1996年にシリーズ第1作目の『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されて以来、およそ25年に渡ってファンを魅了しつづける『ポケットモンスター』シリーズ。今年は待望のリメイク作品『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』もリリースされ、ますます盛り上がりを見せています。


そこで、インサイドでは先日『一番印象に残ったライバルキャラは?』をテーマにしたアンケートを実施。71名の読者にご協力いただきました。

ポケモンシリーズにおけるライバルは、共に切磋琢磨し、時には協力しあう重要なキャラクター。多くの人の思い出に残っているのは、一体どの作品のライバルなのでしょうか。さっそくランキングのトップ5をご紹介していきましょう。

同4位:チェレン(『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』)6票
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』のライバル、チェレンが4位タイという結果に。彼は主人公の幼馴染で、縁無しのメガネに赤いネクタイのような柄のインナーが目印の少年。ポケモンに関する知識が豊富で、道中で度々冒険のアドバイスをくれました。ただ、口癖は「メンドー」であり、少々面倒くさがりな性格をしている様子。そんなギャップも彼の魅力でしょう。

また、続編の『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』では、「ヒオウギシティ」のジムリーダーとして登場。外見もメガネを外し、きちんとネクタイを締めたスタイルに変わるなど、前作から成長した姿を披露してくれました。


【読者の声】(一部抜粋)

・キャラクターとして好きなのはもちろん、二年後にジムリーダーとして活躍してる姿を見られたのがいい!

・なぜチャンピオンを目指しているのか、考えているところが好き。

・ブラック・ホワイトで戦った相手がブラック2・ホワイト2で成長した2年後の姿が見れたので印象に残ってます。

同4位:ホップ(『ポケットモンスター ソード・シールド』)6票
同じく4位タイにランクインしたホップは、『ポケットモンスター ソード・シールド』のライバルキャラ。「ガラル地方」のチャンピオン・ダンデを兄に持ち、彼に憧れて次代の王者を狙う少年です。性格はやんちゃで元気いっぱい、そしてポジティブな思考を持ち、つねに明るく接してくれました。

ポケモンバトルに対する真剣さ、勝負を楽しむ顔つきは兄ゆずり。大人が読むような難しい本から知識を吸収したり、ダンデの試合を全て録画して観たりと、熱いハートを持っています。しかし、兄の存在が時に彼を悩ませることもあり、一時はスランプに陥ってしまったことも。それでも、自分自身と向き合うことで不調から脱却。最後は立派なポケモントレーナーへと成長していきます。

【読者の声】(一部抜粋)

・いい子すぎる!

・悩みに悩んで最終的に自分の行きたい道を見つける事が出来たからか、成長を見守るような気持ちになりました。

・勝ちも負けも経験し、パーティメンバーにも迷い、挫折しそうになりながらも進み続けて、最終的には伝説のポケモンに選ばれるまで成長する姿に心動かされるから。


3位:ジュン(『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』)7票
ジュンの性格を一言で表すなら、「せっかち」そのもの。母親の言うこともロクに聞かず、それでいて向こう見ずという、どこかお騒がせキャラのような印象が強いですね。そして一番の特徴といえば、口癖の「罰金○○円な!」でしょう。ちなみに、彼が罰金を集めたがる理由は、そのお金で自分の「バトルタワー」を作ることなのだそう…。

というのも、ジュンの父親は何を隠そう「バトルタワー」のタワータイクーン・クロツグ。ジュンはそんな父親を目標にしているらしく、最終的には自身の「バトルタワー」に挑戦させて倒すのが夢の1つだと明かしていました。

【読者の声】(一部抜粋)

・罰金100万円な!のセリフのインパクトはすごかったです。

・罰金が口癖なライバルなんてこのゲームくらい。

・せっかちで騒がしいけど嫌味がないのが好印象。タワータイクーンのクロツグの息子という設定も胸熱だった。

2位:シルバー(『ポケットモンスター 金・銀』)9票
シルバーが始めて登場したのは、『ポケットモンスター 金・銀』でした。「世界で一番強いトレーナー」になるためには手段を選ばず、性格は非情で冷酷。
物語序盤では「ウツギ研究所」から御三家ポケモンを盗み出すという前代未聞の行動を披露しました。

