担当ウマ娘1人を集中的に育成していた「新設!URAファイナルズ」と異なり、アオハル杯はチーム対抗戦。
◆徹底管理主義の樫本代理vs担当ウマ娘がゴールドシップのトレーナー
まずは「アオハル杯~輝けチームの絆~」のあらすじを紹介します。トゥインクル・シリーズとはまた別に、学園内で行われていたチーム対抗戦「アオハル杯」が復活。担当ウマ娘のためになればと、トレーナー(プレイヤー)も参加を決めます。
しかし、秋川理事長は長期海外出張で忙しいため、URA幹部職員「樫本理子」を理事長代理に任命し、学園運営および「アオハル杯」の管理を任せました。この樫本代理こそ、新シナリオの中心人物です。
彼女は徹底管理主義の持ち主で、ウマ娘のトレーニング内容から私生活に至るまでを徹底管理し、才能向上と怪我のリスク低下を目指す「管理教育プログラム」を宣言。また、チームなどの強い関係性を築くほど、無計画で情動的な判断をしかねないとし、「アオハル杯」も廃止します。
もちろん生徒達は猛反対。樫本代理も納得が得られないまま始めては効果がないと考え、アオハル杯で自分の育てたチーム<ファースト>に勝利すれば、管理教育プログラムを撤廃すると約束しました。
トレーナーをはじめ、ウマ娘たちは「打倒!チーム<ファースト>!」を目標に、チームトレーニングを通して「アオハル杯」を戦い抜いていくこととなります。
このように、樫本代理はメインストーリーやアニメ版が描く“チームの絆”を否定するキャラクター。管理主義にも拍車が掛かっており、トレーナーとの初対面時には「ぬるい」と一言。自主トレーニングの容認や開始時刻の不徹底などを責められます。
でもちょっと待ってください。私の担当ウマ娘はゴールドシップなんです。時には「つまんねートレーニングメニュー指示したら「ゴルゴル☆トレーナー激流下り」だ!」とメニューを縛ってくる気まぐれオトメなんです。
つい数日前には「エデンを目指すぜ!」と無人島で遭難したり、たまにトレーニングよりも空を飛ぶことを優先したりと、やることなすこと破天荒なウマ娘なんです。
え?ゴルシの睡眠時間と日々の睡眠満足度を知っているかって?しょうがねーだろ!ゴルシは睡眠誘発生命体ネムクーナルの攻撃を受けてんだ!ただのトレーナーが謎の生命体にどう対処すればいいんだよ……。こっちは夜ふかし気味に震えるしかないんだぞ!
トレーニングから私生活まで、ゴルシを徹底管理するなんてまず不可能。やるとしてもトレーナーの命が持ちません。管理教育プログラムを何としても撤廃する必要があります。ゴルシに選ばれたゆえか、ここまで鬼気迫る思いで挑むことになるとは……。
◆ゴルシにかまってる暇がない!育成システムは選択肢が多い上級者向け
ここからは少し真面目に、新シナリオの育成システムを紹介します。根本的には「新設!URAファイナルズ」と変わらず、育成ウマ娘やサポートカードを選び、トレーニングを通して強いウマ娘を育てるのはそのまま。ただし、そこに“チームメンバーの育成”が加わるので、必然的に“1ターンごとの選択肢”が増えます。
チームメンバーの育成には、トレーニング時に発生する「アオハル特訓」が必要です。びっくりマーク(ヒント取得)と同じく、一定確率でキャラアイコンに表示。出現率は高く、ほぼ毎ターン誰かしらと「アオハル特訓」を行えます。
「アオハル特訓」を繰り返すと、トレーニング時のステータス大幅アップおよび、スキルヒントを確定で貰える「アオハル魂爆発」が発生。効果が大きい分、1人1回しか発生しないので、どのトレーニングで発生させるかも悩みどころです。
また、トレーニングレベルの上がり方も変更。チームメンバーの総合力に応じて、各トレーニングレベルが上がるようになりました。つまり、トレーニングレベルを上げるためにも、そして「アオハル杯」で勝利するためにも、「アオハル特訓」は必要不可欠なのです。
全トレーニングレベルが4~5!はじめはFランクでも、強くなれば夢の環境が待っています
とにもかくにも「アオハル特訓」を優先した私は、ある時ふと気がつきました。
これは気持ちの面にも当てはまります。正確に言えば、ゴルシも混ざったうえで「アオハル特訓」は行われるのですが、意識は“チームの育成はどうなっているのか”に向いており、ゴルシの育成が頭から抜け落ちていたのです。
ゴルシのトレーナーとしてあるまじき失態。真鯛を受け取る権利(バレンタイン)も、玉鋼を受け取る権利(クリスマス)もありません。私にはドロップキックすらもったいない……。
