特に2021年は、ユーザーが待望していた新要素の実現や、ゲームプレイが快適になる改修などが行なわれました。しばらく休止しているユーザーが知れば、驚いてもおかしくない展開が少なくありません。
そこで今回は、2021年に『FGO』で起きた興味深い展開や新機能の実装などを振り返り、どれだけの変化があったのかお伝えします。これを機に、今一度『FGO』に戻ってみるのも一興ですよ。また、改修で遊びやすさが向上したので、新規で始めるか悩んでいる方も、判断材料としてご覧ください。
なお、今回はシステムの新機能や改修を中心にお届けするため、新実装のサーヴァントについては、その全てをフォローしていません。サーヴァントに関しては、今後機会があれば、その際に改めてお伝えします。
■「村正」実装に沸くものの、新展開は大人しめな1月
2021年は、新サーヴァント「千子村正」の実装と「お正月特別パネルミッション」で幕開けを迎えました。特に村正の話題性は抜群でしたし、恒例の福袋に挑む声がSNSなどに飛び交いましたが、新要素という意味ではまだ大きな動きはありません。
1月20日に始まった「いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~」では、「★4(SR)鬼一法眼」が配布されました。層が薄くなりがちな全体攻撃宝具持ちのアサシンだったので、戦力強化に役立ったユーザーも多いことでしょう。
■バレンタインの新要素「スーパーロックオンチョコ」が彩る2月
2月に入ると、まず「聖杯戦線 ~ブルータスよ、おまえもか~」が登場。
また2月といえば、バレンタインの季節。「サン・バレンティーノ! ~カルデア・ビター・バレンタイン2021~」が行なわれ、「★5(SSR)カレン・C・オルテンシア(アムール〔カレン〕」が実装されました。ですが、注目点は新サーヴァントだけではありません。
このバレンタインイベントで、新たなチョコ「スーパーロックオンチョコ〔ストロベリー〕」と「スーパーロックオンチョコ〔ブルーベリー〕」が登場しました。このチョコを渡すと、対象のサーヴァントにイベント限定の特効スキルが付与。推しサーヴァントを更に活躍させられる、嬉しいアイテムと言えます。
そしてもうひとつ、「ビター・シャドウ・チャレンジ」クエスト限定で使えるもうひとつのマスタースキル「ゴッドバズーカ」も、なかなかインパクトのある要素でした。いずれもイベント限定なのが残念ですが、次回のバレンタインイベントで再登場するのか、期待大です。
■塔イベントに励んだ3月
3月の前半は、「カルデアボーイズコレクション2021」や「聖杯怪盗天草四郎 ~スラップスティック・ミュージアム~」など、ホワイトデーに合わせた恒例の催しを順次開催。そして3月24日には、「アキハバラ・エクスプロージョン! ~願いの街と愛を刻まれた彫像たち~」が始まりました。
「アキハバラ・エクスプロージョン!」は、定期的に開催されている踏破型イベントのひとつ。
■12種類もの霊衣を一挙追加した4月
4月といえば、こちらも恒例のエイプリルフール。今年は「Fate/Freedom Order ~ボクとアナタのユナイト戦争~」が4月1日0:00に始まり、4月2日23:59に終了しました。限られた期間しか遊べないアプリの配信は、今も手を変え品を変えつつ続いています。
その後は、ハンティングクエストやピックアップ召喚、第13弾のサーヴァント強化クエストなどが行なわれました。ちなみに、この強化クエストで「ヴラド三世(バーサーカー)」の宝具が2度目の強化を果たし、汎用性の高い単体攻撃宝具持ちとしての地位が高まります。
そして4月26日に、「輝け! グレイルライブ!! ~鶴のアイドル恩返し~」がスタート。配布サーヴァント初のフォーリナークラスとして「★4(SR)謎のアイドルX〔オルタ〕」が登場したほか、ユニークな性能を持つ「★5(SSR)ミス・クレーン」も実装。また、霊衣が一気に12種類も追加されたのは、大きな出来事と言えるでしょう。
