加入者特典なども見ることができます。

現在のプランでいつまで遊べるかも確認できますし、これまでどれだけオンラインに入っているかもチェックできます。筆者は2年2ヶ月9日だそうですが、オンラインサービスが始まってからそんなに経つんですね。

クラウドサーバーにあずけているセーブデータ一覧も見られます。こうして見るとなかなか壮観です。

ファミリーコンピュータやスーパーファミコンの歴史も見られるのが嬉しいところ。
ここから『ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Online』を起動して遊ぶこともできるのです。

このアップデートで何かめちゃめちゃおもしろいことが起こるわけではないのですが、ニンテンドースイッチでゲームを楽しむ生活がよりよいものになっているのです。
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