また、弱いものを徹底的に見下しており、とくに「ロケット団」に対しては「一人一人は弱いくせに、集まって威張り散らして偉くなったつもりでいる連中」と強い嫌悪感をあらわにしています。その背景には、彼の父親が関係しているのだそう…。

そんなシルバーですが、主人公やチャンピオンのワタルと接するにつれ、徐々に心境が変化。最終的には手持ちのポケモンを褒めるようになったり、懐かないと進化しないゴルバットがクロバットになっていたりと、ポケモンに対する愛情が芽生えていました。

【読者の声】(一部抜粋)

・ライバル史上初めてポケモンを盗んだから。

・最初は悪態つくし泥棒までするけど、垣間見える優しさ。クロバットが何よりの証拠だよ。

・ツンデレキャラを初めてシルバーで知った。

1位:グリーン/シゲル(『ポケットモンスター 赤・緑』)18票
堂々の第1位に輝いたのは、初代ライバルのグリーン。『ポケットモンスター 赤・緑』に始まり、『青』、『ピカチュウ』およびリメイク作の『ファイアレッド・リーフグリーン』にて、プレイヤーの前に幾度となく立ちはだかりました。

グリーンはポケモン研究の第一人者であるオーキド博士の孫ということもあり、自信家でとても偉そう。
その上、嫌味や自慢話ばかり繰り広げてくるので、当初はあまりいい印象を持てなかった人も多いのではないでしょうか?

しかし、その実力は誰しもが認めるところで、作中では先んじてチャンピオンの座に君臨。続編の『金・銀・クリスタル』では「トキワジム」のジムリーダーを務め、後の作品でも強敵として度々登場しています。

【読者の声】(一部抜粋)

・ライバル界の代表。

・ライバルと言ったらこの人! アローラでレッドと一緒に来る親友なところもいい。グレンじまでの嘆きも高ポイント!

・言動がいちいちムカつくのに憎めない本当の意味でライバルだったから。

・やはり主人公の前に立ちはだかる伝説のポケモントレーナー!それがグリーン!!チャンピオン戦でのセリフもBGMも歴代最強!!本当に大好きなキャラクターです!!

1位:グリーン/シゲル(『ポケットモンスター 赤・緑』)18票

2位:シルバー(『ポケットモンスター 金・銀』)9票

3位:ジュン(『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』)7票

同4位:ホップ(『ポケットモンスター ソード・シールド』)6票

同4位:チェレン(『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』)6票

本アンケートでは、ほとんどが拮抗した得票数になっていた一方で、やはり初代ライバルのグリーンには多くの票が寄せられていました。その魅力や人気は、発売から25年が経った今でも色褪せることはなかったようです。

ここからは、惜しくも5位圏内に入れなかったライバルキャラを、読者からのコメントと共に紹介していきます。

ハウ(『ポケットモンスターサン・ムーン』)

それまでのゲームの枠でいえばライバルだが、ストーリー内では自分に張り合ってくるライバルではなく、一緒にしまめぐりを進める友達という印象だった。悪の組織に立ち向かう時などは、彼の存在に和まされながら、彼の成長に感動したりもした。

ヒュウ(『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』)

妹と妹のポケモンのために敵組織に殴り込む姿が切なくも逞しくていい。あとBGMがかっこいい。


カルム(『ポケットモンスター X・Y』)

X・Yは特にライバルが多かったシリーズだけど、彼と一番バトルしたと思う。殿堂入りしたあとも彼だけは1日一回バトルしてくれた。それがすごい嬉しかった。

ミツル(『ポケットモンスター ルビー・サファイア』)

ポケモンにハマるきっかけがポケスペの4章で、ミツルくんの容姿や性格がいいなと思ったから。ミツルくんの全てが好きです。
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