「輝け! グレイルライブ!!」を逃した方のために復刻して欲しいところですが、本イベントは、アプリ「Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM」とのコラボレーション。
ちなみに「輝け! グレイルライブ!!」では、センターに配置されたサーヴァントに「クリティカル威力アップ」「スター集中度アップ」「毎ターンスター獲得」といったボーナスが付く「センター効果」が、イベント限定で用意されていました。これもまた、推しを輝かせる嬉しいシステムです。
■例年にないほど夏イベの復刻が早かった5月
5月の頭は「輝け! グレイルライブ!!」が引き続き行なわれていたため、この月に幕開けを迎えたのは、まずは5月12日スタートの「聖杯戦線 ~僕のスーパー・キャメロット2021~」。今回の変更点は、表示やUIの改修が主でした。ただし、ゲーム内の新要素として通常の敵よりも強力な「強敵」が登場し、聖杯戦線に新たなアクセントが加わります。
そして5月19日に始まったのが、「復刻:サーヴァント・サマーキャンプ! ~カルデア・スリラーナイト~ ライト版」。夏イベントの復刻は恒例行事ですが、それを5月に開催するのはまさしく異例。早すぎる夏の到来に驚く声もありましたが、メインクエストの新章配信が近いため、そちらへの関心も高い時期でした。
■新章の幕開けにボックスガチャイベント開催と目まぐるしい6月
待望の第2部 第6章「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」が、6月11日より開幕。ブリテン異聞帯を舞台とする壮大な物語に、多くのユーザーが引き込まれていきました。
ですが、この時に実装されたのは前編のみで、後編は7月14日に公開。
このタイミングで実装された新サーヴァントで最も注目を集めたのは、「★5(SSR)モルガン」でした。彼女は2つのNP獲得スキルを持ち、クリティカルも得意な全体攻撃宝具持ちのバーサーカー。汎用性の高さやが関心を集め、獲得に励んだマスターも少なくありません。
更に6月は、「幕間の物語キャンペーン」の第16弾や、「★5(SSR)アルトリア・キャスター」のピックアップ召喚などが飛び出したほか、滑り込みの6月30日に「復刻:Grandネロ祭 ~2021 Early Summer~」が始まります。
「復刻:Grandネロ祭」は、いわゆるボックスガチャで提供される報酬を、上限なしで得られるイベント。通年ならば9月頃に開催されるタイプのお祭りですが、今回は前倒しの6月に実施。夏イベントの復刻といい、これまでにないスケジュール進行を見せた年になりました。
■『FGO』初の“宝具換装”が登場した7月
この月の前半は、主に「復刻:Grandネロ祭」が占めましたが、7月14日に「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」の後編が幕を開けます。そしてこのタイミングで、「★5(SSR)妖精騎士ランスロット」と「★4(SR)パーシヴァル」が新実装。「パーシヴァル」は☆4ながら優秀な性能を持っていましたが、今回特筆したいのは「妖精騎士ランスロット」について。
「妖精騎士ランスロット」は、『FGO』初となる2つの宝具を持つサーヴァント。
宝具の切り替えは霊基再臨段階で調整できますが、単体攻撃から全体攻撃への一方通行のみなら、スキルを使うことで戦闘中でも切り替え可能。状況に合わせて換装できる宝具の登場は、新たな可能性を感じさせてくれます。
ちなみに第2部 第6章の後編が配信されましたが、ブリテン異聞帯の物語はまだ終わりを迎えておらす、8月に届く追加ストーリーでその結末が語られます。約3ヶ月にわたるメインクエストの実装も、例年にない新展開と言えるでしょう。