さて、軽く脱線しましたが、前述した通り「アオハル杯~輝けチームの絆~」は“選択肢が増えている”のです。絆ゲージを上げるか、アオハル特訓をするか、友情トレーニングを取るか、レースに挑むか、どこでアオハル魂爆発を行うか。考えることが多い分、「新設!URAファイナルズ」よりも上級者向けだと感じました。
チーム<スピカ>や<リギル>など、1人で何人ものウマ娘を育成するアニメ版トレーナーたちの凄さを実感させられます。
◆マックイーンとも出られるぞ!感覚的には「チーム競技場」と変わらない「アオハル杯」
チーム対抗戦「アオハル杯」ですが、感覚的には「チーム競技場」と変わりません。ダート、マイル、短~長距離の5レースそれぞれに3人ずつチームメンバーを出し、勝ち数が多ければ勝利となります。
システム自体に新鮮味はありませんが、出走できるウマ娘にびっくり。これまで未出走だった「キタサンブラック」や「メジロパーマー」などもレースに登場するのです。
これは、サポートカードに編成したウマ娘がチームメンバーとして確定加入するため。彼女たちは「アオハル杯」に出なければなので、必然的にサポートカード化されているウマ娘はレースシーンが追加されたわけです。
ゴルシとの出走メンバーを考えるならば、やはり「メジロマックイーン」は欠かせません。仲の良さも、適性距離も相性バッチリ。もう1人は……「トーセンジョーダン」?止めておきましょう。犬猿の仲ゆえ、ゴルシのドロップキックが決まります。まぁ、どちらもチームにいないのですが。
もし使用許可が出たならば、史実の大親友・ジャスタウェイと走らせてみたいですね。
チームらしさを感じるポイントとして、レーススキップ時の勝利ポーズも印象的でした。出走メンバーで集まってポーズを取ったり、ハイタッチをしたりと、みんなで勝利の喜びを分かち合っているのが伝わってきます。後に別育成で撮影したチーム<スピカ>と喜びあうゴルシ、良い!
◆チーム育成はやっぱり難しい!ゴルシだけ勝ってもダメなんだ
トレーニングを繰り返し、半年ごとに開催される「アオハル杯」を戦っていく中、シナリオストーリーではチーム練習の利点も語られれば、チーム練習の問題点にも直面。それらを乗り越え、樫本代理との直接対決「vsチーム<ファースト>」が始まるのです。
これはチーム<ファースト>のエース「リトルココン」と「ビターグラッセ」のステータス。すでに「新設!URAファイナルズ」の最終戦「URAファイナルズ決勝戦」よりも強敵です。やはり上級者向けの育成シナリオでした。
しかし、私のゴルシは見事勝利。同レースで激突した「リトルココン」をクビ差で破りました。実況の「これ以上ない結果をチームへ届けました!」が嬉しさを倍増させます。やったぜゴルシ!
負けてたぜゴルシ!自分のレースでは勝ったけど、チーム戦は負けてたよ……。アオハル特訓をこなしてきたつもりですが、まだまだ足りなかったようです。
性格こそ無茶苦茶ですが、ゴルシはああ見えて仲間思い。裏でチームメンバーを慰めたり奮起させたりしてそう。
「アオハル杯」を戦い抜いた後、樫本代理をはじめ、チーム<ファースト>の心境にも変化が表れ、「アオハル杯~輝けチームの絆~」はいったんのエンディングを迎えます。そして最後に訪れるのは「URAファイナルズ」、……このシナリオでも「URAファイナルズ」あるんですね。一緒にうまぴょいした宣伝イベント、今回は桐生院トレーナー1人だったのかな。
とにかく、「新設!URAファイナルズ」と同じく「URAファイナルズ予選~決勝」を戦い抜いて、「アオハル杯~輝けチームの絆~」は本当のエンディングを迎えます。その結末はぜひご自身でお確かめください。
というわけで、初回の育成結果はこのようになりました。普段の育成スコアは9,500~10,500なので、初回にしては良い出来です。アオハル魂爆発によるヒントレベル獲得チャンスも多いので、ノウハウさえ学べば「新設!URAファイナルズ」で届かなかった強いウマ娘を作れる気がしてきます。
シナリオストーリーも、なにげなく担当ウマ娘をゴルシにしたことで、徹底管理主義vs自由の象徴的な戦いを楽しめました。チームゆえに生み出される友情団結勝利の物語も魅力的。ベタと言えばベタですが、樫本代理を取り巻くストーリーにも涙腺が緩みます。欲を言えばチーム<ファースト>に勝ちたかった……。
ということで勝ってきました。チーム<ファースト>に勝つと楽曲「WINnin’5 -ウイニング☆ファイヴ-」を獲得できます。最後はゴルシとチームメンバーのチャーミングな姿で締め。この勝利を皮切りに、「アオハル杯~輝けチームの絆~」の育成を学んでいきたいと思います。