10月29日、大人気パーティーゲームの最新作『マリオパーティ スーパースターズ』が発売されました。同じジャンルとしては、昨年発売された『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が社会現象を巻き起こしたばかり。
パーティーゲームの金字塔がそろい踏みした形になりますが、あなたはどちらのタイトルに興味がありますか?

「64」時代の記憶がよみがえる…『マリオパーティ スーパースターズ』
両タイトルを比較するために、まずはそれぞれの特徴やゲームシステムを見ていきましょう。まず『マリオパーティ スーパースターズ』は、「スゴロク」や100種類のミニゲームによってほかのプレイヤーと競い合うゲーム。その目玉は、なんといっても過去作のリメイクにあります。

「スゴロク」は「NINTENDO64」で発売されたシリーズから、5つのボードを完全にリメイク。またミニゲームでは「NINTENDO64」~「Wii U」時代に収録されていた名作のうち、100種類をピックアップして収録しています。アラサー、アラフォー世代の人にとって、青春の象徴だった作品が現代によみがえるのはたまらない喜びでしょう。

とはいえ「任天堂」はノスタルジー的な需要だけでなく、若い世代にゲームを届けることを見据えているようです。CMにはジャニーズの人気アイドル「King & Prince」が起用されており、SNS上でも大きな話題になっていました。

ちなみに、前作『スーパー マリオパーティ』では当初「スゴロク」や一部のミニゲームがオンライン非対応でしたが、今作では初めからすべて実装済み。「スゴロク」も100種類のミニゲームもオンライン対応となっているため、お互いに家にいながらゲームを楽しめます。

熱くなるまで競い合う『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』
それに対して、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』はミニゲームがなくスゴロクの楽しさ一筋で勝負。日本全国を舞台とした広大なマップで、各種カードを駆使しながら総資産額1位を目指していくシステムです。
今作ならではの要素としては、キングボンビーの最凶形態として「デストロイ号」なるものが登場しました。

『桃鉄』シリーズには“友情破壊ゲーム”という別名がありますが、今作でもその緊張感は変わりません。お互いに本気でバトルできるため、気心の知れた友人と一緒に遊べば大盛り上がりできるはず。また、その性質からゲーム配信との相性も抜群で、YouTube上ではさまざまな配信者たちがコラボ配信を行っています。

もちろんパーティーゲームなので、ゲームが得意ではない層でも簡単にプレイできるのが魅力的。「さまぁ~ず」や「霜降り明星」といったお笑いコンビたちも、自身のYouTubeチャンネルで熱いプレイ動画を配信していました。

やや余談ではありますが、「桃鉄対決」というコンセプトが多い中、VTuberグループ「にじさんじ」のグウェル・オス・ガールさんは変わった企画に挑戦。同じ「にじさんじ」ライバーを集め、あえての“無言縛り”での対決を行っています。

まとめると、『マリオパーティ スーパースターズ』は“あの頃”の思い出に浸りながら、ほのぼのとパーティーゲームを楽しめるタイトル。そして『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』は、熱いバトルに夢中になりたい人にはうってつけだと言えるでしょう。いわばパーティーゲームの両極端に位置しているため、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶのがオススメです。

冬休みや年末年始には、友人や家族で集まってゲームで盛り上がりたい…と考えている人も多いはず。
大人数でプレイできるパーティーゲームは、そんな時に鉄板の選択肢です。熱中しすぎてギスギスした空気にならないよう気を付けながら、楽しんでみてはいかがでしょう。
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