本稿では、過去の大会を振り返りつつ、『マリカにじさんじ杯』の見どころをご紹介。「気になっていたけど、まだ見たことがない…」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
ライバーたちの個性が10秒で分かる「選手紹介」
『マリカにじさんじ杯』は、1期生から新人まであらゆるライバーが入り乱れる無礼講のイベント。普段では考えられないほどの大人数が参加するため、まさにお祭りのような盛り上がりを見せます。
そんなイベントに熱気を注ぎ込むのが、毎年メイン司会を務める剣持刀也さん。とくに参加ライバーたちを的確かつユーモアたっぷりに紹介する前口上は、必見と言えるでしょう。
1人につき、わずか10秒程度の紹介ですが、『マリオカート』の実力やそのライバーのキャラクター性をギュッと圧縮。さらに紹介文と合わせて、にじさんじ愛あふれる“二つ名”を付けるのもお決まりとなっています。
たとえば去年行われた『第3回マリカにじさんじ杯』では、アルス・アルマルの選手紹介でそのセンスが爆発。「デカァァァァァいッ説明不要!!顔のでかさ14m40cm!」という説明と共に、「核弾頭」という二つ名が読み上げられました。
他にも、「しくじり先生」郡道美玲、「罪と罰」鈴鹿詩子、「砂の国のミリオンゴッド」イブラヒム、「地雷系サキュバスプリンセス」魔界ノりりむ、「最強のおじさん」舞元啓介など、多彩な二つ名が誕生。そのネーミングセンスに視聴者が沸き立ったことは言うまでもありません。
もはややりたい放題!?自由すぎる待機画面
また、レースが始まる前の待機画面も大きな見どころ。大会では全員の視点をつないだ本配信のほか、各ライバーがそれぞれ配信枠を用意しますが、毎度カオスすぎるアピールタイムが繰り広げられます。
『第3回マリカにじさんじ杯』では、ジョー・力一(じょー・りきいち)さんがおどろおどろしい“闇のゲーム”の始まりを告知。実際にはダントツで最下位予想1位の力量でしたが、まるでデスゲーム主催者のような風格を見せていました。
さらに清楚でおしとやかなはずのシスター・クレアさんは、なぜか“ちくわ”と一体化した姿になって画面を上昇…。衝撃的な光景に、剣持さんも思わず目を疑ってしまったようです。
アピールタイムの目的はそれぞれ違っており、勝利に貪欲な姿勢を見せるライバーも。えるさんはコース選択で「ミュージックパーク」が選ばれるよう、巧みに宣伝していました。
白熱のレースを繰り広げる猛者たち
もちろん『マリカにじさんじ杯』は、お祭り的な要素だけでは終わりません。レース本番では、研鑽を積んだライバーたちが手に汗握るデッドヒートを繰り広げます。
これまでの総合順位を振り返ってみると、第1回大会では「にじさんじ」屈指の強豪・成瀬鳴さんが初代チャンピオンに。優勝候補の1人とされていた葛葉さんは、1ポイント差で2位となりました。
しかしその雪辱を晴らすかの如く、2019年12月に行われた第2回大会では実力を見事に出し切り、葛葉さんが初優勝。その際には、「主人公という言葉の呪縛から解放された」という名言も残しています。
さらに前回大会、『第3回マリカにじさんじ杯』も大波乱の展開。3位は社築さん、2位は不破湊さん、そして1位の座をふたたび成瀬さんが獲得することに。大会の規模が拡大し、ゲームの上手いライバーが増えていく中、初代チャンピオンが王座を奪還するエモーショナルな展開になりました。
そんな『マリカにじさんじ杯』ですが、今年は例年とはちょっと変わったスケジュールで実施される予定。18日に団体戦、19日に個人戦が行われ、さらにその1週間後に個人戦の決勝が行われます。
今年は一体誰が優勝に輝くのか、勝負の行方を最後まで見届けましょう!