12月10日、『Pokemon LEGENDS アルセウス』(ポケモンレジェンズ アルセウス)にて、新たな姿の「ビリリダマ」(ヒスイビリリダマ)が発見されました。

「ヒスイビリリダマ」は、これまで知られていた「ビリリダマ」が「でんきタイプ」だったのに対して、「くさ」と「でんき」の複合タイプであることが判明。
そのせいか、見た目も身体の半分が木製になっており、表情はどこかニンマリとしています。

また公式サイトの説明によると、体内には無数の種子が詰まっているとのこと。しかし、頭の穴を覗いても真っ暗で何も見えないらしく、身体の中がどういう仕組みになっているのかは不明と記載されていました。

そんな「ヒスイビリリダマ」の出現に伴って、ネット上では様々な説が唱えられているようです。

ビリリダマは大昔からモンスターボールに擬態していた?
一応説明しておくと、「ビリリダマ」は、「モンスターボール」に擬態したポケモン。作中ではモンスターボールが世に売り出された頃に、それを製造している会社で発見されたと言われており、身体を構成する物質は自然界に存在するものではないのだそう。

しかし、後の「シンオウ地方」である「ヒスイ地方」で「ヒスイビリリダマ」が発見されたので、現在のモンスターボールが出回る前から「ビリリダマ」自体は存在していたということになります。ただ、『ポケモンレジェンズ アルセウス』で用いられる「ぼんくりのみ」から作られた木製のモンスターボールに見た目がそっくりなため、擬態自体は昔からしていたのでしょう。

とはいえ、おそらく「ヒスイビリリダマ」はどこかのタイミングで我々のよく知る「ビリリダマ」に変異しているはず。そのきっかけとなったのは、一体何なのでしょうか?

ビリリダマは人類を恨んでいる?
「ビリリダマ」は、『ポケットモンスター サファイア』及び『ポケットモンスター アルファサファイア』の「ポケモンずかん」によると、「モンスターボールに強力なパルスを浴びせた時に生まれたと噂されている」のだそう。しかし、「アローラ地方」で発見された通常と異なる姿のポケモン(リージョンフォーム)は、その環境に適応した姿。

この前提が、「ヒスイビリリダマ」を含む「ヒスイ地方」で新たに発見された既存のポケモンたちに適用されるのであれば、真相は違うはず。


おそらく、「ヒスイビリリダマ」は、「ヒスイ地方」で用いられていたモンスターボールが使われなくなったタイミングで、現在の「ビリリダマ」に変異したのではないでしょうか。擬態先が形を変えたのなら、「ヒスイビリリダマ」もまた、環境に適応するために姿を変える必要があったのかもしれません。

その一方で、ネット上には「ヒスイビリリダマ」と「ビリリダマ」の表情の違いに対して様々な説が浮上していました。実際に2匹を見比べてみると、しかめっ面の「ビリリダマ」に対して、「ヒスイビリリダマ」はニンマリとした表情を浮かべています。

この表情の違いについて、「自然素材だったボディが人類のエゴにより機械的に作り変えられたストレスからしかめっ面になった」という説を唱える人が多く見られました。確かに、「ヒスイビリリダマ」は人類に対して友好的な様子で、一方の「ビリリダマ」は人に触られただけで「じばく」してしまいます。

もしかすると、「ヒスイビリリダマ」から「ビリリダマ」に変異する過程で、人類に恨みを持ってしまったのかもしれません…。

真実のほどは定かではありませんが、「ヒスイビリリダマ」には今後も注目したほうが良さそうですね。『ポケモンレジェンズ アルセウス』で一体どんな真相が明らかになるのか、発売日を待ちましょう!
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