■「サーヴァントコイン」実装で育成・戦略の幅が大きく広がった8月
2021年に展開した『FGO』の新要素といえば、この8月が最も注目すべきタイミングと言えるでしょう。周年イベントも今年で6回目を迎え、8月1日に始まった「Fate/Grand Order ~6th Anniversary~」に合わせ、様々な施策が行なわれました。
まずは、全32騎の★5サーヴァントの中から任意で選んだ1騎をもらえる「特別召喚」の実装。★5サーヴァントのプレゼントは以前もありましたが、そちらは期間限定でした。この「特別召喚」は恒常コンテンツなので、これから『FGO』を始める方でもその恩恵を受けられます。ストーリー召喚のサーヴァントも対象なのがポイント高し。
そして、サーヴァントのさらなる育成要素素として「サーヴァントコイン」が登場。
ただし「アペンドスキル」は、コインで獲得した後のLV上げには、素材各種が求められ、最大LVに上げたい場合は伝承結晶も必要です。費やすリソースは少々高めですが、「アペンドスキル」の中には“自身のNPを10~20%チャージした状態でバトル開始”といった効果を持つ「魔力装填」もあり、決して侮れません。
この「魔力装填」を上手く組み合わると、戦略の幅も膨らみます。例えば、限界突破していない「カレイドスコープ」(NP80%チャージした状態でバトル開始)でも、最大レベルの「魔力装填」があれば、あらゆるサーヴァントが1ターン目から宝具を発動できます。
「カレイドスコープ」がなくとも、NP30%を獲得するスキルを自前で持っていれば、「魔力装填」とイベントなどでも手に入るNP50%チャージの概念礼装と組み合わせるだけでOK。多くのサーヴァントが、宝具の即時発動をやりやすくなりました。
推しサーヴァントを更に強くできたり、戦略の幅が広がるなど、「サーヴァントコイン」の登場によって『FGO』に新たな刺激が訪れます。ただしひとつだけ難点を挙げると、新要素の育成を進めることでコインの枚数が足りなくなる場合も少なくありません。
コインの主な入手方法は、ガチャなどでサーヴァントを入手した時と、絆のLVアップ時。しかし、絆上げだけでは育成要素に必要なコイン全ては賄えません。例えば、1枚しか引いていない★5サーヴァントの場合、入手分と絆上げ分のコインを合わせても、LV120までは到底育てられないのです。
またLV100からLV120まで上げるには、大量の経験値に加え、聖杯が10個必要と育成ハードルもなかなか高め。そのため、とことん育成するのは推しサーヴァントに絞り、あとは使い勝手の向上を目指して何人かのキャラに「魔力装填」を開放させるくらいでいいかもしれせん。この「魔力装填」だけでも戦いの幅がかなり広がるので、かなりお勧めです。
ちなみに「サーヴァントコイン」実装後に配られた配布サーヴァント(復刻含む)に限り、そのイベント内報酬で配布サーヴァントのコインが手に入ります。報酬のコインだけで全ての育成要素は賄えませんが、そのほとんどはフォローできるので、8月以降に登場した配布サーヴァントは、LV上限突破や「アペンドスキル」の開放がかなりやりやすくなっています。(各種素材は必要ですが)
そして、こちらは一見ささやかですが、「種火集め」と「宝物庫の扉を開け」に、上位クエストの「極級」が登場した件も見過ごせません。というのも、「超級」と比べても報酬が大きくアップしており、獲得リソースの効率化が向上しました。
さらに、QPの所持上限も20億QPまで引き上げ。これまでの9億9999万9999と比べ、一気に2倍のQPを貯めることが可能になりました。新要素を含めた育成コンテンツの拡大、アペンドスキルによる戦略の広がり、リソースの効率化にQP貯蓄上限の改善と、8月だけで目まぐるしいほどの環境変化が訪れます。
