インサイドでは以前「前編」として真崎杏子・天上院明日香・十六夜アキの3人を取り上げましたが、今回は『ZEXAL』以降のヒロインたちをピックアップ。彼女たちが一体どんなデュエリストだったのか、その目で確かめてみてください。
(1)「遊☆戯☆王ZEXAL / ZEXAL II」観月小鳥:使用デッキ「代行天使」
最初にご紹介するのは、「遊☆戯☆王ZEXAL / ZEXAL II」のヒロイン・観月小鳥。主人公・九十九遊馬の幼馴染みにしてクラスメイトです。
「初代」「GX」「5D’s」と、時間軸を進めながら同じ世界を描いてきたアニメ「遊戯王」シリーズですが、「ZEXAL」からは世界観を一新。そこで小鳥は新シリーズの出だしにふさわしく、王道の幼馴染みヒロインとなっていました。
デュエルの腕は今ひとつだった彼女ですが、『遊戯王 デュエルリンクス』などのゲームでは「代行天使」というデッキを使用。「代行天使」は相手の行動を妨害するカウンター罠を使いつつ、モンスターの効果や魔法によってそれを使い回す、かなり上級者向けのデッキです。
ちなみに小鳥が「代行天使」を使う背景には、とある秘密が隠されているという説も。実は小鳥の声を担当する声優・小松未可子さんはかなりの腕前を誇るデュエリストであり、「代行天使」の使い手でした。
「ZEXAL」放送当時には、本人役と小鳥役、一人二役でスターターデッキのCMに出演したこともあります。
(2)「遊☆戯☆王ARC-V」柊柚子:使用デッキ「幻奏」
「遊☆戯☆王ARC-V」のヒロインといえば、元気溌剌なツッコミ少女・柊柚子。弱小デュエル塾「遊勝塾」の塾長の1人娘で、日夜デュエルの腕を磨いています。その腕前はかなりのもので、主人公・榊遊矢に白星をあげたことがあるほど。
そんな彼女が使うデッキは、「幻奏」。「幻奏の歌姫ソプラノ」「幻奏の音女オペラ」など、音楽用語が名前となっているのが特徴で、融合モンスターを駆使して戦います。
ネタバレになってしまうため詳しくは言えませんが、「ARC-V」には柚子にそっくりな顔の女の子たちが3人登場します。それぞれ自分のデッキを持っており、「月光」(ムーンライト)、「WW」(ウィンドウィッチ)、「LL」(リリカルルスキニア)の使い手。彼女たちのカードを上手く組み合わせ、デッキを作ってみるのも面白いかもしれません。
(3)「遊☆戯☆王VRAINS」財前葵/ブルーエンジェル:使用デッキ「トリックスター」
最後にご紹介するのは、「遊☆戯☆王VRAINS」のヒロインである財前葵。同作はVR空間「LINK VRAINS」が発展した世界を舞台としており、葵はその空間を作り上げた大企業「SOLテクノロジー社」社員の妹というポジションでした。
謎のハッカー集団・ハノイの騎士とデュエルで戦う日々を送っていますが、そんな彼女にはとある秘密が…。
葵/ブルーエンジェルの使うデッキは、「トリックスター」。相手がカードをドローしたり、モンスターを召喚したりする度に、効果ダメージを与えるモンスターを複数展開。じわじわとLPを削っていく戦略を得意としています。
盤面のロック&バーンダメージという戦略は、少々ヒロインらしからぬイメージがあるかもしれません。一時は環境でも猛威を奮っており、『マスターデュエル』ではキーカードが制限カードに指定されています。そのため構築難度が高めですが、葵になりきりたいならぜひチャレンジしてみてください。
以上、本稿では「遊戯王」シリーズに登場するヒロイン3人をご紹介。興味を持った人はアニメをおさらいするか、『マスターデュエル』でデッキを再現してみてはいかがでしょうか。