これからも本作ではアップデートが行われていくのですが、しかしながら4月のイースターイベントは昨年とほとんど同じであったりと思ったより変化がありませんでした。2年目の『あつ森』はどうなるのか、これまでの傾向などから考察してみましょう。
◆2年目の季節イベントについて
前述のように、2年目のイースターイベントは昨年と同じでした。さまざまな場所からたまごを探して家具をDIYするわけですが、去年にコンプリートしていればぴょんたろうに話しかけるだけでイベントが終わってしまいます。ちょっと寂しいですよね。
ただし、タヌキ商店には「イースターなトピアリー」など、2021年になってから追加された家具が販売されていました。つまり「2年目はイベントは変わらないけれども、家具は追加されている」という状況なわけですね。
https://twitter.com/doubutsuno_mori/status/1382529884954705920
家具の追加は適宜行われており、たとえばアースデーには「かっこいいちきゅうぎ」が購入できるようになりました。イベントではない記念日にはこうした特殊な家具追加が行われる模様です。
◆『あつ森』は運営型ゲームではない?
すでに一年間遊んだ方からすると「いわゆるソシャゲみたいにどんどんイベントを追加してほしい!」と思うのがふつうでしょう。これは私も同じ気持ちなのですが、じゃあ『あつ森』は運営型ゲームなのかと言われると、おそらくそうではないでしょう。
いわゆる「スマートフォン向けの基本プレイ無料でガチャのあるゲーム」の場合、プレイヤーがガチャを引くことでお金を稼ぐ仕組みになっているわけです。
一方で、『あつ森』は昔ながらの買い切り型ゲームです。もちろん運営型ゲームに少し近寄りましたが、それでもフルプライスを払って1ヶ月も遊べばそれなりにいろいろな要素を体験できるゲームです。
そもそも『あつ森』にはガチャのような仕組みはありません。amiiboなどの追加で購入できる要素はありますが、それらはすべて過去の商品ですし、amiiboカードも再販のもの。サンリオコラボの要素がアップデートで増えることはあっても、ゲームそのものに飽きさせない作りはそこまで必要ないのです。むしろ、満足してもらっていいゲームといえるでしょう。
よって、『あつ森』に定期的なイベント追加のアップデートは期待できないのではないかというのが私の考えです。しかしながら、アップデートそのものが期待できないかというと、そんなことはないのがおもしろいところ。
◆『どうぶつの森』シリーズのアプデ傾向を考える
https://youtu.be/57p1M7L3Ou8
たとえば前作『とびだせ どうぶつの森』では、発売から4年後に大型アップデートが実施され『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』になりました。「くわしサポート」という今でいうマイルのような要素が追加されたり、オートキャンプ場でamiiboを使えるようになったんですね。
また、企業とコラボした家具が配布されることもありました。
直接的なアップデートではないですが、Nintendo Switchとスマホプリンター「instax mini Link」がコラボして、『あつ森』のスクリーンショットが印刷しやすくなるなんてことも。こういうものがあると、間接的に遊べる要素が増えますよね。
つまり、定期的なアップデートは期待できないものの、長く売れる作品なのでなんらかの動きはありそうというのが私の見解です。
◆ひとまずスローライフで待とう!
あくまで個人的な願望をいうと、まだ出ていないキャラクターに関する動きが欲しいと考えています。過去作に出演したけれども今作では出ていないキャラクターは多く、たとえば「ぺりお」や「パロンチーノ(ふうせんおじさん)」のその後が気になりますよね。
「リセットさん」も緊急脱出サービスのオペレーターとして登場していますが、その姿を見ることはできず。amiiboも発売されているのでなんらかの追加要素があると嬉しいですね。また、タヌポータルのタヌポイントで交換できる家具も増えてほしいところ。
今回の記事は、あくまで過去の傾向や方向性を見たうえでの予測に過ぎません。今後もなんらかの追加要素があるのは間違いないようなので、ゆっくりのんびり、時には違うゲームを遊びながら待つのがいいでしょう。