育成シミュレーション『ウマ娘 プリティダービー』のどこに醍醐味を覚えるかは、プレイヤーにとって様々でしょう。強いウマ娘を育てることに熱中する人もいれば、彼女たちのドラマに胸を高鳴らせる方もおり、本作への接し方は千差万別です。


その中には、貴重な一瞬をスクリーンショットで切り取り、後で振り返れるように画像として残しておく……といったプレイヤーもいることでしょう。筆者もそのひとりで、「ここぞ!」という場面をスクショで収め、後で眺めたりして楽しんでいます。

しかし、ウマ娘自身がどれほど魅力的でも、撮影する側(=筆者)の腕前が悪いと、可愛さや凛々しさなどを徹底的に見逃した、残念な一瞬を大量生産するハメになることも。今回は、そんな“へたくそスクショ集”をお届けし、トレーナーの皆様が二の舞を演じることがないよう反面教師にしていただければと思います。

今回紹介するスクショはいずれも、狙って失敗したわけではなく、本気で撮影したものばかり。本気なのに上手くいかない、そんなもどかしさが詰まった画像集、じっくりとご覧ください。

なお、『ウマ娘 プリティダービー』は動きのあるシーンも多く、アクションとして通して見た時に成立しているため、特定の一瞬だけを切り取ると違和感を覚えるカットもあります。が、そういったスクショは今回の主旨とは合わないため、取り上げておりません。あくまで、撮影側の下手さゆえの画像をピックアップしてみました。

まずは、育成中の失敗スクショをお届け!
『ウマ娘 プリティダービー』を立ち上げると、まず目を奪われるのがOPムービー。ウマ娘たちの日常や、華やかなライブシーンが交錯するこの映像を見ていると、早速スクショを撮りたくなります。

しかし、タイミングが意外と難しく、折角撮った一枚もこの有様。
全員揃って背中を向けた瞬間に、わざわざシャッターを切らなくても……。この画像を見て、どんな思い出を振り返れると思ったんだ自分。

まずは育成中のシーンから。辛いトレーニングがあったからこそ、勝利の重さをより感じることができるものです。トレーナーは見守ることしかできませんが、そんな日々をスクショで見つめ直し、在りし日を思い出すのも一興でしょう。……ところで、これは誰の育成中ですかね? 「成功!」と高らかに言われましても。

トレーニング風景第2弾。風景というか、ただトレーニング器具を写しているだけのスクショになってしまいました。ゲーム内の状況として考えると、育成してるウマ娘に撮影させている角度ですよね、これ。だとすれば、トレーナーの指示が謎すぎます。

いつでも全力&暴走なゴールドシップさんも、筆者の撮影技術(E)にかかれば、この有様ですよ! 初めてのカラオケで恥ずかしがる深窓の令嬢風スクショです(言った者勝ち)。

育成シーンをスキップしつつ、たまにはスクショでも撮るか……と、突発的撮影時の事故ショット。
シーン切り替えのこの背景、誰もが1枚は撮ってると思いたい。

こういったミスを回避すべく、スキップをオフにしてちゃんと撮影する時もあります。そのおかげで、しっかりとウマ娘が写りました。そう、友情トレーニング相手のキングヘイローが。担当ウマ娘を撮りたいだけなのに……!

真剣勝負の最中も、撮影者の腕次第で大惨事……
育成に励んだ後は、いざレース! 彼女たちの努力が実を結ぶ姿も、またとないシャッターチャンスでしょう。ちなみにこちらは、切り替わる寸前で白みがかっているゴールドシップさんの勝利ポーズです。スクショ下手の理由のひとつは、タイミングの遅さ。絶好のチャンスを逃した後に撮影するダメトレーナーはこちらです。

大勝負の前は、トレーナーにも緊張が走ります。とはいえ、レース名くらいは落ち着いてスクショしないといけません。ちゃんと止まってくれるのに、なぜ焦ったのか。

パッと見た時に「なんだこれは?」と思ったあなた、筆者も同じ気持ちです。
ゲートインした姿を撮りたかったのに、ちょうどその狭間。柵を写した自分にがっかりです。

ゲート絡みでは、ちょっと惜しかったのがこちら。マンハッタンカフェが見切れていますね。図らずも、物陰から見つめられてる風な構図になってしまったので、その視線の先が気になります。もしかして、何か見えてませんか……?

レース中のカメラワークはかなり行き届いており、混戦でもうまくウマ娘を捉えてくれます。なので、よほどタイミングを逃さない限り、その勇姿を収めることができるはず。そして、チャンスを逃すと見切れます。

見切れスクショ第2弾。ある意味、躍動感は非常によく伝わってきます。しかし、このスクショにはキングへイローもがっかりでしょう。

ちゃんと顔が撮れたと思ったらこの有様! プレイ中はこんな構図の印象が全くないので、おそらく一瞬だけのカメラワークなのでしょう。
むしろ狙っても撮れないし、撮りたくもないよ!