また、この8月に実装された新サーヴァントも、『FGO』の環境に大きな影響を与えます。まずは、6周年に合わせて実装された「★5(SSR)光のコヤンスカヤ」は、バスター系バフを得意とし、最大50%のNPとスキルチャージ短縮を味方ひとりに付与できるスキルを持つ名サポーターとして登場。特にスキルチャージ短縮が戦略に新たな一面を加え、バスター系サーヴァントの使用頻度向上に一役買いました。
加えて、第2部 第6章の締めくくりとなる追加エピソード「戴冠式」が8月4日に配信されましたが、物語の完結を記念したピックアップ召喚が8月11日に始まり、ストーリーに深く関わった「★5(SSR)オベロン」が新たに実装。こちらも、大きな話題となりました。
注目された理由はいくつもあり、物語における存在感の大きさは大前提ですが、漫画家・羽海野チカ氏によるキャラクターデザイン、新たなクラス「プリテンダー」としての実装、そしてクセこそ強いものの強力なサポート能力を持ち、スキルによるNPの総配布量がアルトリア・キャスターと並ぶなど、魅力を挙げればキリがないほど。
その話題性の高さは、2021年12月20日に行なわれた「#Twitterトレンド大賞」アワードの発表からも窺えます。このアワードでは、Twitter上でトレンドになったワードベスト20が発表されましたが、この「オベロン」は堂々の第8位にランクイン。「ウマ娘」や「スマブラ」を上回る順位を獲得するほど。注目ぶりを裏付ける証となりました。
■上限なし&快適取得が嬉しい「海賊の宝箱」と、サポート編成枠の改善に注目集まる9月
濃密な展開が詰め込まれた8月が過ぎると、「カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~」が9月8日にスタート。これまでと比べると遅めの夏イベントになりましたが、第2部 第6章の配信が6~8月に行なわれたため、ずれ込むのも止むなしといったところでしょう。
イベントに合わせて配布されたのは、「★4(SR)レオナルド・ダ・ヴィンチ」。水着に着替えただけでなく、クラスはルーラーに。単体攻撃宝具持ちのルーラーが配布されるのは、今回が初でした。
また本イベントでは、特定のアイテムがランダムで手に入る「海賊の宝箱」が登場しました。この「海賊の宝箱」は獲得上限がなく、頑張った分だけ天井知らずで報酬がもらえる優れもの。宝箱は一度にかなりの数を開けられたので、ボックスガチャタイプよりも苦労が少ない点も好評を博しました。
この9月はシステム面でもさらなる改善が施され、サポート編成が10枠まで拡大。また、「通常」枠と「イベント」枠、それぞれ最大3セットまで設定できるようになったため、多くのサーヴァントをサポートに登場させやすくなりました。
同一サーヴァントをセット内に複数登録することはできませんが、概念礼装はこの限りではありません。例えば、概念礼装の「カルデア・ティータイム」を、「アルトリア・キャスター」、「スカサハ=スカディ」、「玉藻の前」の3騎全員にもたせて登録できるので、貸す側・借りる側ともに、選択の幅が大きく広がりました。
■ハロウィン大復活の10月
8月以降、新要素や嬉しい改修などが続きましたが、驚きの新展開はこの10月にも訪れました。ここしばらくの『FGO』はハロウィンイベントと疎遠でしたが、2021年に大復活。しかも、まずは2015年・2016年・2017年のハロウィンストーリーを振り返る「チェイテ・ハロウィン・トリロジー ウルトラデラックス総集編!」が、10月6日に始まりました。
「エリザベート・バートリー」が深く関わるハロウィンイベント三部作をまとめて楽しめるのはもちろん、各イベントの配布サーヴァントも再配布。いずれも復刻済みのイベントでしたが、三度目の入手機会がこの時に訪れました。
