それぞれ違った“シンオウさま”を信仰する「コンゴウ団」と「シンジュ団」
「コンゴウ団」と「シンジュ団」は互いに異なった思想を持っている模様。
そして、それぞれを束ねる長として登場するのが「コンゴウ団」の「セキ」と「シンジュ団」の「カイ」。彼らは互いに違った考えを持っていることから対立してしまうこともあるらしく、その歴史は古くから続いているようです。
また両者とも、本作の舞台「ヒスイ地方」に伝わる“シンオウさま”という存在を信仰している様子。しかし、それぞれの組織で言い伝えられている「シンオウさま」の姿は異なっているとのこと…。
おそらく、双方で言い伝えられている「シンオウさま」の姿が異なっているのは、重んじている概念が違うからでしょう。つまり、それぞれの主張から察するに「シンオウさま」は時間か土地にまつわる神、またはその両方である可能性が高いと言えます。
「ヒスイ地方」が後の「シンオウ地方」であることを考慮すると、「コンゴウ団」の信じる「シンオウさま」は時間を司る神のポケモン「ディアルガ」。そして、「シンジュ団」が重んじる土地という言葉は、そのまま“空間”に置き換えることが可能ですね。よって、「カイ」たちが信仰する「シンオウさま」は、空間を司る神のポケモン「パルキア」だと考えるのが適当だと思われます。
“シンオウさま”の謎を紐解くハクタイシティの像
その一方で、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の舞台である「シンオウ地方」の「ハクタイシティ」には、気になる像が存在していました。それは街の右側にある、ディアルガにもパルキアにも見える像。
おそらくこの像は、「ヒスイ地方」で信仰されていた「シンオウさま」の姿を模したものだと思われます。また、ディアルガにもパルキアにも見えるのは、「コンゴウ団」と「シンジュ団」の思想が混じり合った結果なのではないでしょうか?つまり「コンゴウ団」と「シンジュ団」こそが、「シンオウ地方」誕生のカギを握っているのかもしれません。
ここで気になるのは、表題にもなっている「アルセウス」が物語にどう関わってくるのか。ひょっとすると、『ポケモンレジェンズ アルセウス』では予想だにしない展開が待っているのかもしれませんね。