固有スキルの発動カットは、ウマ娘たちの見せ場のひとつ。しかし、タイミングが悪いとこのザマなので、後でマヤノに叱られてきます。彼女のキラキラを無駄使いさせてしまった……。

ガチ撮りだと結構難易度高いのが、ゴールした瞬間のスクショ。通り過ぎて、かろうじて足先だけが見えています。URAファイナル、その有終の美をまったく飾れていませんね。殺風景にもほどがある!

出遅れてがっかりスクショになることが多い一方で、早すぎてなんだか分からない1枚になることも。この画像だけだと、全くもって意味不明です。

続きとなるこちらの画像でお分かりの通り、マチカネフクキタルが持つ水晶玉のどアップでした。気が急いてしまうと、あんな意味不明な1枚になるのでご注意ください。というか、続いて撮ったこのスクショですら、タイミングが合っていません。トレーナー慌てすぎ問題。


ライブやガチャも、残念スクショの餌食に。そして、待望の温泉旅行も……
この画像でどのシーンか分かる方は、『ウマ娘』上級生と呼べるかもしれません。なお正解は、このひとつ下にあります。

さきほどの画像は、ライブ「UNLIMITED IMPACT」の出だしのシーンでした。ライブで映えるウマ娘を画像で振り返りたいにしても、あそこを切り取る必要性はまったく感じられませんね……。

なんとかウマ娘は映っているものの、左手だけで目、鼻、口といった顔の主要部分を全て覆うという、“よりにもよって”な瞬間。ウオッカの格好良さを台無しにする、(悪い意味で)奇跡的な1枚です。

印象的なライブシーンと言えば、URAファイナルを飾った後の「コメくいてー(でもやせたーい!)」。食べたい、でも痩せたいという二大命題に挟まれた気持ちを、絶妙な表情で示す名シーンです。

しかし、見慣れたトレーナーならば一目瞭然でしょうが、こちらの画像ではまだポーズが決まっておらず、ちょっとフライング。中途半端な撮影をされたら、こんな顔になるのも当然でしょう。

このような画像を載せましたが、ライブは演出が特に行き届いているので、他のシーンと比較すると失敗シーンは意外と少なめ。
晴れの舞台ですから、愛しのウマ娘たちをしっかりと撮影してあげてください。ちなみにこちらは、失敗カメラマンにはお馴染みの、ホワイトアウト寸前画像です。白は目に優しい。

続けて、新たなウマ娘やサポートカードの獲得に欠かせないガチャの失敗画像も軽めにご紹介。まずは、たずなさんのワンショットから。もう少し早ければこっちを振り返っていますし、あとちょっと遅ければ扉を開けていざ! という感じになったのに、ちょうど谷間なやるせない1枚です。

「ウマ娘が飛び出した瞬間を撮りたい」と撮影に臨み、その目的がちゃんと叶った画像がこちらです。確かに飛び出した瞬間だけども! 誰なのか分からないどころか、何なのかしらピンと来ませんね。一応補足すると、足の先です。

サポートカードなダメな撮影例がこちらです。「SSRだ!」と思って慌てて撮ると、こうなりやすいのでお気をつけください。

残念ながら引けていないので、ガチャ紹介映像のスクショになりますが、こちらはまず成功例から。ほっぺが膨らんだスペシャルウィーク、つい撮りたくなるほどキュートです。

そして、初撮影時がこちら。これはひどい。

失敗ショットは、思い出と結びつくことで、印象がより増す場合もあります。例えば、どれほど行きたくとも、運が向かないとたどり着けない温泉旅行。筆者は、リリース当日からプレイを開始し、先月ようやく初旅行にとなりました。

やはりここは、入浴シーンを押さえておきたいところ。逸る気持ちを押さえつつ、撮影チャンスに備えてスマホを構えます。

気持ちが全然抑えられてない! 慌てすぎて、足しか映っていません。うん、美しい脚線美です。

こんな筆者ですが、2度目のチャンスが巡ってきました。今度は、ハルウララと一緒に出かけます。

温泉はいつも足! そう、いつになっても気持ちは先走るのです……。

失敗画像の数々、いかがだったでしょうか。どうか皆様は、ウマ娘たちの魅力を損なうことなく、素晴らしい1枚をお撮りください。

なお、ご存じのことと思いますが、レース中やライブシーンなどは一時停止をしてから撮影することも可能です。また、「育成イベントギャラリー」を活用するのもお勧め。ベストショットが欲しい場合は、こうした機能をしっかり活用しましょう。ライブ感を重視すると、今回のような残念ショットが溜まりますので……!
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