そして、新イベント「ハロウィン・ライジング! ~砂塵の女王と暗黒の使徒~」が10月20日に配信開始。合わせて、「★4(SR)エリザベート・バートリー〔シンデレラ〕」(ライダー)が配布されました。NP最大30%チャージのスキルがあるので単体宝具の発動もしやすく、アタッカーに必要なバフも持ち合わせているため、手軽な即戦力として有望なサーヴァントです。
■「探偵ミッション」や「スキル演出の高速化機能」など、控えめながらも嬉しい要素が届いた11月
切れ目のない展開は続き、11月3日からは「復刻:超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020 ライト版」が行なわれ、また11月17日には「昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪! 消えたノッブヘッドの謎」がお目見えするなど、イベントがみっしり詰まった一ヶ月になりました。
「昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪!」では、「★4(SR)謎の蘭丸X」(アヴェンジャー)が配布サーヴァントとして登場。また、本イベントに用意された「探偵ミッション」はプレイ意欲の向上に繋がる新要素となり、控えめながら良システムと言えるでしょう。
ちなみに、「昭和キ神計画 ぐだぐだ龍馬危機一髪!」に合わせて新規★5サーヴァントが2騎実装されましたが、イベントに登場した他の面々の実装を望む声が多く上がったのも印象的でした。イベント復刻の際には、また注目が集まることでしょう。
システム面では、11月10日に「スキル演出の高速化機能」が追加されました。スキル演出中に画面をタップすると、その演出が高速化。この改修に喜ぶユーザーの声が、当時のSNSに広がります。
■ボックスガチャの受け取りが大改修! 快適度がぐんと増した12月
様々な「メインクエストクリア応援キャンペーン」や、第18弾の「幕間の物語キャンペーン 」などで幕を開けた12月。そして、この合間を縫うように「メイキング・クリスマス・パーティー!」が12月13日にスタートしました。
今年のサンタ役は「マルタ〔サンタ〕」。〔神性と悪魔と死霊〕特攻状態の付与をはじめ、様々な支援効果を得られる宝具持ちのキャスターです。支援系サーヴァントが少ない方は、彼女の登場に喜んだことでしょう。
「マルタ〔サンタ〕」の可愛さも目を引きますが、この時に大きな話題となったのが、ボックスガチャの改修。これまでは、1度引くごとに最大10個のプレゼントしかもらえませんでしたが、今回の改修を経て、1度で最大100個のプレゼントを受け取れるようになりました。
最大100個の受け取りは、「当たり」入りを出し終わった11回目以降という制限こそありますが、1度のタッチで効率が10倍に跳ね上がる改善は目を見張るばかり。実際に味わってみましたが、ボックス開けの苦労は以前と比べて雲泥の差でした。
また、100個を一度に受け取れる関係から、プレゼントボックスに入る「猛火」と「大火」もまとまりやすくなり、容量の圧迫が比較して小さくなりました。ひとつの改修が他の要素にも良好な影響を与える結果となり、まさに良いことづくめです。
このボックスガチャの改修は、長年ユーザーが抱いていた夢を実現するものでした。2021年を締めくくるにふさわしい改革と言えますが、『FGO』の展開はまだ終わりを迎えません。年の瀬も迫った12月22日に、「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」が訪れ、この年最後のイベントで、行く年に華を添えます。
「ツングースカ・サンクチュアリ」では、4日連続でレイドバトルを展開。コヤンスカヤとの決着をつける怒涛の物語と共に、多くのユーザーがそれぞれのレイドバトルに参加する盛り上がりを見せました。
■2022年も目が離せない『FGO』、ガチャにいよいよ“天井”が!?
