ただの体操服と侮ることなかれ。
◆ゼッケンカラーは“実競馬のルール”と同じ!
体操服の場合、名前・出走枠の書かれたゼッケンを付けます。レースごとに地色や文字色が異なるのですが、実は「このレースではこのカラーリング」というのが決まっています。
デビュー戦ならば「地色:白、文字色:黒」、オープン・プレオープンならば「黒、白」、GIIIレースならば「深緑、白」、GIIレースならば「赤褐色、白」といった感じ。一見すれば「そういうものか」と思えますが、実は“実競馬のルール”に沿ったカラーリングなのです。
日本中央競馬会(JRA)が公開する「競馬用語辞典」を見れば一目瞭然。各レースにおけるゼッケンと同じことが分かります。細かいところでは「すみれステークス」や「若葉ステークス」など、一部オープンレースが属する「リステッド競走(黒、黄)」にも対応。開発陣のこだわりを感じられます。
◆体操服の“色”にも規則性あり!
レースごとに“体操服の色”が異なります。
ヘルメットカラーは出走枠で決まっており、1枠=白、2枠=黒、3枠=赤、4枠=青、5枠=黄、6枠=緑、7枠=橙、8枠=桃という感じ。出走枠が増えれば、後ろ(桃色)から順に色を増やしていきます。
これと同じく、体操服の色も出走枠で決まっているわけです。出走直後を見れば、色ごとに並んでいるのが分かりますね。
◆ウマ娘ごとに“体操服のデザイン”も変化!
ウマ娘ごとに“体操服のデザイン”も異なります。シンプルな「ハーフパンツ」および、現代では見かけない「ブルマ」の2タイプが用意。これにも規則性があり、モデルとなった競走馬が牡ならばハーフパンツ、牝ならばブルマとなっています。
さらに目を見張るのが「ソックス」の種類。絶対領域の輝くニーハイ、程よい高さのクルー、ほぼむき出しのスニーカー丈、全体を覆うレギンスタイプまで、およそ4種類。おまけにカラーリングも分かれているときました。
◆熟練プレイヤーからすればレア?体操服でのスキル演出
体操服を着たとしても、固有スキル演出では勝負服に戻ります。しかし、育成ウマ娘の才能開花が★2以下であれば、スキル演出は体操服のまま。これまでと一風変わった演出を楽しめます。
ただし、★2以下ではスキル演出も変化。簡単なポーズを取るぐらいで、勝負服時と比べてかなり控え目です。体操服で薙刀を振り回すグラスワンダー、体操服で錨を振り回すゴールドシップなどは見られません。
才能開花は一度上げると戻せないので、全ウマ娘を★3以上に開花済みという熟練プレイヤーからすれば、レアなシーンと言えますね。
以上、体操服について4つの小ネタを紹介しました。史実や実競馬を限りなく取り込む、開発陣の並々ならぬこだわりを感じ取れたと思います。ちなみに、出走枠に沿った色および、性別によるハーフパンツ・ブルマの違いは、最初期のPV時点で採用されていた模様。その発想力に驚くばかりです。
最初期の『ウマ娘』PV(2016年3月公開)
育成モードにおける体操服の適用は、右下のメニューボタンから、オプション内の「GII以下のレースは体操服」をONにすると反映されます。レースに応じた装いで楽しんだり、勝負服を“GIレースだけのとっておき”とするにはピッタリの本機能。気分にあわせて活用していきましょう。