とはいえバトルボタンでは「だっしゅつボタン」が大人気なように、実際は移動速度が勝敗を大きく分けることもありえます。
◆かるいしの効果について
かるいしは、「戦闘から離れているあいだ移動速度が10・15%・20%アップ」といった効果が用意されています。それとは別に、攻撃+8・+16・+24、移動速度+40・+80・+120といった効果も。
メイン効果の移動速度アップは戦闘から離れているときだけ発揮され、移動速度+のほうはいつでも効果が出るようです。ただし、基本的にはメイン効果のほうが恩恵が大きく、野生ポケモンを攻撃したりするとかなり速度が落ちます。
◆実際にどれくらい速くなる?
さて、かるいしでどれだけ速度が速くなるか検証してみました。まずはサーナイト(ラルトス)で、レモータスタジアム南の砂浜入り口から上部の壁までなるべくまっすぐに移動してみたケース。
もちものなしでは27秒、かるいしLv.20では25秒で到達できました。確かに速くなっていますが、かなり地味な結果になっています。
続いて、デフォルトで移動速度があがる効果「はやてのつばさ」を持っているファイアロー(ヤヤコマ)で同様の検証を実施。
結果はもちものなしが24秒、かるいしLv.20では21秒で到達できました。もちものなしのラルトスとかるいしLv.20のヤヤコマでは6秒差。
◆使えるもちものではあるが、効果は感じづらそう
かるいしの効果はステージを端から端まで移動して数秒の差なので、バトル中は明確な強さを感じられないと思われます。しかし、攻撃がアップする効果を加味すると、ステージ中を移動して荒らしまくるファイアローには十分アリだといえそうです。
かなり地味な効果なのは事実ですし強さを実感しづらいのですが、かるいしは見えないところで価値を発揮しそうなもちものといえるでしょう。
また、意外なところで「がくしゅうそうち」にも移動速度アップ効果が用意されています。移動速度が遅くて困るサポート型やディフェンス型(カビゴンやイワパレス)にも意外とアリかも?