2021年に訪れた『FGO』の主だった新要素は以上となります。ですが、本作の進化や新展開は、新年を迎えても続きました。今回の締めくくりとして、2021年内に発表され、2022年1月に実装された新要素を最後に紹介します。
まず見逃せないのは、「ツングースカ・サンクチュアリ」の終了と入れ替わる形で「★5(SSR)闇のコヤンスカヤ」が実装されました。彼女は、最大30%のNPを味方全体に付与できる全体攻撃宝具持ち。この組み合わせは、現状ではまだ他に誰もいないので、戦力面でも非常に頼りになります。
ですが今回注目したいのは、彼女の実装と同時に用意された「確定召喚」です。これは、規定回数(330回)以内にピックアップ対象の★5(SSR)サーヴァントが必ず1騎召喚される、という新機能。一般的に“天井”と言われることも多い、確実にピックアップサーヴァントを入手できる機能が『FGO』にもやってきました。
【「確定召喚」について】
・ピックアップ対象の★5(SSR)サーヴァントを、規定回数(330回)以内に必ず1騎召喚。
・召喚回数のカウントは、有償聖晶石(1日1回限定の「1回召喚」を含む)、無償聖晶石、呼符での召喚が対象。
・召喚回数は、各期間限定ピックアップ召喚ごとにカウント。日替りでピックアップ召喚の内容が切り替わる場合、それぞれ個別に召喚回数をカウント。
・特定の召喚でピックアップ対象の★5(SSR)サーヴァントを1騎召喚できた場合、それ以降、その召喚では本機能は適用されません。
また、サーヴァントのレベル上限解放に必要な「聖杯」を任意で獲得できる「聖杯鋳造」を実装。これは、「サーヴァントコイン」を2000枚奉納することで聖杯1個と交換できる新機能です。
サーヴァントコインは新たな育成に欠かせませんし、とことんまで育てようと思った場合、相当入手しない限り、レア度に関わらずコインは足りなくなりがち。とはいえ、戦闘で使うつもりのないサーヴァントなら、コインを育成に使う必要もありません。そういった事情で余るコインを集めれば、この新機能を利用し、聖杯と引き換えることができるのです。
「聖杯鋳造」の施設は、「ツングースカ・サンクチュアリ」のプロローグ/エピローグクリア後から利用できます。イベント自体は既に終わっていますが、このプロローグとエピローグは第2部 第6章をクリアした後にターミナルからプレイ可能です。
イベント未体験でもこの条件を満たせば「聖杯鋳造」を活用できるので、現役で遊んでいない方もご安心ください。なお、鋳造できる聖杯の個数に制限があり、月ごとに2個まで。また、コイン2000枚の奉納はそれなりに大変なので、月ごとの個数制限と奉納コインのバランスを見極めてご利用ください。
■休眠マスター&新規ユーザー向けの施策も展開中
2021年だけでも、これだけの新要素や新たな展開を迎えました。「宝具換装」が可能なサーヴァントが今後増える可能性もありますし、「サーヴァントコイン」を使った育成で推しが更に輝くことでしょう。
「種火集め」と「宝物庫の扉を開け」に加わった「極級」を利用し、以前よりも手早い育成も可能です。QPを稼ぎすぎても、今は20億QPまで貯められるので、ゆとりが大きく増しました。ボックスガチャの改修も、育成意欲を後押ししてくれることでしょう。
昨年だけでこれだけの成長を遂げた『FGO』。休止していた方は、こうした展開を機に、今一度戻ってみてはいかがでしょうか。「カムバック連続ログインボーナス」をもらうだけでも、かなりお得です。
また、新規ユーザー向けには、今だけスタートダッシュキャンペーンに特別なボーナスが追加されます。こうした嬉し施策を見逃さず、『FGO』をもう一度、もしくは新たに楽しんでみてください。
【メインクエストの消費AP 1/4】:1月31日 23:59まで
・メインクエスト第2部 第2章までの消費APが、1/4になります。
【スタートダッシュキャンペーンのログインボーナスに特別ボーナス追加】:1月15日 3:59まで
・上記期間中、7日目のボーナスが2倍に。適用されると、「聖晶石60個」「呼符20枚」「フレンドポイント4,000pt」「200万QP」「叡智の猛火ALL★4(SR)40枚」「黄金の果実20個」が、7日目に受け取れます。
【カムバック連続ログインボーナス】:1月15日 3:59まで
・2021年12月1日 0:00 ~ 12月31日 21:59までの期間にログインを行っておらず、2022年1月14日 3:59までに「特異点F 炎上汚染都市 冬木」をクリアしたユーザーが対象。
・対象者が期間中に連続ログインすると、最大で「聖晶石30個」「フレンドポイント14,000pt」「叡智の猛火ALL★4(SR) 16枚」「黄金の果実16個」がもらえます。
ちなみに次回のイベント「復刻版:レディ・ライネスの事件簿 -Plus Episode-」は、1月中旬に開催される予定です。また、第2部 第7章「Lostbelt No.7」も年内に開幕予定。イベントやメインクエストもお見逃しなく!