ここ最近、“美少女プラモ”ブームが巻き起こっていることをご存じでしょうか。その人気はアニメキャラなどにとどまらず、ゲームのヒロインたちも続々商品化されている模様。
最近では、『ウマ娘 プリティーダービー』トウカイテイオーのプラモ化が話題を呼んでいます。

トウカイテイオーのプラモ化に反響続出
ゲームやアニメの大ヒットにより、『ウマ娘』ではさまざまなプロジェクトが進行中。2021年8月に開催された「ウマ娘 プリティーダービー 3rd EVENT WINNING DREAM STAGE」では、マックスファクトリー「ダイワスカーレット」やねんどろいど「ゴールドシップ」など、いくつものフィギュア化が発表されて話題を呼びました。

そんな中、ひときわファンの注目を集めているのが、2022年に発売される予定の『Figure-rise Standard トウカイテイオー』。こちらはフィギュアではなく、自分で組み立てて完成させるプラモデルでの商品化となります。

「Figure-rise Standard」シリーズは、バンダイから発売されている新機軸のプラモデル。プラモデルといっても接着剤などは必要なく、組み立ては非常に簡単です。トウカイテイオーも、そんな特徴を生かした商品となることでしょう。すでにファンたちは、「テイオーがプラモ化!?いいぞバンダイもっとやれ!」「テイオーのプラモ、超ほしい!」と発売を待ちきれないようです。

今“美少女プラモデル”がアツい!
『Figure-rise Standard トウカイテイオー』のような商品は、いわゆる“美少女プラモ”と呼称されます。これは、ポーズをとったキャラクターをそのまま飾るフィギュアとは異なるジャンル。自分で組み立て、好きなポーズを決められるのが特徴で、パーツをカスタマイズすることも1つの楽しみ方です。


昨今ではコトブキヤの『フレームアームズ・ガール』をきっかけとして、そんな美少女プラモのブームが誕生。同社のオリジナルロボット『フレームアームズ』を美少女化した同シリーズは大人気となり、アニメ化されるほどのヒット作となっています。

その後もコトブキヤは、『メガミデバイス』や『創彩少女庭園』といった美少女プラモデルシリーズを続々開発。その人気もあってか、2021年度の営業利益は約332%の大増益。美少女プラモデルブームの熱気を世に知らしめました。

もちろん、ブームの火はゲーム業界にも。『メガミデバイス』は、コロプラの人気スマホシューティングゲーム『アリス・ギア・アイギス』とコラボ。兼志谷シタラや一条綾香といった同作の人気キャラクターたちが続々とプラモデル化しています。

他にも、ゲームクリエイター・小島秀夫氏が立ち上げたコジマプロダクションのシンボルキャラクター「ルーデンス」がプラモ化し、話題になったことも。今やゲーム業界と美少女プラモは、切っても切れない関係と言えるでしょう。

コトブキヤに勝るとも劣らない! バンダイ驚異の新技術
ブームの火付け役となったのは「コトブキヤ」ですが、「バンダイ」も負けていません。トウカイテイオーが発売される「Figure-rise Standard」シリーズでは、『ガンダム』や『ソードアート・オンライン』といった、ゲーマーにとっても馴染み深い作品の美少女がプラモデル化されています。


また、固定モデル専門の別ブランド、「Figure-riseLABO」でも『ガンダム』や『新世紀エヴァンゲリオン』の人気キャラクターをプラモデル化。最新作である式波・アスカ・ラングレーは、プラグスーツの“透け感”にまでこだわった造形によって話題を呼びました。同ブランドの商品はアニメキャラがメインですが、今後ゲーム系のキャラクターが追加されることも期待したいところ。

ひとまずは、新たな試みとなる『Figure-rise Standard トウカイテイオー』の発売を待つばかり。こうした商品の盛り上がりによっては、今後ますます美少女プラモの人気が加速するかもしれませんね。
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