今も多くのユーザーが激戦に挑んでいる『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)は、発売から2年が経過した今も、新たなファイターを次々に追加しています。

そして新ファイターの発表に付きものと言えば、参戦ムービーの存在です。
参戦決定のみならず、どのような形で戦うのか、その一端もお披露目してくれるため、非常に刺激的な映像となっています。

ですがその裏で、やられ役や引き立て役など、盛り上げる演出の土台となったファイターたちも見逃せません。新たに参戦するファイターをより格好良く見せるため、既存のファイターたちによる努力と支えは必須。その中には、かなり“痛い目”に遭っているファイターもいます。

そこで今回は、追加コンテンツ第1弾~第8弾までの参戦ムービーをひとつずつとりあげ、特に“痛い目”を味わったファイターに迫ってみたいと思います。新ファイターの華々しいデビューは、彼らの活躍あってこそ。どうぞお見逃しなく!

【スマブラSP】The Masked Rebel

「ジョーカー」(ペルソナ5)の参戦ムービーは、追加コンテンツ第1弾だったためか、展開がかなりスピーディ。幕開け直後にジョーカー自身が登場して参戦を明らかとしたため、珍しく(?)誰も痛い目に遭っていません。

その後のゲームシーンで、ジョーカーが初めて攻撃した相手はマリオ。任天堂の顔とも言える代表的なキャラクターが、率先してやられ役になる展開。マリオ先輩、さすがです!

ちなみに映像の最後で、キングクルールは冠を、ワリオはバイクを盗まれます。怪盗であるジョーカーらしい締めくくりですが、物理的損失という意味では、この2名が被害者かもしれません。


【スマブラSP】伝説の勇者

第2弾の「勇者」も、特定の誰かが強烈な痛い目には遭っていません。冒頭で、場を盛り上げるために苦戦したリンクが、引き立て役になったくらいです。

勇者の登場に合わせて斬られた2人も、見事に立場を全うしました。

ちなみに、ゲームシーンで真っ先に斬られたのはヨッシーでした。マリオファミリーが痛い目に遭う確率は、割と高めかもしれません。

【スマブラSP】仲間たち

今回の参戦ファイターは誰だろうと注目を集めた瞬間、飛び出したのはダックハントのコンビ。

その不意打ちに、ドンキーコングたちも口をあんぐり。視聴者も同じ気持ちで見ていたことでしょう。

そして、してやったり顔のダックハント(の犬)。この笑顔、守りたくない。

しかし、「バンジョー&カズーイ」が、犬とカモに鉄槌を下します! こうして、ダックハントコンビが痛い目を見ました。

・・・と言いたいところですが、映像の後半ではキングクルールもかなり痛い目に。


高所からの落下も加わり、更に大ダメージ。物理的には、こっちの方が痛そうです。

ちなみにラストシーンでは、眠っている隙をつき、バンジョーたちがパンケーキを強奪。奪われた側にとっては、これも十分“痛い目”ですね。

【スマブラSP】100メガショック!

「テリー」参戦の映像では、招待状を巡り、多くの格闘家が精神的に痛い目に合いました。まずは、草薙京が招待状を掴み損ねます。これは悔しい・・・!

また、アンディ・ボガードやジョー・ヒガシなど、他の格闘家たちも空振り。

招待状を掴めなかったからか、そのまま水平線に向かって跳び続けるママハハ。ナコルルは、それを見送るしか術がありません。

そして八神庵も、招待状に手が届かなかった格闘家のひとり。そんな有様に、最早笑うしかないようです。

ですが、この中で最も“痛い目”に遭ったのは、招待状が掴めなかった上に、高層ビルから落ちてしまったギース・ハワードでしょう。
原作を活かした1シーンとはいえ、これは物理的にも厳しい・・・!

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【スマブラSP】風花雪撃

「ベレト」参戦ムービーでは、ベレトが罠にかかり、それを出迎えるソティスのシーンから始まります。ベレトの失敗に巻き込まれるソティスも、なんだか被害者のように思えます。

その打開策として、参戦が決定したベレト。「参戦は、闇をも食らうか」と、老人(※ネタバレ回避)も驚きを隠せません。

ですが参戦したはいいものの、ベレトはリンクなどにボコられてしまいます。

泣き言を受けつつも、大サービスと称して数々の遺産も授与するソティス。

この待遇を受け、改めて「ベレス」参戦も明らかに。

よもやの展開に、もはや言葉もない老人。今回はこの方が、ある意味一番気の毒だったように思います。

【スマブラSP】ラーメン大好き娘さん

『ARMS』の面々が登場する「ミェンミェン」参戦ムービー、まずはスプリングマンが招待状を掴みます。

その直後、顔面崩壊レベルの一撃。色んな意味で、容赦がありません。


ニンジャラもまた、手痛い攻撃を食らいますが、スプリングマンと比べるとかなりマシ・・・かも。

試合会場は、死屍累々の如く。“痛い目”という点では、ほぼ全員と言えそうです。

そこに、今回の主役・ミェンミェン登場!

残った2人もきっちりトドメを刺され、ミェンミェン以外の全員が“痛い目”に遭いました。とはいえ、一番を選ぶとすれば、やはり冒頭のスプリングマンでしょう。

【スマブラSP】目を合わせてはいけません

映像開始直後に、ソニックのふっとばし攻撃を食らうマリオ。既にかなり痛そうですが、今回はこの程度では済みません。

吹き飛ばされた先は、謎めいた空間。

これまでとは違う雰囲気に戸惑うマリオ。

そこに現れたのは──!

いつもとひと味異なる、ホラーめいた演出が光った今回の参戦映像。こうして「スティーブ」たちの登場が明らかとなりました。

──しかし、真の恐怖はその背後に!

今回は、精神的に“痛い目”に遭う回となりました。


【スマブラSP】片翼の天使

現段階で最も新しい参戦ムービーは、いきなり多くのファイターが吹き飛ばされて始まります。

圧倒的な存在感と共に参戦が決まったのは、「セフィロス」。ちなみにゲームシーンでは、スネークが真っ先に餌食となりました。

ですが、セフィロスの猛攻はまだまだ続きます。その標的となったのは、今回もマリオ!

身の丈もの長さを持つ大太刀「正宗」が、マリオを捉え──なんと串刺しに!?

いえ、その刀身はオーバーオールの肩ひもを持ち上げていました。あわやという演出に、驚いた方も多いはず。

実害こそなかったものの、マリオの心理的負担は相当なものだったはず。今回も引き立て役、お疲れさまでした!

ですが別の視点で考えてみると、様々な作品に登場しながら、結局セフィロスがついてきてしまうクラウドこそ、最大の被害者かもしれません。

「思い出の中に、じっとしていてくれ」と言いたくなる気持ちも、十分理解できます。

多くのファイターが“痛い目”に遭ってきた、参戦ムービーの数々。その中でも「片翼の天使」は、かなりの衝撃度だったと思います。

今後、まだ3体の新参戦を残しているので、次は誰が大変な目に遭うのか楽しみです──と言うと少々不謹慎かもしれませんが、きっとまた驚かせてくれることでしょう。
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